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自由からの逃走―(9)自分のせいにする心理:責めを負う

2010/06/04(Fri) Category : 自律(自由と責任)への道
【自由からの逃走】

前項とは逆に、親が子どものことについて自分のせいにするケースがあります。存在不安の強い母親が陥るケースの一つです(そういう事例があったということで、同様なケースがそうなるというわけではありません)。


★親が、自分のせいにするケース-------------------------------

たとえば、存在不安の強い人が何らかの障害を持った子を産んだとします。すると、「この子をこのように生んでしまったのは私の責任だ」と自分を責め、「だから私は一生この子の面倒を見なければならない」と悲壮な決意をすることがあります。

実は、この場合、自分が責めを負うことで、我が子に一生かかわることができる大義名分を得たのです。逆説的ですが、私の責任なんだから、私がこの子の人生にかかわり続けてよいという“権利”を自らに付与したのですね。

子どもは神様からの授かり物ですし、それぞれの課題を持って生まれてきます。その課題は本人のものであって、親といえど他人が介入すべきものではありません。親はただ、子どもが自分らしく生きられるように、自律に向けての支援をするだけです。

しかし、存在不安の強い親は(無意識ですが)子どもが自分から離れていくことを望んでいません。そのため、自分が子どもにかかわり続けることのできる理由を、どこかで探し続けています。そこに障害を持った子供が生まれると、ごく自然な形で自分が一生かかわることのできる理由を手にできるのです。このようにして、子を自律させず傍に置き続けるパターンがありました。


この「自分のせいで」という負債の背負い方は、いろいろなパターンで見られます。たとえば、何らかのトラブルや事故が起きて、「私のせいで」というところから対象に近づき、依存していくというパターンもあります。
(これも、そういうパターンがすべて依存になるということではありません)

いずれにせよ、「自分のせい」と自分を責め続けている間は、責任をとったことにはならないのです。責めるとは文句を言うことであって、責任ある行動をとることではありません。

あなたが相手の人生を背負っている限り、
相手は自分の人生に踏み出すことができません。

あなたが責めを負う必要はないのです。




★誰のせいでもない-----------------------------------------

このシリーズでは、「○○のせい」にする心理を見てきました。

「親のせい」「他人のせい」「社会のせい」「自分のせい」…なんだかすべて違うようですね。気持ちはわかるのですが、そうしている間は自分の人生のスタートを切ることができません。

結局、「○○のせい」にすることは、
その対象に依存するということであり、
自分の責任を放棄するということだと思うのです。

私は悔いなく生きたいと思っています。
過去に囚われて今日を生きていたときは、明日がありませんでした。
しかし、そういう日々も必要でした。

今は、今日何かに囚われて明日死んだら、悔いが残ります。
すると、囚われないためには、何かのせいにしないこと―そこに辿りつきました。


たとえば、権威者(親、学者、政治家、専門家…等々)であれ誰であれ、その人が何を言っていようとも、その人はその人の体験の中で得たことしか言えない。それ以上でもそれ以下でもなく、ただそれだけのこと。
自分の人生を生きるのに、他人の言質はなんら保証とはなりません。

「誰のせいでもない」ところ…
それが「自由と責任」の地ではないかと思うのです。



jiritu-kyoizon4




戦争という、怒りをどこにぶつけていいのかわからない環境の中で感受性を保ち続けた茨木のり子さんの詩を、時々読み返します。







<つづく>


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Comment

 

「〇〇のために」「〇〇のせいで」という心持ちになった時は、プラス・マイナスを問わず何かしらの特権を自分に与えていたように思います。
そういう意味で自分を特別視せず、他人を許すように自分を許し、他人を労るように自分を労り、何より自分が自分の最大の理解者であること。
最近朧気ながらその感覚が生まれてきたように思います。

愛すること(親からor自分を)とは、「期待や心配という負荷をかけること」と思っていましたが、「今のありのままを受け止めて、可能性を信じること」の方が嬉しくて心地よいことに気付きました。
そんな世界、他所事だと思っていたのに。
私にもあったんですね。
苦しい癖はまだ沢山あるけれど、以前よりずっと自分が好きです。

いつも力と勇気を頂いています。
ありがとうございます。

 

そうなんです!
ぶつけたい相手が自分を責めているとこちらは何も言えなくなってしまうんですよね...
今まで私も「自分を責める」のが基本姿勢だったので、「あぁやっちゃってたな...」と反省しました...

 

 

因果も原因ももう平たい文章では正解がわかってるのに、そんなもんが判ってるだけじゃ魔法は解けなくって、気がつけば判ったつもりになってから10年以上同じゲームを繰り返し続けて疲弊してもう土俵際で。
くだらない哀れな人間のしょうもない魔法のはずなのになんで私はえんえんえんえん外に出れない?

 

表裏一体

IPがいるからICが存在し、またICが存在するからIPが存在する。どちらが正しいか誤りかを下す議論に何の意味もないし、一方だけでは存在出来ない。

自律の世界とはそのドチラも存在しない場所です。

動物を見れば一目瞭然です。
喜怒哀楽に囚われず、ただ淡々と生きています。
やれ愛だの、子供に謝りたいだの、親が嫌いだのと言ってる内は全く幸せにはなれない。

追い求めていた幸せを飲み物で例え、手に入れて飲んでみたとしたら、「ゴクゴク、、、ん?、、あの〜スイマセン、何の味もしませんけど、、、」と言った方が分かりやすいかもしれない。そんなモノは無かったけど、それでも毎日の季節の変化、平凡な暮らしで十分に幸せなのだ。

自律したいと願っている人は、実はあなた自身が自律を拒否している事に気付いて欲しい。
美味しい飲み物なんて、初めからナイ

 

今日の記事、個人的にタイムリーです。
軽度発達障害らしき長男、そして夫。というのがわかり、それぞれとても手がかかり、子どものことについては、学校から対応を求められ、忙しくて混乱していましたが「誰の問題か?」と割り切る事でなんとか這い上がれそう、、、と思っていた所です。

子どもは病院→投薬で対応予定。夫にも勧めましたが、「NO」という事なので彼の自由にしたら良いでしょう。

雑音の多い中でいかに自分に集中するか、は楽になるための逆修行のようであり、苦難に満ちた人生が当たり前だったところから、少しずつ楽になれそうです。

このサイトに出会わなかったら周囲の全部を背負って衰弱死していたかもしれません。で、「あの人は身体が弱かったから、、、」で片付けられていたんだろうなぁ、、、。実際友達にもストレスで難病になってしまってる人がいます、、、。その子がまたすべて背負ってしまうんだ、、、。

 


こんにちは、先生。
(*・ェ・*)

「○○のせい」も依存って、ほんとですよね


消滅すれば良いと思っていた父
私と母と弟は、父という共通の敵を得て、団結していました。

だから、母子家庭になってすぐは、それぞれの歪みが三者三様に出てきて…荒れて殺伐とした日々でした。


当時母がよく言っていました
「あんたのために○○したのに」
私はその言葉が嫌いでした。自分はこんなにも可哀想なのにあんたは分かってくれない!…そう言われ、八つ当たりされているようでたまりませんでした。


昔から、相手に反発しまくるわりに離れない人を見ると
子供のかげがフッとちらつくときがありました。

そのたび「この人は、相手に依存してるんだ…」と思っていました。口では批判を上げ連ねていますが、飢餓を隠し切れていません。
そういう人、見回すと結構たくさん居ますよね。匿名で誹謗中傷したりするのも、それではないでしょうか。


正義の反対は悪。正義は悪を倒す。あまりに間違って、世界に馴染んでいる掟…


茨木さんの詩を拝読し、今と昔はあまりにも変わらないんだと再確認して、切なかったです。
だからこそ、私も感受性を保ち続けたいと思います。

 
    
 
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