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自由からの逃走―(4)サティアン化する社会

2010/05/24(Mon) Category : 自律(自由と責任)への道
【自由からの逃走】

人は操り人形になると、自分のやっていることの責任をとらなく(とれなく)なり、自分の心とつながれなくなってしまった人々は、ますます自分が安心できる居場所を求めて彷徨います。そういう人々を集めて、あちこちにサティアンができていきます…。


★サティアン化した会社--------------------------------------

前項の職場A&Bは一種のサティアンだったと言えるでしょう。
そして、そういう職場が現れたと言うことは、その事業場全体がサティアンを生み出す風土を持っていたと言うことです。実際、トップは人を道具のように使うワンマンでした。ワンマンがワンマンを評価し、その事業場全体に人をディスカウントする風土が広がっていったのです。

上に立つ者の意志が、そういう現象(職場)を生み出すのだと言うことがよくわかると思います。現象は思いによって現れます。上に立つ者の思い(姿勢)がいかに大切かがよくわかると思います(とはいえ、その“上に立つ者”も連鎖の中で生まれ育っているんですけどね…)。


ですから、首相を選ぶというのはとても大切なことなのです。
ブータンが幸せ大国なのは、国王が幸せとは何かという理念をしっかりと持っているからですね。そして、その理念をGNHという指標で表現し、行政組織のあり方として現象化させていますね。
【「ブータン」という希望】





★サティアン化した学校--------------------------------------

『トップの「方針」が、その下にいる人間の「役割行動」を変えるのである。
そして、人間の行動が、その「場」の性質を変える。
見てくれは「学校」でも、この空間は「監獄」に変わった。
先生は「看守」になったのである。』
【ハラスメント・スクール】


上記の記事(実話)を読まれると、いかにおぞましい社会がいとも簡単にできあがるのかがよくわかると思います。どのように人をコントロールするのかをちょっと見ておきましょう。

上に立つものの意志が、『説教部屋』という場(機能)を顕在化させます(JR西の日勤教育部屋と同じように)。部屋(シンボル)を置くことによって、意志(方針)を誰の目にもわかるように明らかにしたわけですね。
(「20世紀少年」の“ともだちランド”を思い出します)

すると、その“社会”に所属する人々は、その方針に添って動くようになります。そこには、人を落とし込んでも成果を上げたいという“T先生”のような弱い人間が、まぁ大体現れますよね。トップは、このTのような行動を是とすることで、自分がどういう行動モデルを評価するのかを全員に知らしめることになります。

一方で、従わない人間は、『説教部屋』や『日勤教育部屋』に閉じこめて、徹底的に“洗脳”するわけです。これをスケープゴートと見るのはまだ客観視できる人で、恐らくそれが“正義”だと思っている人も多くいるでしょう。

たとえば、上記の中で、吊し上げが終わった後、泣きじゃくる女の子を『まるで赤ん坊をあやすかのように』慰める担任の女性教師は、その女の子がこのことによって心を入れ替えるきっかけになってよかったと思っているかもしれません。

その女性教師は、学校の体制が変わる前と後でキャラが変わったわけではないでしょう。しかし、同じように慰める役をやったとしても、その人の機能の仕方が変化しているのです。今や、この女性は、この学校サティアンを成立させるための最も重要な役割を担っているのです。

(このように、自分では無意識でもシステムを維持する役割を担っているような人のことをイネイブラー(維持者)と言います。こういう人も、いずれは自分に返ってくるカルマを積んでいくことになります。本当はどこかでこれはおかしいと感じながらやっていますからね…)


……このように、自分の心で生きていない人、不安から逃れるために何かに依存したい人、安心を求めて何かに所属したい人は、無意識にシステムに従属し、その上でいいように利用されて生きています。

このハラスメント・スクールのような家庭や一族もあるなぁと思います。
また、そこから逃げ出しても、同じような集団や組織を求めることも多いのです。




★サティアン化する社会--------------------------------------

さて、ご参考までに「サティアンの特徴」を見てみてください。

上記の事例やこのブログで多々挙がっている事例のとおり、家庭も学校も会社も国までもがサティアン化していることがわかるでしょう。同記事にもある通り、サティアン化する社会の中で、人は「気がつけばマリオネット」になっていくのです。究極は、人殺しまでしてしまったオウム真理教の信者達の姿でしょう。

「お国のために」と言って人を殺すのも、
「会社のために」と言って詐欺をはたらくのも、カルト集団と同じ。

みんな自分の魂では生きていません。



どの人も無意識に『親の望みに応える人生脚本を作』るという基本構造
 ↓
愛情飢餓連鎖により、『親の受け皿』としての『“役割”で生きる』という下地
 ↓
自らを道具扱いして生きることが当たり前になっていく社会風土の形成
 ↓
責任を取れない操り人形(ロボット)の増加
 ↓
個人の役割(人の能力)の制限=サービスの拡大(経済成長)
 ↓
経済成長(GDP)という大義名分(戒律)が人を支配(人はGDPの道具)
 ↓
社会自体のサティアン化


…今や学校教育は早期教育に始まりキャリア教育まで導入されて、経済戦士(兵隊)作りに邁進しているように思えます。これは、幼少時から国家神道を教え込み兵隊作りに邁進した国家戦時体制を彷彿とさせます。

ようは土地収奪戦争が市場獲得戦争に変わっただけ。
戦争の成果指標が、国土の広さ(植民地)からマーケットの広さ(市場)に変わっただけなのです。

戦争後遺症が第三世代に現れている現状の上に、経済戦士作りのシステムもガチガチになってきましたので、ある意味現代が最も人間のロボット化が進んでいると言ってもいいかもしれません。


生物は環境に適応しながら生きています。
上記の環境に適応するとは、「心を亡くす」こと。
だから、適応した人は心の痛みを感じません。痛みを感じないどころか、それが当たり前なのです。そのため、『何で決められたことに文句を言うんだ?』と不思議な顔までされるのです。

人間は環境の動物』です。


そういう時代環境の中で、
職場Aの社員は、責任をとらなくてよい。
職場Bの青年は、自分のやったことに痛みを感じる心がありません。
ハラスメント・スクールの女性教師は、その中で役割を果たしています。

このようにサティアンの中がいかに異常であっても、ある意味、ラクな世界なのです。




<つづく>







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私もつるし上げを食らったなぁ

サティアンの特徴、、、夫の実家が思いっきりソレでした。外との接触を極力させないように立ち回るんですよね、、、。監視に余念がないし、、。で、数で正しさを主張し、事あるごとにつるし上げ、悪意とともに説教という名の発散。言外のメッセージも上手に使ってきましたね、、、。義母と義妹とタッグを組んで。

そこには合理性や客観性はなく、ただ立場が上ならよきに計らえ、、、それだけが基準。まったくもって不条理。

今では立場は逆転して、一人で多勢を追い込んでいる体になっていますが、、。だっておかしいんだもん。あのシステム。考えはそれぞれ自由ですけど、押し付けるな!ってーの。結局は、何か(利用予定の嫁)を失う事を怖れる方が負けるんでしょうね、、、。だから現在は私が優勢になっている。

私が中学生の時にも教師によって変なつるし上げを食ったことがありました。家庭科室で菓子を食っただろう、と濡れ衣を着せられました。ドリンク菓子とお前の使っている家庭科用の布地の切れ端が一緒に落ちていたから、、、。と。その布地って友達5、6人とおそろいで購入しているし、他にも不良グループの友達とか、全部で10人以上はおそろいだったと思うんですけど、、、。で、実際不良グループの友達がしょっちゅう授業中に隠れて菓子を食べているのを知っていたので多分真犯人はその子だろうと思うのですが、、、。
当時の家庭科教師の心境としては、不良が全盛期で先生にも暴力を振るいかねなかった時代だったので不良に詰め寄るのは怖い、でも騒いだ手前、誰かを犯人にして謝らせないとプライドが許さない、、と考えたんでしょうね、、、。で、先生にたてついた事のない私に白羽の矢が立ったわけですが、いきなり正座を要求され、問いただされました。「食べてません」というと「嘘をつくな!謝れ!」という。普段おとなしい家庭科の初老の先生のあまりの剣幕に周りの先生もびっくりして「kei,とりあえず謝っとけよ、、、汗」とか言う、、、。なんのこっちゃ、、、。こちらも若かったので一気に爆発。「やってないものに濡れ衣を着せられてどうして謝らなくちゃいけないんだ!こっちが謝って欲しいわ!」と立ち上がり、泣き怒り。「ぜーったいに謝らない!ふざっけんな!」と命の限りに吠えました、、、。その場がどう治まったかは忘れましたが、謝らずに終えたのは憶えてます。

その後の通知表で私の家庭科の成績は「1」にされていました。濡れ衣を着ていたら成績は保たれたのか?いえいえ、どのみち目を付けられた時点で「1」になっていたでしょうね。

大人って本当に薄汚い!大人になんてなりたくない、と心底思いましたね、、、、。とっくに「大人」とやらに絶望していましたが、ダメ押しをされた感じでした。だから大きくなって、たまにはまともな大人もいるんだ、と言う事に衝撃を受けましたね(^^)


 

恐ろしい…


吊し上げ女教師…
うちの小中学校にそういう奴、居ました。ほんと…監獄、まさにそれです。

私はスケープゴートだったわけです。学校でも、家庭でも。
思い返すと、当時の私は受け皿で、完全にIPに支配されていました。視覚聴覚以外が全滅で、おまけに体がガチガチで…。何より、今の自分と違いすぎて生まれ変わったような感覚になるほどです。

たまに街で当時の同級生に会います…。普通に返事ができますが、奴らの笑顔はやはり何かが異常です。目が死んでるし、真っ暗なんです。中身が…
(私ちょっとカンが鋭いらしくて、人の心とか考えとかなんとなく読めるんです。)
これがハラスメントのレール社会に生きる同年代か、と思いました。最近は自律した人とばかり関わっているので特に。

絶対にハラスメント界には戻らないと決めてます。幸せなわけがないし、もう崩壊は始まっているからです。

「戦争の場所が変わっただけ」の話に、びっくり。私も中学のときに弁論大会でやったんですよ(笑)まあ…理解はしてもらえませんでしたが('∀`;)
本当に、彼らは戦争で心を亡くしたのでしょうね。心を亡くして忘れるとは…うまく言ったものです。

 
    
 
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