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脳脊髄液減少症裁判―幸せな社会へと変えていく闘い

2010/01/19(Tue) Category : 知ってほしい病
【「脳脊髄液減少症―真実を隠蔽する大人と闘う少女」の続き】

Mさんのために3年半にわたって闘い抜かれた裁判が、さる12月11日結審した。裁判にあってはいろいろと大変な思いもされたことだろう。よく頑張られたと思う。お母さんは言う。

『私にも知識がなかったので、病気が分かる前は、「がんばって!」との
言葉しかいえなくて、、、、 でも、髄液が漏れてる画像を見たときに、、、後悔しました。
「がんばれ!」なんて言わなきゃよかったって!!

無知は悲劇を生む・・・・これが私の一番いいたいことです。 』


--------------------------------------------------------
お母さんは、脳脊髄液減少症の認知を広めるため、厚労省や行政への働きかけなどに尽力してこられた。この裁判もその一つである。
この裁判は、『学校現場での教師の過失の有無と、「事故」と「脳脊髄液減少症」の因果関係を認めさせ、治療費はもとより、慰謝料や逸失利益の支払いを命じることの適否について全国で初めて司法の判断が示される画期的な意義をもつもの』となる。


『この病気の発症の多くは、交通事故です。それで、損害保険会社はこの病気が病気として認められることを非常に恐れています。30万人と言われている患者に保険金を支払わなくてはならないからです。それで、病気の確立を阻止しようとして、躍起になっています。

患者を一人も診察したことのない医者(脳神経外科の権威者といわれているが、)に反対文献を研究費という名目で多額のお金をだし書かせています。その内容は、古い文献の寄せ集めで、他の医者のあら捜しのような内容です。その文献は都内のあちこちの病院に損保より配られています。また、さまざまな学会にも損保は顔を出し、研究費を配り、「実際にある病気をないもの」にしようとしています。神経外傷学会は、「こんな病気はない」という反対の立場に立ちました。

また、現在、残念ながら、裁判所もこの医者の書いた文献を判決の基準にしていますので、「髄液漏れ」の事実が認められていません。本来、病人を助けるべき医者により、患者はますます苦しめられています。

また、100人ほどの専門医は、相当な圧力をかけられ、意気消沈しています。治療をしてあげたくても、保険庁からの指導により、保険適用がみとめられず、新患の受付をストップしている病院もあります。病院を辞めざるを得ない先生もいらっしゃいます。このままでは、治療のできていない99%の患者たちは、今後治療もできなくなります。

また。厚労省が作った研究チームも専門医は2人しか入っていません。他は反対者ばかりです。なので、熱海の先生が、1いうと感情的に10反対意見をのべて、研究も一向に進んでいないそういです。このままでは、「実在する病」が「ないもの」になってしまいます』


--------------------------------------------------------
『無知は悲劇を生む』―わが子を苦しみに追いやってしまったことへの痛切な反省。そして、もう二度とこのような思いをする人が出てほしくないという心からの願い。その思いで始めた国民周知への活動と裁判という闘い。

しかし、全国民の「幸せ」を願うがゆえの闘いが、「お金(利潤追求)」という官民挙げての優先価値の前に苦戦を強いられている。ここに、今の社会体制が何を目的としてシステム化されているのかがよくわかる。社会の指標としているのはGDP(国内総生産量)であってGNH(国民総幸福度)ではない。国民の幸福を無視してまで利潤追求に走る社会の姿がそこに現れている。

目標とする姿(ビジョン)が変われば、人の行動も変わり社会も変わっていく。ブータンのようにGNHを国家指標にすれば、税金の使い方も社会システムのあり方も変わっていくだろう。ポリシーが変わると言うことは、判断基準、行動基準が変わると言うことなのだ。すると、被害者を捨て置くような、このような動きは起こらないはずだ。


この裁判に勝訴すれば、そして、それが交通事故被害者の方々の裁判に影響していけば、国民の自動車に対する見方の変化、道路のあり方の見直し、学会の姿勢の変化、専門医の増加、脳脊髄液減少症治療大国への道など、いろいろな変化を惹起していくだろう。つまり、社会が変わっていくと言うことである。
この裁判は、その大河となりゆく源―分水嶺からわき出す清水のような第一歩となる裁判である。

人々が泣き寝入りをせず、それぞれの体験の場でこのような動きが広まっていけば、人が生きる上で何が大切なのか、どのように人生を送ることが幸せなのか、そのために社会はどうあるべきなのか、草の根からの社会変革が広がっていくだろう。やがては、GDP競争という意味のない競争から降りる時が来るだろう。


そのような闘いをこのご家族はされている。
結審に当たって、Mさんの気持ちが裁判所で読み上げられた。




★-------------------------------------------------------

この度は、今回の事故の裁判で中山先生を始め、たくさんの方々にとてもお世話になり感謝で胸がいっぱいです。心からお礼申しあげると共に、この裁判の最後に私の気持ちをお伝えしたいと思います。

私は、あの事故からそれまで当り前だと思っていた生活を失い、たった一つしかない私の健康な体を失いました。健康しかとりえのなかった私は、初めて経験する頭痛、めまい、吐き気などにとまどいながらも、あの事故の日から今日まで精いっぱい生きてきました。

生きてきた・・・

この言葉は大袈裟に聞こえるかもしれません。
でも、私にはとても長く・・・苦しみながら、必至で毎日を生きてきたのです。

まだ病名もわからなかった中学生のころは、何度も何度も自ら命を断とうとしました。簡単な気持ちで死にたいと思ったんじゃない・・・昔の健康な体と事故後の何もできない体を比べた時、どうしようもなく悔しかったんです。

気持ちばかりが焦って、でも体はついてこなくて、元気だったころの私自身がうらやましくて・・・
でも原因はわからなくて・・・
何かやろうとしても結局周囲に迷惑ばかりかけてしまうだけでした。
そんな私と周囲との間に溝が出来て取り残された気がして辛かったんです。

大人になれば、もっと辛いことがあると自分に言い聞かせても
中学生の私にはあの頃の現実を受け入れることは不可能でした。

初めて自分の胸に包丁をあてた時、
「何で私なの・・・?」と涙がとまりませんでした。


生きていることから逃げようとした自分が許せなくて、
それでも死にたくて・・・・
そんな矛盾だらけの気持ちにさらに追い打ちをかけるように発覚した先生の嘘。

もう、何もわからず、誰を信用していいか分かりませんでした。
先生を信用していたからこそ、何も話さなかった自分が馬鹿みたいでした。

病名がわかった今も、あの頃受けた傷は心身共に深く残り続けています。
きっと、これからも消えることはありません。



もうすぐ、私は二十歳になります。
同級生は進学、就職をし、社会の一員として輝くなか、私は働くことも進学することもできず、周囲の同級生を何度もうらやましく思いました。

人生は一度きりなのに、私の人生はあの日を境に何もかも変ってしまい
今までもこれからも病気と向き合いそのことを第一にして生きていかなければいけないのです。抱いていた夢も、希望も、当たり前だった生活も、健康な体も、経験するはずの学生生活もすべて失いました。


あの事故さえなければ・・・あの事故を未然に防げていたなら
私の体はこんな風にならなかったかもしれない・・・

私は、こんな体になりたくありませんでした。

高望みはしません。
ただ、みんなと同じように当り前の生活を送りたいだけなのです。



私は女性として生まれ、多くの方が味わう出産も厳しいと言われました。
そんな希望も持てない悔しさを、健康だったからこそ今の自分がもどかしい気持ちをどうかわかって頂きたいです。健康な体が、どれだけ素晴らしく尊いものか・・・


過去にしがみついていても、もう私の体が元に戻ることもありません。
ただ、あの日の授業で一人の人生が変わってしまったことの重大さをわかってほしい・・・
私の体を、夢や希望を奪ってしまったことをわかってほしい・・・

先生にとって、私はたくさんいる生徒の一人に過ぎない。
それでも、そんな私の人生を変えてしまった責任をほんの少しでもわかって感じてほしいです。

出来ることなら、私の体を・・・人生を・・・返してと
声を出して叫びたいです。


私の気持ちが少しでも先生に届くことを願っています。



★-------------------------------------------------------

裁判官の中には目を潤ませていた方もいたという。
勝訴となり、同じ病で苦しまれている多くの人の人生を救うことにつながることを祈りたい。

2月26日判決がおりる。



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はじめまして

同病の先輩患者様の所から来ました。
声をあげる事も出来ない仲間、また、原因が解からずに苦しんでいる方たちが全国に相当数いて苦しんでいます。

私も含め、皆さん死ぬ思いの症状の他に社会の無理解に遭い集団リンチを受け続け何度も何度も命を絶った方が楽だと思いながら毎日を過ごしています。

過去から現在「原因不明の~交通事故後遺症で~」等の悲しい出来事の裏にはこの真実が隠れています。

私は交通事故からですが、正直この日々に負けそうになります。
同病患者様や数少ない理解者の方々がいる事で僅かな希望が持てています。

幾度と無く取り上げて頂き本当に有難うございます!

 

普通の生活をしたい。
周りには認知されない。
誰にもわかってもらえない。
自分でもわからない。

苦しいなぁ。


自分の心が泣いている感じがします。

無知どころか、それを知ってて無いものにしようなんて、心が怒っています。

なんだか今、表面では感情がでないんだけど、心が静かに共鳴してる感じ。

GNHが高くなる一人として、自分から幸せになる。自然にしてて、周りも一緒にいたらあったかいなぁって言って貰えるような人になりたいな。

これから世の中は、心のハッピーが広がっていくって思う。
信じてる。

 

私も祈ります。

読みながら、ボロボロと泣いてしまいました。
こんなことがあっていいのでしょうか。
絶対にMさんとお母さんの闘いを無駄にしてはいけない。

私も祈ります。

 
    
 
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