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子育て心理学:第5部 8)家族機能の総まとめ

2010/02/05(Fri) Category : 心理学
子育て心理学
第5部-子どもに「何を」育てるのか?(自我形成編)

■8)家族機能の総まとめ

自我形成編も最後となりました。簡単に図示しておきましょう。

Family's function

1,赤ちゃんにとっての母親
 ①自分の居場所→人と社会に対する基本的信頼
 ②ありのままの自分(Be)でいい→セルフエスティーム(自尊心)
 ③自分を表現して(Do)いい→セルフエフィカシー(自己効力感)
 ④I’m OK.You’re OK. →基本的人権

2,家庭(安全基地)はすべての家族にとっての「癒し」と「回復」の場
 ①肯定的ストロークを無条件に与える。
 ②欲しいストロークは遠慮せずに要求する。
 ③欲しいストロークがきたら「ありがとう」と感謝して素直に受け取る。
 ④欲しくないストロークは断る。
 ⑤自分自身にストロークを与える。

3,PAを育む
 ①親個々人が成熟した自我状態を持つ
 ②親相互が自我境界をしっかりと持つ
 ③夫婦連合、世代間境界をしっかりと持つ
 ④「言っていること」と「やっていること」が一致(自己一致)している
 ⑤親の背中を見て子は育つ



なんだか、すべて当たり前のことですね。
このように成長できるように、発達課題がうまく社会の中に組み込まれているのが文化であり伝統です。このように成長できないということは、その文明のあり方がどこかいびつであるということです。
気づいた人からこれを実行し、自らがよき伝統の源流となっていけるといいですね。




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新興宗教か について

確かに、私もまるで新興宗教のようだと感じたことがありました。 若いときから 何となく生きにくさを感じていた私でしたが、特定の宗教に属することはできず、宗教には一抹の恐怖感を抱いてたので。   しかし、IP, ICという概念で説明されると合点のいくことが多く、息子の発言には中尾さんが説明してくれる内容と見事に一致する言葉が多かったので、、経験的に納得がいきました。自分もとらわれていたものが何だったのか少しずつ整理がつくようになりました。ともかく、プロセスに意味があるのだ、それで少しでも息子がそして私が救われるのならという思いでした。宗教的とも思いましたが、高度な理論に裏付けされている点もあり、精神科で薬づけにされるより、はるかに救われる人が多いのではと思いました。

 

ふとしさま

わたくし宛にコメントいただきありがとうございます。

おっしゃる通りだと思います。
昔だったらきっと宗教に走っていたような方が、いまはこういったカウンセリングに向かっているのだと思います。
それで助かる人がいるのだから否定などしません。
ただこちらのトピをみて率直な感想を述べました。
折しもたまたま数日前に、
篠田節子さんの「仮想儀礼」を読んだからかもしれません。

 

6歳の娘を持つ主婦さまへ

宗教を信じる事には基本的に人の心を安んじるためと適当な倫理規範を構築するため、という機能があると思います。これまで日本人に固定した宗教を持たない人が多かったのは心の安定が地域社会内の様々な人との触れ合いにより維持され、道徳的観念も自然と継承されてきたからであり、それが望めなくなった以上はカウンセラーという「伝道師」の「宗教」を心のよりどころとするということは必ずしも悪いことではないのではないか、とも思われます。

 

息子を持つ母より さま

私のコメントに目を留めていただき、
コメントまでいただき感謝しております。
ありがとうございました。

日々子育てで四苦八苦しております。高い意識など持ち得ておりません。
こちらを読んで感じたのは、カウンセリングも一種の新興宗教ではないかという気がいたしました。

 

6歳の娘を持つ主婦さまへ

私も中尾さんのブログを夫より薦められて、読むようになりましたが、始めのうちはやはり辛くなりました。渦中にある自分には厳しすぎて、一時は離れていました。しかし、ふと気づいたことは 中尾さんは 徹底して子どもの見方であること、つまり私達の inner child の見方なのです。辛い日々は3年間続きましたが、最近はようやく 自分が少しずつ楽になってきた気がします。親が楽にならなければ 子は楽になりません。6歳の娘を持つ主婦 さんはお子さんがまだ6歳なのに、早くも高い意識をもっていることが羨ましいです。お子さんはきっと素敵なお嬢さんになるでしょうね。

 

はじめまして

支配する親(だったと思います)で検索してこちらを拝見しました。
膨大な記事なので、いくつか興味をもったものを拝見させていただきました。しかし読み込んでおりませんので失礼があることは最初にお詫びいたします。
そのうえで感想を。

結果には必ず原因がある。当然のことです。
子供を持つ身なので、親の立場で読んでいましたが、自分自身子供でもあったのでどちらの立場にも置き換えて読みました。

そして感じたことは、
カウンセリングをなさる方でさえ、完璧な親、理想の親像を押し付けるのだな~ということでした。
読んでいてつらくなってしまいました。




 
    
 
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