マイケル・ジャクソン愛と哀しみの真実
2009/12/17(Thu) Category : 人物
「マイケル・ジャクソン愛と哀しみの真実」を見た。
とある街角。エンストした車の横にたたずむマイケルに
ファンの男の子が「頭の火傷を心配していました」と言う。
困っていたときにかけられた言葉。
それが自分の身を案ずる言葉だった。
愛情に飢えていたマイケル。
男の子の純真な愛情(自分を心配してくれたこと)に打たれたのかも知れない。
やがて、その子も家族もネバーランドへ招待するようになる。
そこへ、ネタになると思った離別した男の子の父親が関わるようになる。
その父親が、「子どものために」家を広くする資金を援助してくれと無心する。マイケルは承諾した…。
あきらかに逸脱だった。
男の子と必要以上に懇意になったのも暴走だった。
理性で止められない暴走が起こっているとき、その背景には癒されていないIC(インナーチャイルド)がいる。
ネバーランドがマイケルの心をそのまま表しているが、
子どもらしい子どもを過ごしたいICが心の中にいる。
彼が子どもに惹かれ、子供たちをランドへ招待するのは、
自分が父親からされたかったことを子供たちにしているのだろう。
自己投影だから、理性による歯止めはきかず、
代償行為だから、いつまでもその行為はやむことがない。
そのマイケルの弱みをハイエナは突く。
何しろ相手は、子どもに弱い、お金を持った大きな子ども。
狙った獲物は離さない。
そこへ児童虐待などという大義が加われば、有象無象が寄ってたかる。
潔白であるマイケルは裁判に臨むが、相手は最も卑劣な手を使ってきた。
潔白であるにもかかわらず示談金にした意味が、ようやく分かった。
証拠と称して、全裸にされて好きなように写真を撮られる。
もう裁判なんぞどうでもよい、早く終わらせたい―そう思うのも無理はないだろう。並の人間では持たない。
------------------------------------------------------
10年後に現れた“たかり家族”。
ここでもマイケルは同じ過ちを繰り返してしまった。
籠の鳥であったマイケル坊や(IC)の代わりに、
その家族には野放図な自由を与えた。
自分でも気づかない間に“環境”に汚染されダウンしていくモラル。
モラルが高いときは犯罪は遠い世界だが、低いときは隣の世界だ。
やがて、その家族が利用されるところとなる。
信頼のおけそうなジャーナリストまで荷担するとは…。
マイケルは、父親のように信頼できる人に自分を理解してほしかったのだろう。
疑似親だからこそ、無防備にICをさらけ出してしまったのではないか。
あの買い物もお父さんに甘えたかった姿
あの少年の手を握りしめていたのも、自分が父親からされたかったこと
“奇行”というけれど、
私にはマイケル坊やの寂しく、哀しい悲鳴にしか見えない
それにしても、ひどい。
小さな男の子を大人社会がよってたかっていじめている。
しかし、今度はマイケルは逃げなかった。
自分の前に登場する人間は「鏡」。
他でもない自分が招き寄せた鏡。
そこに写っているのは、紛れもない自分の姿。
マイケルは、自分と闘う覚悟を決めた。
トーマス・メゼロウ弁護士―極めて有能な助っ人が傍についてくれた。
そして、裁判中10kgも体重を落とす心理戦を闘い抜く。
無罪!
------------------------------------------------------
怖い話だ。
まず、ここまでして一人の人間を追い詰めるものなのか!ということ。しかも、手段を選ばない。大人社会に翻弄されて自分の本心を偽らざるを得なかった子供たちもまた、深い心の傷を負ったことだろう。
次に、共依存の世界(支配と服従の世界)のそういう勢力につけいる隙を与えてしまったのは、自身にも共依存してしまうところがあったということ。
代償行為とは、結局人を道具にすることである。
そういう意味で、無意識だがマイケルも人を道具にした。
だから、相手も自分を道具にした。
そこに巨額のマネーがあるから、道具の世界に棲む有象無象がよってたかって来る。
マイケルの魂は純粋だった。
だが、癒されていないICは父を求めてハラスメント界にとどまり続けた。
闇(ハラスメント界)は光を追い出したかったのだろう。
その光を守ったトーマス・メゼロウ―すごい人である。
マイケルが父親に抱きしめてもらってさえいたら―ふと、そう思う。
(母とのことはわからないので置く)
しかし、思う。
マイケルが、「癒す」というテーマにたどり着いたのも、これらの事件からの学びだったのかも知れない、と。
彼は、ICを、子供たちを、地球を、「癒す」事が必要だという大きく切実なメッセージを残して逝った。
そして、思う。
光は、その存在が消えるとなくなるのではない。
真実が分かったときに、なおいっそう光り輝くのである。
------------------------------------------------------
それから、今日の番組でよくわかったことだろう。
情報は操作できる。
だから、これからの世界はますます自分の直感が意味を持ってくる。
直感と感情を土台に置かない思考など役に立たなくなってくるだろう。
人に惑わされず
自分を信じて動こう。
【マイケル・ジャクソン 「Bad」】
「Ask me ~!」
マイケルが強調しているところ、私には
「自分の胸に聞いてみろ!」
と言っているように思います。
【追記】
こちらにマイケルジャクソンの歌の素晴らしい和訳があると教えていただきました。ありがとうございました。
・マイケルの遺した言葉
・「THIS IS IT」!!!!
・マイケルジャクソンのオックスフォード大学講演~自律への闘い
とある街角。エンストした車の横にたたずむマイケルに
ファンの男の子が「頭の火傷を心配していました」と言う。
困っていたときにかけられた言葉。
それが自分の身を案ずる言葉だった。
愛情に飢えていたマイケル。
男の子の純真な愛情(自分を心配してくれたこと)に打たれたのかも知れない。
やがて、その子も家族もネバーランドへ招待するようになる。
そこへ、ネタになると思った離別した男の子の父親が関わるようになる。
その父親が、「子どものために」家を広くする資金を援助してくれと無心する。マイケルは承諾した…。
あきらかに逸脱だった。
男の子と必要以上に懇意になったのも暴走だった。
理性で止められない暴走が起こっているとき、その背景には癒されていないIC(インナーチャイルド)がいる。
ネバーランドがマイケルの心をそのまま表しているが、
子どもらしい子どもを過ごしたいICが心の中にいる。
彼が子どもに惹かれ、子供たちをランドへ招待するのは、
自分が父親からされたかったことを子供たちにしているのだろう。
自己投影だから、理性による歯止めはきかず、
代償行為だから、いつまでもその行為はやむことがない。
そのマイケルの弱みをハイエナは突く。
何しろ相手は、子どもに弱い、お金を持った大きな子ども。
狙った獲物は離さない。
そこへ児童虐待などという大義が加われば、有象無象が寄ってたかる。
潔白であるマイケルは裁判に臨むが、相手は最も卑劣な手を使ってきた。
潔白であるにもかかわらず示談金にした意味が、ようやく分かった。
証拠と称して、全裸にされて好きなように写真を撮られる。
もう裁判なんぞどうでもよい、早く終わらせたい―そう思うのも無理はないだろう。並の人間では持たない。
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10年後に現れた“たかり家族”。
ここでもマイケルは同じ過ちを繰り返してしまった。
籠の鳥であったマイケル坊や(IC)の代わりに、
その家族には野放図な自由を与えた。
自分でも気づかない間に“環境”に汚染されダウンしていくモラル。
モラルが高いときは犯罪は遠い世界だが、低いときは隣の世界だ。
やがて、その家族が利用されるところとなる。
信頼のおけそうなジャーナリストまで荷担するとは…。
マイケルは、父親のように信頼できる人に自分を理解してほしかったのだろう。
疑似親だからこそ、無防備にICをさらけ出してしまったのではないか。
あの買い物もお父さんに甘えたかった姿
あの少年の手を握りしめていたのも、自分が父親からされたかったこと
“奇行”というけれど、
私にはマイケル坊やの寂しく、哀しい悲鳴にしか見えない
それにしても、ひどい。
小さな男の子を大人社会がよってたかっていじめている。
しかし、今度はマイケルは逃げなかった。
自分の前に登場する人間は「鏡」。
他でもない自分が招き寄せた鏡。
そこに写っているのは、紛れもない自分の姿。
マイケルは、自分と闘う覚悟を決めた。
トーマス・メゼロウ弁護士―極めて有能な助っ人が傍についてくれた。
そして、裁判中10kgも体重を落とす心理戦を闘い抜く。
無罪!
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怖い話だ。
まず、ここまでして一人の人間を追い詰めるものなのか!ということ。しかも、手段を選ばない。大人社会に翻弄されて自分の本心を偽らざるを得なかった子供たちもまた、深い心の傷を負ったことだろう。
次に、共依存の世界(支配と服従の世界)のそういう勢力につけいる隙を与えてしまったのは、自身にも共依存してしまうところがあったということ。
代償行為とは、結局人を道具にすることである。
そういう意味で、無意識だがマイケルも人を道具にした。
だから、相手も自分を道具にした。
そこに巨額のマネーがあるから、道具の世界に棲む有象無象がよってたかって来る。
マイケルの魂は純粋だった。
だが、癒されていないICは父を求めてハラスメント界にとどまり続けた。
闇(ハラスメント界)は光を追い出したかったのだろう。
その光を守ったトーマス・メゼロウ―すごい人である。
マイケルが父親に抱きしめてもらってさえいたら―ふと、そう思う。
(母とのことはわからないので置く)
しかし、思う。
マイケルが、「癒す」というテーマにたどり着いたのも、これらの事件からの学びだったのかも知れない、と。
彼は、ICを、子供たちを、地球を、「癒す」事が必要だという大きく切実なメッセージを残して逝った。
そして、思う。
光は、その存在が消えるとなくなるのではない。
真実が分かったときに、なおいっそう光り輝くのである。
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それから、今日の番組でよくわかったことだろう。
情報は操作できる。
だから、これからの世界はますます自分の直感が意味を持ってくる。
直感と感情を土台に置かない思考など役に立たなくなってくるだろう。
人に惑わされず
自分を信じて動こう。
【マイケル・ジャクソン 「Bad」】
「Ask me ~!」
マイケルが強調しているところ、私には
「自分の胸に聞いてみろ!」
と言っているように思います。
【追記】
こちらにマイケルジャクソンの歌の素晴らしい和訳があると教えていただきました。ありがとうございました。
・マイケルの遺した言葉
・「THIS IS IT」!!!!
・マイケルジャクソンのオックスフォード大学講演~自律への闘い