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自律と依存:「当然」という思いの強さが依存のバロメーター

2010/05/15(Sat) Category : 自律(自由と責任)への道
自律と依存の関係について、少しまとめておきます。

【自律と依存】

1,関係性を固定化しようとするところにトラブルが生まれる
2,依存の世界に生じる「裏切り」「憎しみ」
3,「当然」という思いの強さが依存のバロメーター
4,環境の変化が自分を変えるチャンス
5,自律に向かうも依存に向かうも自分次第
6,共依存を感じたら手放すしかない

7,「鬼子母神」と「堕天使ルシファー」
8,「文化」と「文明」
9,物質文明の踊り場
10,人生の踊り場





1,関係性を固定化しようとするところにトラブルが生まれる------------------

前項で、『そもそも変化していくことが「存在」の本質であって、それを固定化しようとするところに苦難と悩みが生じるわけです。存在が変化するものである限り、関係性も変化する』と書きました。これはすべての存在及び関係性に言えることです。

しかし人は、安心を得たいために関係性を固定化しようとします。そこにトラブルが起こるわけですね。
たとえば、自律したい子どもと子どもの位置に留めておきたい親とのバトル。
「私作る人、あなた食べる人」という役割固定化による夫婦間バトル。
自由と束縛の間で葛藤する恋人達…。

すべての問題は、自分が安心を得たいために対象を固定化しようとする=相手の自由を奪う―ここに起因するのではないでしょうか。対象を固定化しようとすることは、別の言葉で言えば、その対象に依存する、ということになると思います。

つかまえた対象(酒・薬物などのモノ、ギャンブル・窃盗・セックスなどの行為、等々)にのめり込んでいくのが依存症ですね。つかまえた相手との間に何が何でも固定化した関係を創り上げていこうとする行為がストーカーであり、固定化した関係を維持することに四六時中努力するのがハラッサーやモンスターペアレントと言えそうです。


一方、気づきにくい依存もあります。たとえば、亡くなった方への思いというのは日常は出てきませんので気づかないままに過ぎていきます。私の場合も、亡くなった友人Sに怒っていたことに気づいたときに、あぁ自分はSに依存していたんだとわかりました。【夫婦再生物語-(15)「ありがとう」と手放す

このように大きな変化が起こったときに隠れていたものが顔を出します。
そして、出てきた気持ちが依存を教えてくれたのです。

今回、私の変化により依存に気づかれた方がたくさんいらっしゃいます。
それがどのような気持ちだったのか、そしてどう変化したのかいくつか拾ってみました。



★--------------------------------------------------------
【真っ先の気持ち】
・中尾さんがどっかに行っちゃった~。
・お父さんがおらんくなった。
・ある状況から卒業して次の段階に行かれたんだ。
・勝手に引退してむかつく~!
・えらいことになった。
・これからどうすりゃいいの?


【次に出てきた気持ち】
・あ、やっぱ先生に依存しとったな…。
・あー、そっか~、私依存してたんだ。
・先生って、私にとってお父さんの代わりになってるんだ。
・勝手に突き放された思いがしたということは、依存していたわけで…
・依存しているつもりはなかったんですが…


【内省】
・気持ちが出なくて苦しいときに先生に電話していた。
・自分に訊かずに答えを求めていた。
・先生にお墨付きをもらっている感じ。
・自分の行動なんだけど、先生のせいにできた。


【衝動】
・彼氏がほしくなった。
・見守ってくれる人がほしくなりました。
・空しくなった。
・私の心の中にも色んな波が来ました。
・感情が一杯出てきた。


【一人の苦しい時間を過ごして】
・苦しいと思いつつ自分といれた。苦しかった。だけど、よかった。
・一人で寂しかったけれど、なにかいい時間でした。
・自分の立ち位置が確認できました。


【一人で向き合って後の変化】
・最近楽しい。感動している自分がいる。
・自分のことを眺められるようになった。
・頭の中の小うるさいIPの声が、自分の声ではなく誰か知らない人になってきた


【カウンセラーという役割を外れた“人”を見て】
・でもほんとうはほっとした。中尾さんでも最近なんだということ。
・全部出さないと自律出来ないと思ってたけどそうではないって分かって安心した。
・こうでなければ、っていつの間にか自分を追い詰めてたけど、なんかのんびりやろうって思えた。
・自分をさらけ出していかなければ、この先中尾さんのカウンセリングをいくら受けても、ずっとハラスメント界と自律界のはざまでゆれている自分のまま一生を終えるのだということもわかりました。




2,依存の世界に生じる「裏切り」「憎しみ」------------------------------

対象との関係性において自分をとらえる癖―これが依存ですね。
対象とは無関係に、自分が自分としてあること―これが自律です。

依存の場合は、全力を尽くして関係を築いたり、あるいは皆さんが苦労されているように関係を断ち切ろうとしたり…。つまり、関係性は維持するか切るか。あるかないか。一か八か。そういう緊張した世界になってしまいます。

そういうことに“自分の存在をかけた努力”をしているので、その努力が報われなければ「裏切られた」とか、「憎しみ」などの“執着の感情”が生じるわけです。
自律した世界に裏切りとか憎しみが生じないのは、個々人が自由に存在しているからですね。




3,「当然」という思いの強さが依存のバロメーター-------------------------

陥りやすい罠は、「○○なんだから、○○するのは当然」という思い方です。
・金を出しているんだから、サービスするのは当然
・それが仕事なんだから、そうするのは当然
・国(公務員)なんだから、○○するのは当然
・親なんだから子どもを愛するのは当然
・子どもなんだから親の面倒を見るのは当然
・長男なんだから家を継ぐのは当然
・子どもができないんだから離婚されて当然
・私が我慢しているんだから、あなたがこれくらい我慢するのは当然
・親がやったんだから、子供たちもやるのが当然
・男だから…、女だから…、「職業」なんだから…、

…まぁ、共依存社会はこのような「当然」が、満ちあふれすぎていて、それを私たちはごく当たり前のように呼吸しています。それがお互いを苦しめあっているのです。自然にそうなるのと、「当然」とばかりに押しつけてくるのとでは異なりますよね。

一方、それがどんな関係であれ、それが自律した関係であれば、そこに「○○なんだから、○○するのは当然」という思い方はありません。

つまり、「○○なんだから、○○するのは当然」という思い方が強ければ強いほど、その人は共依存の世界に棲んでおり、その思いが少なければ少ないほど自律に近づいていると言えそうです。

代わりに出てくる気持ちが、「ありがたい」という感謝の気持ちです。
自律界は自然に謙虚な世界になっていくのがわかりますね。




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それって

当たり前、当然って

それは、今の自分にとっての
当たり前でしかないですね

 
    
 
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