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親の本性を現す記憶がある

2010/02/09(Tue) Category : 親の諸相
ひまだ~
あ~、ひまだ~
ひまだ、ひまだ、ひまだ~……

と、何度思ってもまだ

ひまだ~…



身動き取れない

首も動かせない

だから、ただベッドの上で目を開けているしかない

見えるのは、天井の木目だけ…



しかし…それがプリント木目だから単調!なんの揺らぎもない

天然なら、いろいろと変化があってイメージも展開するんだろうけど…

ウッワ~~~ ヒマ!!



あ、お母さんが来た!

私が自分でできないからおむつを替えにきたんだ

嬉しくってつかまえようと手を伸ばす

だけど、手もうまく動かないんだ、これが…なんて、不自由な身体なの!

口だって、アワアワ言うだけ。

こんなにいろいろと思っているのに、何の役にも立たない口!

あぁ、もどかしい! 
と思っている内に、
お母さんは私をチラと見るだけで行ってしまったぁー、あ ぁ ぁ…・ ・ ・  ・



 ・ ・ ・ ・ ・



なんにもない部屋に、また


一人


天井の単調な木目だけが迫ってくる


ウッワ~~~…・・ ・ ・  ・   ・    ・     ・








---------------------------------------------------------
…ある方のゼロ才の時の記憶である。

昨日、幸せな出産の記事を書いたが、吉村正医院長も「人を愛することが幸せ」と言っていた。テレビに登場した女性も、赤ちゃんを胸に抱いたときの感動が忘れられず、もう一人ほしいと言っていた。

一方で、上記のように放置される赤ちゃんもいる。
以前も、テレビの前に放置されていた赤ちゃんのことを書いたことがあった。
人は内的現実を生きている

親に事情はそれぞれあるだろう。が、起き上がることもできず、コミュニケーションも取れない状態で、茫漠たる時の中に放置される―それは、一つの無間地獄だ。苦しかったからこそ、こうして脳裏に焼き付いている。そして今、生きづらさを抱えて生きている。


---------------------------------------------------------
ところが、たとえば赤ちゃん時代にネグレクトした母親が冷たく見えるかというとそうではなかったりする。

変に明るかったり、
心配性だったり、
世話焼きだったり、
勉強の面倒を見たり、
躾にうるさかったり…
ちょっとおかしさやしつこさを感じるが、まぁどこにでもいるお母さんの一人かなとも思えて子は混乱する。あの赤ちゃんの頃に放置されていた記憶と、物心ついて以降のとにかく介入してくる母親の像が結びつかないから。

けれど、その母親の根っこに「愛情飢餓」と「存在不安」があることがわかれば、すべての行動が腑に落ちてくる。他の母親と同じように見えるが、そのすべての言動が“自分のため”であることに気づく。

・その言動で子を傷つけても、「何怒ってんの?」とニコニコして傷つけたこともわかっていない。
・自分の心の内側を見たくないから子の心配ばかりするのだが、それが「心配な子」(=心配かける子になれ)という呪いとなって子に伝わり、子はその望み通りに育っていく。
・自分の出番(存在価値)を確保するために、「あなたはしなくていいの」と手を出して世話を焼き(自分でするなという禁止令)、手足をもがれた子は「世話の焼ける子」という役割を演じさせられ続けていく。
・自分のことを自分の母親(祖母)に認めさせたいために、わが子を勉強に追い立てる。子は、人ではなく「優秀作品」。
・子の感情を受け止めなくてすむように、言葉遣いからマナーから徹底して型に押し込める(鋳型成形)。


…ほんの一例づつを示してみたが、このようにすべての行為は「子のため」ではなく「自分のため」であることがわかる。

もし、自分の家庭は普通に見えるのに、なぜか息苦しい。生きづらい―そういう思いがあるとしたら、小さい頃の記憶に遡ってみて欲しい。何気ないけれど印象に残っているシーンの中に、親の本質が隠れていたりするものだ。



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そして、いつも思うのだが、人は生まれたときからちゃんと意識を持っている。
だからその子が伸びたいように伸ばせば素晴らしい個性が花開き、素晴らしい社会になると確信しているのだが(人の可能性はすごいなといつも思うので)、残念ながら経済戦士を創り上げることに特化している今の文明社会の中で洗脳された大人達は、早期教育から始まって長年にわたって鋳型成形し続けて輝きを失わせていく。素晴らしい「人」を、わざわざ金をかけて「ロボット」に作り替えていく。とても哀しい社会になってしまっている。

それを後押ししているのは、これまで言われてきたような「欲」とか「エゴ」ではない。「不安」である。自分が社会に所属し、型にはまりこみ、さらにはわが子をも自分と同じ型にはめ込んでいくことで、安心を得ようとする―哀しいけれど、ただ、それだけのこと。

生まれてきた赤ちゃんはどこも悪くない。
生きづらさを抱えている人は、その原因は親子関係にあると言ってよい。
そして、その親がそのようになっている原因もまた親子関係にある。

人々をそのような連鎖に巻き込んでいる根っこは、繰り返すが「存在不安」だ。

不安から逃走し続けることは、気持ちから逃げ続けること。
そしていつしか、不安から逃げ続けている人は、そのことだけで精一杯。

だから、連鎖を断ちきるためには、連鎖に飲み込まれた人達ができなかったことに挑戦するしかない。しなければ、いずれは自分もその人達の仲間入りをしていくことになる。

選択は自分に任されている―その選択とは、不安を含めた自分の気持ちと向き合うか否か、だ。


大丈夫です。

孤独や寂しさや不安と正面から向き合ったとき、
それらの気持ちに自分の方から寄り添っていったとき、
自分に受け止められたその気持ちは解消されていきます。

もちろん人間だから、それらの気持ちが全くゼロのロボットになるわけではない。でも、それらの衝動に突き動かされる人生からはおさらばできるのです。
そして、外的基準ではなく、気持ちで行動できる人生が待っています。






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