プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

「頑張る家族」劇場

2010/03/14(Sun) Category : 親の諸相
日本家族カウンセリング協会の研修に妻と二人で参加。

今回は杉溪一言先生監修の下、家族ロールプレイを見たのだが、演じられた方々は素人とも思えぬ見応えぶりだった。そこには、一つの家族がリアルにあった。今の日本によく見られる社会の縮図のような家族である(以下はすべて無意識もしくは自覚的に表現されない意識を表しています)。


<家族全員の基本心情>------------------------------------

・家族が従う共有価値=「人に迷惑をかけない」(=一人で頑張る)
・自分のことで精一杯。
・自分は好きなことも我慢して頑張っているので、他者にも頑張りを求める。
・もう我慢も限界、疲れて休みたい気持ちがあるので、面倒なことは理屈をつけて他者に回す。
・依存したい気持ちや甘えたい気持ちを我慢しているので、他者の甘え、怠け、愚痴、弱気は許さない。
・気持ちを話して弱い部分を見つけられたら最後、「頑張れ」「しっかりしろ」と突っつかれるので家族内で本音を言えない。むしろ、「大丈夫」「心配しないで」とつっこまれないように遠ざける。あるいは、「そんなことより」と他に振る。
・人に迷惑をかけてはいけないので、友人に愚痴も言えず、他人に相談もできない。カウンセリングなど身内の恥をさらすようなものは言語道断。
・だから家族全員がクタクタになりつつ、つながることもできず、「頑張る劇場」を演じざるをえない。


<上記を土台にした役割分担>--------------------------------

・家庭不在だが、「しっかりしろ」を押しつける父
・「しっかりしろ」を監視する(=レールから落ちないように心配する)母
・家族の価値を体現する子ども(弱みを見せてはいけないヒーロー)
・他の家族全員が担わない役割を背負う子ども(問題児)



---------------------------------------------------------
このように家族が一つの価値を共有すると、その家庭はサティアンとなる。
カルト宗教と同じで、「人に迷惑をかけない(一人で頑張る)」と言う教義を守るために家族全員が相互監視しながら動くことになる。

その宗教のご本尊は、「我慢は美徳」という欺瞞の中を生きなければならなかった戦争体験者の祖母だったりする。本山(実家)で、その教えをたたき込まれた息子が伝道師となり、その息子が受け皿役と結婚して家庭を持って、その家庭内で布教活動をするというわけだ。

(尚、以上は私の解釈で研修でそのような話がなされたわけではありません。研修の家族ドラマでは、ただリアルな実体があるだけです)



---------------------------------------------------------
さて、そのような家族の中で、すべてを押しつけられて孤立無援の妻が、信頼できる友人に話を聴いてもらう。その友人に認めてもらって「頑張ったよねー、私」と力を得る。

その友人の前で会社の夫に電話。一緒に家族カウンセリングに行くことを承諾してもらう。友人という後ろ盾があって、渋る夫に食い下がることができた。

カウンセリングの場面では、最初は半腰だった夫が、自分のことを肯定してもらう場面があって身を乗り出してくる。次に、問題に意味があることがわかって楽になり、そして問題の持つ肯定的側面がわかって見方が変化していく。

夫は説教されるのではないかと怖れていたが、逆に受け止めてもらって余裕ができたからか、カウンセリングルームで夫婦が向き合って会話したときに初めて妻に優しい言葉をかける。友人に続き夫にも受け止めてもらった妻は、うれしさとともに肩の力も抜けていく。

まぁ、そのような流れがあって、バラバラだった家族が、心の余裕を取り戻していく…。妻から始まった「受け止められ体験」で、連鎖的に肩の力が抜けていく様子が見ていてよくわかった。

書きたいことはたくさんあるが、リアルな家族が見られること、その家族の気持ちを聴くことができること―これが得難い経験であることはおわかりだと思う。一般の方も参加できるので、ロールプレイの研修があれば、参加してみるのもよいかもしれません。



★--------------------------------------------------------
戦争体験をした世代の子供たち―ちょうど私と同世代を中心に40~60代は、「頑張る教」をたたき込まれています。親に反発しながら生きてはいても、その教義は私自身を汚染しており、それが無意識であったためにどれだけわが子達を苦しめてしまったかを思うと胸が痛みます。身につまされるドラマでした。

「頑張る教」が極まっているのが軍隊。その軍隊方式が今や家庭にまで及んでいます。
親がおかしい!(2)-零時過ぎの女の子

こういう中で起こったのが秋葉原の事件でした。以下のシリーズで家庭監獄の様子を見て欲しい。これはこの家庭だけではありません。
「秋葉原通り魔 弟の告白」


頑張らなくていいよ!
オールフリーでいいんだよ!

改心した私は、日本全国に蔓延した「頑張る教」を解体するために、今このような仕事をしているのかもしれません。






迫真の家族ロールプレイ




関連記事
 
Comment4  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

うちは何モラかな?

親の呪縛から逃れて、メキメキと力を感じていた今日この頃。ますます我が家の異常に気が付いて。モラ家庭出身者が子の親になるって、、、大変なんだなぁ、、、。
凄まじいパワハラ上司の餌食になっているモラ夫。(もっとウワテがいるのです。)夫の異動が近いのと久々にゆっくりグチを聞いてあげたのとで開放感たっぷりでるんるんしているモラ夫。さて昼寝でもするか、と私がまどろんでいると夫、妻の居ない隙に子供のもとへゆき、あれしろ、ゲームやめろ、と子供達に命令。さらに「からかい」という名の侮辱をして子供を怒らせ、怒った顔を見てさらに侮辱をして喜び、、、てな事をやっている様子。夫の笑い声、子供の怒る声、、、。妻の目を盗んで子供にモラを働くって、アンタ、、、。そう、夫は自分よりも強い者にはたてつかない、意地の悪い子供なんです。筋骨隆々、体重100キロ程度のね(-o-;)その後、長男の次男に対する暴力が再発。思い通りにならないと結構な力で背中を連続で殴っています。痛そう!弟は泣きもしない、、、。あーあ、崩壊家庭。夫に実家に帰れといっても出て行かないし今の家のあらゆる場所にモノを溜め込み巣を作っている。私は子供二人を見れるほどの収入もなし。私の実家とは断絶。下の子は低学年の不登校気味だし。一見明るいようでいて、ぢごくです。どっから手をつけていいんだか。

 

がんばる教を後押しするケーザイ人間

中尾先生、こんにちは。

友人のTwitterに載ってたので気になって見てみたら、
なんとまぁ、えらいもんが売り出される始末です。

「やる気」家で簡単に測定、5月に発売
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100314-00000004-yom-sci
友人と同様「親が子どものやる気を確かめながら勉強に取り組ませたり」と云う記事の文面にゾッとしました。

自分の子供のやる気を機械に確かめさせるなんて。
その「やる気」自体も、親の望む「やる気」だったりするわけで。
地獄に武器が供給されたような気分です。

エリートコースを歩まされてる子供たちには、こんなもの買ってきてやる気を計ろうとしたら、自分を信じて闘って欲しい。

気軽で手軽で便利なDoing社会はどこまで行く気なんでしょうね。

うちの畑では、春鳥や虫たちが活動を始めました^^)。

 

わかります

現在進行形で我慢と努力を強要されています。
自分がしてるんだから他人もして当然だと本気で考えているようですが…。
どうにかして抜け出したいものです…。

 

夫はサイレントハラッサー。
自律に向けて私が、ご飯を作りたいときしか作らないを実行しても、
全然嫌じゃないと黙々と夕飯をつくってくれる。
これがかなりのプレッシャー。(やさしくされてるのに、本当になぜか体調が悪くなる)

しかし子どもたちも私の真似をして好きなように過ごしているので、昨日とうとう夫がキレた。
「会社から帰っておまえが夕飯作ってないのがムカつくんだよ!」
やっと出た!やっと出た夫の本音。

以前なら私も言い訳しまくりで大喧嘩の展開。
でも真綿の支配の苦しさを理解し、経験済みの私。
「それで当然、人間だものそう思ってあたりまえ。お互い我慢するのやめよう。
だれかが我慢して頑張ってると全員が心からリラックスできない。
本音で話そうよ。無理するのやめようよ。」と言った。

そう言いながら、私も料理するのが嫌な訳じゃない。
夫の思うつぼみたいになって支配されている感じがするのがいやなんだな。
と自分の気持ちにも気づいた。

夫も反論してくるかと思いきや
「まあな。」の一言でその話は終わりました。
夫も苦しいんだな。と感じた。

そうしたら、今日の記事。
うちOK!じゃん。と嬉しかった。
まだまだ、問題山積みですけどね(^^:)





 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード