求めない姿勢で、「私は私」を取り戻す
IPの原点は飢えた親。要求してくる親です。その要求してくる親が自分の中に棲みついているわけですから、自分もあれこれと要求し始めるわけですね。いろんな要求の中で最も強いのは、「自分のことをわかって欲しい」「認めて欲しい」という欲求でしょうか。
この求める衝動に振り回されないために、「求めない」姿勢を身につけることも有効です。
★求めない---------------------------------------------
素晴らしい本と出逢った
「求めない――
すると
簡素な暮らしになる
求めない――
すると
いまじゅうぶんに持っていると気づく」
「求めない――
すると
いま持っているものがいきいきとしてくる」
【『求めない』 加島祥造】
最近―家を出てから―の私によく似ているなあ
なんて思いながら読み始めた冒頭。
読みすすめていくと
「求めない」ことで
ほんとうにほしいものがわかる
相手にも自分にも「求めない」ことで
自分が大切になる
自分が大切になると
自分の中に新しい命を感じる――
まさに自立への道のりについて書かれていた。
この作者はかなり歳だけど、自分から自立の道を選んだ人だったんだ
「求める」っていうのは人を動かす原動力。
ぜんぶしないわけじゃなくて「必要以上に求めることをやめる」
外に向いていた意識をへらすことで自然と内側に向けるから
自分らしく生きれるってこと。
本屋さんに入るの自体久しぶりで
入った瞬間から自分が変わった感じがしてたの
前みたいに急いで本や雑誌をとろうとしなくなった。
とにかくお店の中を歩くの
何周も何周も興味あるコーナーもないコーナーも歩く
特に何も考えずに
自分のアンテナにひっかかったものだけ手にとって見てみる
そうすると今本当に読みたい本と出逢える
そうやっていたときに出逢ったのがこの本。
助かったなあ
この本読んでから「相手に求めない」ってのがわかったのかも。
「もうこの人めんどくさいな」とか
「どうせフリーター馬鹿にしてるんや」みたいな思いがよぎると
「求めない」って言葉が頭に浮かぶ
そうすると心がスッと落ち着く
「必要以上に人に理解を求めない」
「何が大切か自分がわかっていたらいい」
っていう気持ちになってきた!
「求めない」ってことを意識においてみるとあんまり急いでごはん食べなくなった。もったいないし急いで食べるとおいしくなく感じたの。
今口の中にあるものを味わって食べる。それだけのことがとても裕福で贅沢に思えて自然と噛む回数がふえるし、噛めば噛むほど味が出ておいしい。とにかく美味しくてあんまりたくさん話したくなくなった。
姿勢もよくなったの!
自然と!
すごい猫背だった私が逆に、どうやったら猫背になるんやっけって思うぐらい姿勢がよくなった!猫背を再現したいねんけど、腰が痛くなるしわざわざ自分からしんどいことせんでもって思う
「求めない」
必要以上にうまくやろうとしない
どうしてこんなに身動きとれないんやろって思うことが多かったけど、
もう大丈夫な気がした。
★I love myself-----------------------------------------
自分なりに「求めない」生活を続けている
人や物すべてのものが今までより立体的に見えて
そこに「存在して」いることがわかる
今まで以上に輝いて見える
無理をしようと思うことが少なくなった
毎日ごはんを作ろうって意気込んでいた部分がどこかにあったけれど
無理矢理毎日のタスクをこなすより大切なことがあるってわかった
自分が此処に存在していること
それは小さいけれど
どこか広い宇宙にも似ていた
どうしてだか今まで以上に
自分がしんどいと感じることをしようと思わなくなった
この半年間でめまぐるしくいろいろなことがくるくると変わっていったけれど、この「求めない」こととの出逢いが私にとってめちゃくちゃ大きなことだって感じとっている
必要以上に求めないことは
必要以上に苛立ったり
必要以上に心配したり
必要以上に責めたり
必要以上に気に入られようとしたり‥
そういうことも求めなくなった
私は私
I love myself !