自分をつまずかせるIPプログラムを見つけよう
IP(インナーペアレンツ)はことあるごとに足を引っ張り、躓かせようとします。
そのたびに自分を責め、期限に制限を設け、完璧を目指させ(いずれも後で自分を責めるための布石)、感情に向きあう時間を与えず、そしてまた躓かせる…。IPさんもまた、ご苦労さん―いや、まったく(--;)
しゃくに障りますが、いわば一種の自動実効プログラムなので、“プログラム”に腹を立てたり嘆いたりしても仕方ありません。
その怒りや嘆きで感情エネルギーを浪費させ無力感、徒労感に落とし込むことさえもIPの戦略の一つですから、感情を揺さぶられることではないとスルーしましょう。
何しろ、感情がかき乱され動揺すればするほど「効果あり」と感じて、IP(プログラム)が強化されますから。つまり、このプログラムのエネルギーは自分を責めたり嘆いたりする感情なのです。
昨日、IPという堅固な城を落とすときのセオリーは「兵糧攻め」だということを書きました。城攻めにおける基本中の基本ですね。もう一つ、闘いにおいて基本中の基本ともいうべき戦略がありますね。それが、
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」(孫子)
またやっちまったーと自分を責めそうになったとき、面倒感、恥、罪悪感、不安や恐怖が襲ってきてどーんと落ち込んだときがチャンス! つまり、IPが自分を襲ってきたときがチャンスなのです。「待ってました!」とばかりに、どういうときにそういう感情(IP)が襲ってくるのかを冷静に分析してみてください。
すると、自分にどのようなIPプログラムが内在しているのかがわかります。IPのやり口がわかってくれば対策を取ることができるようになりますので、自分を観察してみてください。日常のすべてにIPが貼り付いていることに愕然とするかもしれませんが、なーに怖がることはありません。やがてははがれ落ちていきます。
以下は、ある方の対処法です(許可を得て掲載させていただきます)。
★行動前後の癖への対処------------------------------------
・必ず電車一本分遅れようとする
→さらに一本早い電車を目標にして、その時間ばかり考えて動く
・めんどくさいとかやりたくないとか思ったら、じゃあやらんとこうとする
→一瞬「やらん」フリをしたあとにサッと動いてみる
・「できないわたし」より「できなかったわたしを責めるわたし」が厄介で、一旦これが始まるとすごくしんどいし、夜もグッタリ寝ちゃって次の日にやることを残してたら逆に疲れがたまってずっと蓄積されて余計しんどいから、先にやっちゃって後でぐっすり寝ようねって思ってやるときが増えた。
★やるべきことに縛られる自分への対処--------------------------
休むっていうことを自分で許可しないと、クタクタだから休んでいるのにそれを後ろめたいことみたいに感じたら余計疲れるし、休むのがいけないことって思って疲れがとれてないうちに動かなきゃって思うから動いてもまたすぐ疲れたり‥っていう負のスパイラルの中にいたの。
だから忙しい日は特に「本当に」やってしまいたいことを紙に書き出すの。って言っても3つぐらいで充分かな。(「本当に今日・至急する必要があることだけ」ってのが大事。たくさん書かないほうがいい。たくさん書こうとしたら多分IPがまたあれもこれもって追加してきて混乱するから。そうなったら頭で考えてるのと同じだから紙に書く意味もなくなる。明日もできることは堂々と明日にまわす!)
で、書いたらとにかく書いたことを中心に過ごす。
もちろん書いたとおりにできないことが多いけど、そのうち1コでもできたら今日もよくやった!って潔く寝る!
今までは
あれもこれもやらなきゃ
→たくさんあるから効率よく計画的にやらなきゃ
先に計画を立てよう
→最初にあれして次にあれして~あっじゃあそれまでに○○と▼▼もできて‥(相対的にやらなアカンことが増えている状態)
ロボットじゃないんやから
元々動くの遅いんやから
こんなんこなせるかよってぐらい
理想的だった!プランは!
でもやっぱり机上の空論。
プランが完璧すぎるだけに一ヶ所にヒビが入ると全部音を立てて崩れる
→そんな自分を責め続ける
→余計に疲れて身動きがとれない
→やる事が結果的に多いまま・残ったまま次の日を迎えてブルー
→今度こそはとまた実現不可能なプランに走り~の繰り返し。
これやとどこかで自分を責めることになるからしんどかった。でも
→「最初から全部ちゃんとやろうとしない」
→「本当に」必要なことを見極める(わたしは書くと余計わかりやすかった)
→多くて3つって書いたけど3つもあったらどれか一つはできる。
→一つでもできたことを誉めて満足。
→昨日はこれができたから今日はこれっていう風につながる~
やっていることはおんなじでも逆回転みたいな感じかな!
自分にとって新しいほうの回転で得たものは多くて‥
なんていうか「できた」っていう思いが他のいろんなことを可能にさせてくれたっていうか‥一旦「できない」って思うとなんにもできなくなるっていうのと反対の事実がそこにあった。
効率なんかもね、頭で考えているより何回も経験積んだほうが断然よくなる。
本当の意味での効率の良さっていうのは頭じゃなくて体が教えてくれた。
経験を知っているから考えなくても体が動く。とっさのとき助けてくれる。
良い意味でもそうじゃない意味でも思考がわたしを連れ去ってくれるっていうのはあるけど、実際に動いてみなきゃ結局何も変わらない。
つまり一歩も進んでない状態
動くなら
おもいっきり
おもいっきり
楽しんでーー(*^o^*)
今日もいい1日だった!
余は満足じゃ(^o^)/
お腹いっぱい(*^o^*)♪
★気持ちへの対処-------------------------------------------
・怖い気持ちも日記にはきだして、ひとつの気持ちとして生かしてあげる
・「思い込み」とか「幻想」とか思って気持ちをやりすごすことが多かったけど、思い込みであろうがなんであろうがそう感じた気持ちがそこにあったっていうのは確実に自分がわかっているんだから流すこともないし、自分が押しつぶされそうになったら出せばいいってわかった。
★自分を大事にすること--------------------------------------
・ごはん食べたら何もできなくなる
→食べる前に化粧落としてコンタクトとってお風呂入ってからごはん
・人生のほとんどわたしは疲れていたから、少しずつでも軽くしていきたい
→疲れてても毎日マッサージもちゃんとする
・「疲れないこと」よりも「疲れをきちんととること」が大事ってわかった
・通販で頼んでたテーブルが来てからずっと元気なの!赤いテーブル買ったねん。やっぱり色から受ける影響もあるんやって実感!
★本当のおしゃれ(=生きるスタイル)---------------------------
・メディアによって「可愛さ」や「美しさ」が定義されつくした気がする。服もそうだし食事も仕事もぜんぶが画一的。チャップリンが工場のベルトコンベアに乗ってるのなんとなく覚えてるんだけど本当にそんな時代になったなあって思う。生きてるっていうより製造されているかんじやなあってつくづく思う。
以前は、馬鹿みたいに服を買い替えて高い化粧品をそろえて金欠になって、ぜんぶ満たされたはずなのにそれは一瞬のオアシスで、朝起きて一重の自分がそこにいるのを知ると泣きわめく日々。穴の空いた箱に違う形の積み木をどんどん入れてとにかくそこを埋めようとしていた。
でも今はちょっと違う。お金ないから毎日ほとんど同じ格好なんだけど、数が少ないなりにオシャレを楽しむようになった。本当に欲しい・必要な服しか買わないからタンスの肥やしってほとんどなくなった。
アパレルの販売員になった先輩が
「これを着たら、着た人みんなが絶対に可愛くなれる服なんてない。
大事なのは服に着られることじゃなく自分がどう着こなすか。」
って感じに言っていたんだけど今はそれがちょっとずつわかる。
わたしは今オシャレだと思う!
上の先輩の言葉は他のこと、例えば化粧や仕事にも当てはまるよね。
無理をしない生活の中で
栄養はきちんととって
ちゃんと寝るようにしたら
お肌がよみがえってきて
そうすると化粧の仕方はたくさん知らないけど毎日の化粧が楽しい!
★外に出ること----------------------------------------------
・パソコンしてて偶然見た記事―宇宙も自然も人間もみんな同じ生命エネルギー。わたしはたまたまそれが魂っていう形になっただけ。それを読んでから宇宙や自然がもっといとおしくなった!偉大だと感じるようにもなった!そして癒される!
・外に出ることがだいじってわかった。すごい気持ちがリフレッシュされる。空の力はすごい。でかける用事がない日でもちょっと散歩でもしてみようかな。
・出会う人は鑑。自分が変わらない限り、ずっと同じような人たちと巡り逢って
同じような関係性をくり返すって聞いたけど、今まで出逢った人、なによりわたしによく似ていたなあ。
★ミスる自分への対処---------------------------------------
・わたしは昔から「できない子」だったからいろいろやってしまうのは中尾さんもよく知ってくれてはるよね。そういうことがあったときギュッて抱きしめる。背中をトントンしたり。大丈夫、大丈夫やからねって言って。
自分を抱きしめるのは前からやっていたけど、今まではどこか形式的だった。でも最近は心から抱きしめられるようになってきた気がするよ。だってねスーッとするから。スーッとして心が落ち着いてくるの。
・50ccと見まちがって生クリーム500cc買って、ホンマにこんなにどうすんねんって思ってとりあえずパンに塗ったりしてたけど、今日飲んでもおいしいって気づいた!紅茶にはちみつと生クリームでわたしの大好きな味になる!朝からめちゃくちゃ贅沢やった!!
・うん、やっぱりわたしはわたしでいいんだ―なんて思えたころにまな板を倒したり、洗剤をボトルごとシンクの中に落としたり―。ってときに聞こえてきた声
「思う存分乱すがよい!わらわはそのようなことには屈せぬ!」
わたしの前世は日本のおひめさまだったんじゃないかと思うぐらい、特に時代劇も見ないし時代ものの本を読んでいるわけでもないのに、家を出てからこういう口調がでてくる。現代のわたしのことばになおすと‥
「どんどんやれや!そんなもん痛くもかゆくもないわ!!」
最後、いいですねぇ(^^)。
この方も、一歩一歩足を出すたびにつまづかせられ、転ばせられながらも、めげずに前を向いて歩き続けています。
躓いても転んでも、そういう自分を笑い飛ばして、泥水の中をよろめきながらも進んでいこう。そういうあなたが、セカイを開いていけるのです。
【スキマスイッチ 「全力少年」】