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「アバター」-生命の自然に還る“人生脚本書きかえ”の物語

2010/03/03(Wed) Category : 映画
無垢の惑星パンドラは生まれたままの赤ちゃん。
人類の居住区―その名もヘルズゲイトは、赤ちゃんを意のままに動かそうとするIP(インナーペアレンツ:禁止令やドライバーの総体)の領地。つまり、昨日書いたように、子の自我境界内に作る親(IP)の天領(直轄領)である。

自分と向き合うことから逃げ続けた人類は、その心の空洞が地球をむさぼり尽くしても飢えを満たすことはできず、新たな餌食を求めてパンドラにやってきた。その無垢な大自然を舞台に登場するのは、科学者、兵士、そしてナヴィ(原住民)。

・解明したがる科学者(理性)
・ただ命令遂行のためだけに動く兵士(肉体化したIP、IPに汚染された人間)
・大自然とともにあるがままにあるナヴィ(感情)

下半身麻痺の身障者であるジェイクは、軍隊(IP肉体)では余計者扱い。
「頭が空っぽ」であることで、科学者(理性)からも信用はされていない。
つまり、人類を汚染した理性+IP肉体という両陣営からはみ出していた。

しかし、社会からはじかれていたことで「心」を守ることができていたのだろう。つまりは、IPからも理性からも「心」が汚染されていなかった。
また、双子の兄とも比較をされてきたであろうから、立場の弱き者や心の問題に目を向ける資質もあっただろう。

ジェイクがアバターの肉体を手に入れたとき、足を動かせる歓喜の爆発が彼の心の蓋を開いた。喜びを全身で表現するその姿は、彼の心がFC(フリーチャイルド)であることを物語っている。



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命令の操り人形として生きるクオリッチ大佐にとって、肉体は任務遂行の器官であって感情を閉じこめる檻。檻と化す肉体は頑健になる。
鍛えた筋肉で感情を閉じこめ、さらにロボットの中に自らを入れてがんじがらめにする。どんだけ存在不安が強いんだと見ていて哀れになる。

装甲が大好きなのがハラッサーの特徴の一つだ。鉄の子宮である車など大好きだ。クオリッチ大佐もまた、巨大母艦(鉄の母親)の中に身を置き、さらに周りを無数の武装ヘリで囲む。心の不安を埋めるための武装に際限はない。
唯一、愛情と「受け止められ体験」だけが不安を解消できるのだが…。

自分が自分の心とつながっていないから、不安で孤独。
「自分の感情」が「IPで動く自分」を信用していないから、人を信用できない。
人を信用できないのは、自分が自分を信用していないことの自己投影だということに気づかない。結局、本人の寂しい脳内現実を生きているのだが、このように存在不安の者たちは、永遠に人とつながることのできない孤独の世界を生きる。

だから、かりそめの安心を得るために価値閉塞系を作り出そうとし、その中に身を置きたがる。軍隊などの「組織」に所属することは最大の安心なのだ。そして、所属した組織に忠誠を示すために過剰に行動する。そう、時津風部屋で過剰なリンチに走った兄弟子達のように。


不安な人間にとっては、ヘルズゲイトが安全地帯でジャングルは危険地帯。
自然とともにある人間にとっては、ヘルズゲイトは窮屈な檻で、ジャングルが自由の大地。

我慢して生きている人間にとって、伸び伸びと生きている人間はそれだけで“敵”である。押さえ込んでいる自分の心がざわめくので目障りなのだ。自分の心を押さえ込み続けるためには、目障りな人間達を殲滅する。愛に飢えた寂しい赤ん坊が独裁者になることがよくわかるだろう。

つながれない人間達の嫉妬は凄まじい。
つながりの根幹をつぶそうとする。



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ジェイクが手に入れた伸び伸びとした手足を持つしなやかな肉体は、感情を閉じこめる監獄ではなく、この上ない感情の表現器官だった。

ジェイクはネイティリから、気持ちを表現する手段=身体の使い方を学ぶ。
それは、目に見える小さな世界だけではなく目に見えない世界とも、すなわち開放定常系(大宇宙)とどこまでもつながっていける方法だった。
「頭が空っぽ」のジェイクは、乾いたスポンジが水を吸収するように、飢えた魂が息もつかず水を飲み干すように吸収していった。

まさに、「新しい酒は新しい革袋に盛れ」である。

実際の話、気持ちを我慢せず表現するようになった人は体型が変わる。受け皿となって水太りしていた人も、怒りを抑え込んで堅太りしていた人も、スッと細くなる。そして筋肉が柔らかくなる。感情をため込む必要も押さえ込む必要もなくなってくるからだ。生き方が変われば体型も変わるのだ。

逆もあって、柔軟体操をしていていきなり怒りが出始めた人もいる。ジェイクもまた、柔軟な身体を手に入れて生きる姿勢が変化していった。変化するとは、人生脚本が変わると言うことだ。

古い脚本を捨て、新たな脚本に書き換えるとき、人は行ったり来たりする。
そして、IPの大逆襲がある。IPにとっては、自分の支配下から抜け自由意志を持つこと自体が裏切りだからね。が、しっかりと自分の心(IC)とつながった人間は、それを打ち負かして自分オリジナルの人生へと踏み出していく。

脚本(シナリオ)が変われば、生きる舞台も登場人物も変わる。まさに映画作りと同じ。活躍の場もキャストも、新たな人生脚本を作った自分自身がチョイスしているのだ。ハラスメント界で得たもの、知り合った人々はすべていなくなり、豊かな出逢いが待っている。「第二の誕生」を迎えた人々が知る真実が、この映画には描かれている。



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パンフレットの中で、ネイティリ役のゾーイが言っていた。
『撮影後も、「パンドラから帰りたくない!まだ遊んでいたい」と思えたわ』と。

全く同じ気持ちだった。
もともと私は、ホモルーデンス(遊ぶ人)。
(参:七色の世界へ、お誕生おめでとう!


心から羨ましかった。
水もしたたる豊かな大自然。
全身を使って存分にできる感情表現。
宇宙とつながることのできる至福―開放定常系の極致。
自律した世界はかくもシンプルで美しい。

あそこに行きたい。
バンシーに乗って大空を滑空したい!
あの絶壁を急降下したい!!
大声で叫び、笑いたい!!!

あそここそが、私の住む世界だ!

―米国では、「アバター鬱(うつ)」なる現象も出ているようだが、その気持ちがよくわかる気がした。“人間”という器もセルフ(自己)にとってはアバターのようなもの。もう幼稚園の世界はいいよ、もっと精神性の高いところへ行きたいよと願っているセルフは、生まれ変わりを望むかもしれないね。

でも、人は表層意識が望むところではなく、人生脚本が望むところにしか行けない。まずは脚本を書き換えて、ハラスメント界から抜け出て自律界に行くことだ。


直ぐな瞳が交わる裏表のない世界。
見守る世界。

あなたは、親に、子に、配偶者に、友人に、
まっすぐに相手を見つめて
「I See You」と言えますか







Leona Lewis 「I See You」



地球を
パンドラにしましょうよ♪

そのために
「You must be the change you want to see in the world.」
(世界を変えたければ、あなたがその「変化」になりなさい)
マハトマ・ガンジー


それは難しいことではない。
孤独を怖れず、多くの人々が参加している「裸の王様ゲーム」から降りるだけ。

そして、自分を取り戻すだけ。











「人」が開放定常系組織を創る
密室(価値閉塞空間)の中に事件の種が蒔かれる
時津風部屋暴行致死事件(3)-強大な支配下でいじめは過激になる




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>我慢して生きている人間にとって、
>伸び伸びと生きている人間はそれだけで“敵”である。
>押さえ込んでいる自分の心がざわめくので目障りなのだ。

あー、だからこどもの、私や夫の都合などお構いなしの伸び伸びとした振る舞いに心がざわついていたんだなあ・・・
とこの記事を読んで思いました。

 

親の結界から抜け出したいけど…

>生きる舞台も登場人物も変わる

そうなんですよね…新しい環境で生きていきたいのですが…
現在、親がいない一軒家に住んで、向かいの家の奥さんが苦手なのと、いろんな理由で、一歩も足を門の外に踏み出すことができません……
ほとんど死んだような毎日を送っています…

どうやったら引っ越せるのか、考えていますが、どうしてよいか途方に暮れている所です…

 

この映画は公開前から早く観たいと楽しみにしていました。

けれど未だに観ていません。
ほかの映画は観てるのに、この映画だけはいろいろ理由をつけて観るのを止めています。

なんか変だな、もしかしたらIPが観させないようにしてるのかもしれない、ならなおさら観なきゃと思ってましたが、やはりそうだったのですね。

さっそく観てきます。



 

私も観ました!

『アバター』、私も観てきました。
単なる娯楽大作かと思っていたら、大違い!
大自然の美しさ、躍動、歓喜、画面にくぎ付けになって
みてました。
ネイティリが、表情と全身でクワーッと威嚇する感情表現、あれ普段からふつうにできたら、ホントきもちいいだろうなあ~と心底思って観てました。
人間が怒ったときに、猫みたいにシャーッとかクワーッとかやったら、アタマおかしいと思われてしまいますが、でもやりたい!そのほうが気持ちがいい!と心底思いましたねー。
ちなみにこの映画は今年の元旦に、ひとりでのんびり観てきました。
毎年恒例の親族が一堂に集まる会を欠席して。

 
    
 
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