吸引力の落ちないブラックホール人間
最近はやりのサイクロンクリーナーなどは、もろ回転を吸引に応用した例ですね。「吸引力の落ちないただ一つの掃除機」という有名なキャッチフレーズをちょっともじってみました。
「吸引力の落ちないブラックホール人間」
(ダイソンさんスミマセン m--m)。
さて、人の場合は、次のように分かれていくのだと思います。
1,同じ所を自己完結的に同じ回転速度で回り続ける人
2,接する人を吸引しつつ回り続ける人
3,飢餓感がますます深くなって回転が加速し、吸引力が増大していく人
4,回転を止めて闇から抜けて吸引をしなくなる人
5,さらに反転してホワイトホールとなって愛を与えるようになる人
1は、たとえば仕事人間。ワーカホリック(仕事依存)で、起きてから寝るまで動いていないと気がすまない人です。自分の不安を見たくない(=自分の時間が欲しくない)ために動き続けているわけですね。
動けなくなると自分の時間がどうしてもできてしまいますので、不安を見るよりは呆けることを(無意識に)選びます。元気バリバリだった人がなんで急に呆けてしまったの?という場合に、このパターンがあることがあります。
2は、たとえば配偶者や子どもを自分の渦の中に巻き込んでいく人です。家族から見れば、自分を認めてもらいたがっている大きな赤ちゃん。その存在主張の方法は実に様々なパターンがありますので書ききれませんが、まぁ、かなりの人がここにいるのではないでしょうか。
3は、ストローク飢餓を癒すために、もはや何でもありの「餓鬼」状態に陥っていく人。方向性は二通りあります。世俗的破綻の方向と世俗的成功の方向。真逆に見えますが、どんな形であれストロークを得るという本質は同じです。
つまり、見え方が荒んでいく人もいますが、一見社会的成功を収める人もいるわけです。それが家族の拡大であろうが、金や土地の拡大であろうが、世俗的価値をどこまでも追い求めて際限がありません。
4は、気づいて自分の感情(光)を取り戻した人です。凪の状態にある人ですね。ここで十分に過去を振り返り、自分を癒し、背骨作りをすると、やがては5に移行します。
5は、例えば鬼子母神。子を食べていた鬼が、子を守る神になりましたね。自分の中に光(感情)が満ちあふれてくると、やがてその光は自分からあふれて周りを照らしていくようになります。吸引していた回転が、逆回転して与える回転になっていくのです。それは、感情を起点に動き始めると言うことです。
愛を奪っていたのが、愛を与えるようになります。
欲で動くのではなく、与える喜びが原動力になります。
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光(感情)を閉ざせば誰もがブラックホールになり得るし、
逆に心の天の岩戸を開けば、誰もが光の存在に戻ることができるのです。
【ブラックホール人間とは】