ブラックホール人間は実際にエネルギーを吸い取っている
【ブラックホールとは、ストローク飢餓のまま成長した姿】
そして昨日、「感情という光」が失われた心の空洞世界は真っ暗闇となり、飢餓とシナリオだけがグルグルと同じ所を回り続けることを書きました。つまり、ブラックホールとは、飢餓とシナリオだけがグルグルと同じ所を回り続けている心の状態のことですね。このブラックホールが、本当にエネルギーを吸い込んでいるのを実感された方がいらっしゃいます。
---------------------------------------------------------
Lさんは、ある男性に会うといつも立ち話に付き合わされました。根気よく聞いている内に、気づくと数時間経っていることも。そして、帰るとぐったりと疲れが襲ってきて寝付いてしまうこともありました。
話はいつも同じ内容。会社時代の自慢話です。もう何度も何度も、幾度聞いたことでしょう。それが10回を超えてさらに続いていたある日、いつものように捕まって話を聞いていると、とても奇妙な感覚に襲われました。
ほっぺのあたりから皮がスゥーッとその男性の方へ引っ張られる感じがしたのです。まるで、その男性の中へと身体ごと引き込まれる感じでした。
そのとき見たのです。その男性の“中”を。
“中”は真っ暗闇でした。その暗闇が、ただただグルグルと回転しているのを感じたのです。その回転の中へ引き込まれる感じがしたのでした。
そのときハッキリとわかりました。「あ、この人はブラックホールだ」。
それまで、比喩と思っていた“ブラックホール”という言葉が、実体を伴ったものに変わりました。そして、それ以来キッパリと話に付き合うのをやめました。
---------------------------------------------------------
皆さんは、次のような遊びをしたことがあるでしょうか?
線香からまっすぐに立ち上る煙。
その煙から横に20cmほど離れたところで、人差し指を水平に保ったまま(=煙と直角に)グルグル回転させます。回転が速くなると気流が生まれ、煙がその回転の中へスゥーッと吸い込まれてくるのです。結果、まっすぐに昇っていた煙が直角に折れ曲がって回転する輪の中へ流れ込んでいくのです。
まさにこの煙のように、Lさんのオーラ(エネルギー)が、そのグルグル周りを続けている男性に吸い込まれていったのだろうなぁと思いました。そして、奪われたエネルギーを回復するために寝込む必要があったわけです。
精神もエネルギー。ブラックホール化した人にエネルギーを吸い取られていくというのも、一種の物理現象なのだろうなぁと私は思ったりします。
---------------------------------------------------------
自分の感情(光)を封印したまま、闇の中でグルグル回り続ける。
まるで闇の回転体に閉じこめられたハツカネズミのように、走れども走れども出口はなく、人とつながることもない。走らされている間にGDPは積み上がるのでしょうが、そこに喜びも手応えもない。どんなに走っても同じ地点にとどまり続けて、結局自分の人生を一歩も歩くことはない。
人生を歩くことなく生かされる―これこそが地獄ではないでしょうか。
天国や地獄は死んだ後にあるのではなく、既に今ここにあるのだと思います。脳内現実をグルグル周りしている人にとって、肉体のあるなしは関係ないでしょう。肉体がなくなっても同じ所をグルグル回り続けるのかもしれません。自分の感情という光に気づかなければ、永遠に闇の中を回り続けるのでしょう。それこそが、地獄なのだと思います。
でも…気づけばあっという間に地獄を抜けることができるのです。
一筋の光が漏れるだけで、完全な闇は消え去ります。
そして、光(IC)と闇(IP+脚本)の闘いがくり広げられ、
やがて心が光で満ちて闇が消え去る時に、以前に書いたように「サビシ~」というIPの断末魔の悲鳴があがるのかもしれません。
昨日に引き続き、今日も言いましょう。
さぁ、楽しいことをして、天の岩戸を開きましょう。
そこに隠れているのは、どんな思いでもかわいいちびっ子達です。
【ブラックホール人間とは】