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天上天下唯我独存

2010/03/09(Tue) Category : 自然が教えてくれた
大学時代に八雲に農業実習に行ったことがあった。
吹雪の夜、一人で戸外に出てみた。

闇夜にゴウゴウと大地が唸りを上げる中、雪が猛烈に渦を巻いていた。
恐怖を感じた。

「天上天下唯我独存」(唯だ我のみ独りここに在り)

とでも言おうか、
ほっとけば取り殺されそうな大自然の中で、否応なしに自分の存在(命)というものを突きつけられた。


突然、

「実存」

という言葉が浮かび上がってきた


果てしなき天空と広大な大地のただ中に
あっという間に消え失せそうな
ちっぽけなちっぽけな
実体が、今ここに在る


「実存」とは、こういうことか…


早く家の中に駆け戻りたい
今にも遭難しそうな怖れをこらえつつ
しばし、私はそこに踏みとどまった

耳には囂々たる風の逆巻く音
―それ以外には何も聞こえない

自分以外に頼る者(命)がないような孤絶感

命のことなどものともしない自然の様相の中で、
私は自分の存在(命)を強烈に感じていた。



----------------------------------------------------------
「実存」という言葉を思い浮かべるとき、私はいつもこの時の光景を思い出す。

そして、もう一つ、自分の存在を感じた風景がある。
それは、暖かな大地に寝ころんだときの光景だ。
下記にそのときの情景を書いた。
俺は今、ここにいる


頭も心も空(くう)。
うららかを、ただ感じていた。

そして、大地が自分をしっかりと受け止めてくれていることを感じた。
そのとき思った。

「親がわかってくれなくても、大地が支えてくれている」



----------------------------------------------------------
このように、
自分という存在を包んでくれたのは暖かな大自然。
自分という存在を強烈に突きつけてくれたのは寒く厳しい大自然。

つまり、私という存在を受け止め、認めてくれたのは大自然だった。
この二つの体験は、私の大きな支えになっていると思う。


昨日、人は誰もが存在不安を持っていると書いた。
その不安は、親に受け止められないことから来る。
が、受け止められる親の方が今や圧倒的に少ない。
だから、存在不安で代償行為で生きる社会ができあがってしまった。

だけど絶望することはない
人も自然の一部であることを思いだそう。

私が体験したように、
親でなくても、大自然が受け止めてくれるんです。


渡辺謙も、次のように言っていた(「沈まぬ太陽」のパンフ)。
『あのアフリカの大地で、自分のナショナリティやアイデンティティみたいなものは吹っ飛んで、一人の動物としてそこに立っているような、シンプルな清々しさを体の芯で感じたんです』

『ここで恩地は何かに耐えたり跳ね返そうとする力よりも、もっと深くて強い、根源的なエネルギーを勝ち得たのではないかと』


IP人間や情報やコンクリートや
…そういう人工的なものばかりに囲まれて「文明人」などと言っていますが、

人は、自然の中においてこそ
不安を克服する力や人間性(豊かな情感)を得ることができるのでは、と思います。

たまには、考えるのをやめて」寝ころびに行きましょう。








★“何か”に受け止められることが人を救います
自分の中にある「暖かい芽」と「信頼の樹」
ホームレス小学生-岡田絵里香さんを救った「受け止められ体験」
「受け止められ体験」が人を救う
笑顔が人を救う―佐々木健介




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白い闇

仕事で運転中、吹雪で視界不良になった時「危ない・怖い」と緊張しながらも、ワクワクして嬉しいような気持ちがわいてきました。

こういうことだったのでしょうか?

目的地に着いたら、安堵と同時に落胆したような。

 

山に涙

ハラスメント職場をさり家庭に入り、河原を歩き野鳥を見て過ごしました。都会でも自然を独り占めできる時は最高ですね。子供が授かり、三歳の時家族で白馬に行きました。紅葉に色づく山々の鮮やかさに涙が出ました。こんなに自然が美しかったって久々に感動しました。働いていたというかカニ類だった時はきれいな海や山見てきれいと感じても、その感動を表すことが長らくなかったのです。自分が変わると世界が変わる!身近な自然でも楽しいのです。ここ二年くらい泊まりがけ旅行してないけど幸せ。朝堤防から富士山きれいに見えるとじーん。旅行で間近に見えると涙してます。都会の紅葉もサイクリングする子供もろとも見てると心が洗われます。ハラスメント界を去るとお金もかからなくなりました。悲しいオペラの粗筋を主人に話してたら涙が出ました。泣きすぎ自分。

 

ごろごろひなたぼっこ

 

大地のハグ

以前「俺は今、ここにいる」を読んだとき、
都市に育ったわたしは同じ年齢の中尾さんと違い、自然に触れる経験が極端に少なかったことを知りました。
そして、すごく羨ましく思ったものです。
で、遅ればせながら、大地に寝転ぶことやってます☆
あの懐深く抱かれたような安心感に今はまってます!
大地にハグされているような感じです
明日は圧倒的な自然にハグされに娘と夫の3人で
屋久島に行ってきま~す

 
    
 
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