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深海から浮上するときの留意点

2010/07/25(Sun) Category : 自律(自由と責任)への道
水中から急浮上すると潜水病になる。
肺の過膨張と減圧症だ。

肺の過膨張とは、肺の中の空気が急に膨張すること。
減圧症とは、栓を抜いたときの炭酸のように、体内に溶け込んでる(液化している)窒素が気化して細胞や血管に気泡を作ってしまうこと。

肺の過膨張は、主に水圧(水深)が関係しそうだ。
減圧症は、体内にどれだけ窒素がとけ込んでいるかによるから、水深がそう深くはなくても、長時間にわたってボンベの圧縮空気を吸っていれば体内に多くの窒素がたまっているのだろう。だから水深だけではなく滞在時間も関係してくるのだろう。

だから、より深く長く潜っていた人ほど、ゆっくりと時間をかけて浮上していかなければならない。



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さて、自律界を海面より上の世界、ハラスメント界を海面より下の世界としよう。海面より下は、透き通る浅瀬から、日も射さない暗黒の深海までいろんな世界が広がっている。

そして、人はそれぞれの課題に応じて海の中のいろいろな場所に生まれてくる。共通課題は、そこから陸に上がること(=魂が進化すること)。

青さが残る部分で生まれる人、日も射さぬ真っ暗な環境に生まれる人、さまざまだ。近くに色とりどりの珊瑚(たとえばラスベガス?)が見えるところで生まれた人は、そこを目指すことが成功だと思うかもしれない(世間的に恵まれていると思われている人が自律しにくいのは、こういうところでしょうか)。

上に上がるためには、能力やマナーやルールなど、あれこれ身につかなければならない上に(←これも虚構ですが)、はき出せない気持ちで心のコップは重くなり、煩わしい人間関係ももうイヤだと、逆に深海に沈んでいくものもいるだろう。



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さて、自分が深海に生まれたとしよう。
そこは、親も周囲も共依存で真っ暗の世界だ。が、比較のしようもないからそれが世界だと思って過ごす。なんだか圧を感じて苦しいのだが、生まれながらにその環境に馴染んでいくので、その苦しさを意識できなかったりする。

ある日、海流の変化や異種の魚との出逢いなど、なんらかのきっかけで違う世界があることを知った魚は、暗闇の中、手探りでともかく懸命に浮上しはじめる。どこに向かっているかもわからない。

ふと気づくと、水が青い。真っ暗闇ではない。これまでの世界に比べると、目でものが見えるようになっているし、体も随分軽い。
あぁ、自分はあそこを抜けたんだ!と一安心(錯覚)する。でも実は、まだ水の中。しかし、水の外を生まれてこの方知らないので、それが錯覚ともわからない。

安心すると感情が出てくる。誰かとこの気持ちを分かち合いたい。すると、そのレベル(水圧)に応じたハラッサー達がよってくる。たとえば、前項の“壁”で見た1~3の人々だ。ここで道が分かれる。

そこでゲームを続けるもの。

なんだよ、苦労してここまで来たのに…。結局、どこへ行っても同じじゃないか。自分が望むような世界なんて存在しないんだ。と確認(スタンプ集め)して、戻るところは馴染んだ世界―再び闇に戻っていくもの。


すくわれてハッと気づくもの。まだ、だった…。
そして、再び浮上しはじめるもの。

今度は疲れ果てないように。疲れ果てて虚を突かれたことが足元をすくわれた原因だったから。
浮上することそのものを目指すのではなく、浮上する過程をも楽しもう。
急いで上がっても潜水病になるだけ。ならば、ICのやりたいことをやって寄り道しながら、このプロセスそのものを楽しもう。楽しむことが、自分の背骨を作っていく。楽しみながら、減圧する中での泳ぎ方を体が覚えていく。頭でわかってもダメ。体が覚えるためには、ゆっくりいくしかない。



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と、いうわけで、休み休みでいいんです。
浮上するときに、早く浮上しなきゃ、などと焦るとかえってパニックになるでしょう。早く早くという気持ちと、ついてこない体との間で、イライラする日々になるかもしれません。

あるいは、常に他の人と比べて自分を責め、浮上の過程を楽しめないかもしれません。でも、深海に生まれたから不利なのではなく、浅瀬に生まれたからこそ海上を目指す気にならないものもいるのです。

私は、深海から離脱しようとする方だけではなく、深海のブラックホールそのものだった方が光へと変わるのを支援して参りましたので、スタート地点がどこにあるかは全く関係がないと言えます。

人はどの地点からでも、上へも下へも行けるのです。他と比べる必要はありません。ただ、自分が目指すべき所を目指すだけです。

ですから、過程を楽しむために焦っても仕方がないと理解すること。
ある地点、ある地点で体を休ませ、その環境(水圧)に体を馴染ませ、馴染んだら、また少し浮上し……これを繰り返して海面に近づいていくわけです。

体を休ませているとき、その水深レベルに応じて、いろいろなハラッサーにも出逢うでしょう。しばらくそこで右往左往するのもいいでしょう。それはそれで学びです。変化していく自分。そのときの自分の鏡としていろいろな人が立ち現れるわけですから。そして、出逢いと別れを何度も繰り返していく中で、たくましくなっていくのです。



あなたが自律への意志を持ったとき、既に自律した人と同じ所にいます(すべては本人の意志次第です)。
ただ生まれた場所が皆違いますから、浮上の困難さも方法もルートも全く異なります。そして、その困難さを克服するギフトも、恐らくその生まれた環境の中で提供されているでしょう。
あとは、みなそれぞれが自分のペースで、自分の体と相談して上がっていく他はありません。

ですから、苦しいけれど楽しみましょう。
それは、一生かかるプロセスなのかもしれません。
けれど、その浮上のプロセスは、あなたにしか辿ることの出来ない貴重なプロセスなのです。あなたにしか見えない風景なのです。
その風景とプロセスが人生そのものです。

ゆっくりと、焦らず参りましょう。




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いまどこだろう。

たぶん私は深海にいたんだと思う。
少しずつ浮上しながら、来ているような、
していたのに、まわりにまた振り回され、それは私の中にある存在不安がそうさせたんだろうけど、
また今深海にもぐりつつあるんだろうか。
わからない。
ただいえることは、焦って第二の誕生を目指して生きていたこと。
焦っていたし、もう海上だーと言っていた自分がいたこと。

よくわかんないけど、
オンリーワンになりたいとか思う時点で、まだ自分は、親に認められたいとか願っていて、深海に住んでいるんかな。

もし余命が3か月とかなら、今の自分に私は満足するのかな。

宇宙の塵のような自分に、これから何がおきるのだろう。

どうなるんだろう、自分。

 

あせらずゆっくりで思い出した

自分は学生のころ長距離走が比較的速かったのですが、最初すごく速くて2/3くらいまではトップでも、後半ばててどんどん後ろに追いつかれてぬかされてました。
ゴールに着いてからも自分はすごく疲れてるのに自分より先にゴールした人がそんなに疲れてなかったりしました。

ある日最初はすごく遅いのに最後に追い上げてくる友達がゴールした後もケロっとしてたのでなんでそんなにうまく走れるのか聞いたことがありました。
彼は「絶対にゴールまで走れるスピードで走ればいいんだよ」といいました。たとえ歩くくらいの速度でも自分はこのスピードでいけばこれから走る10キロ20キロを走りきれるというスピードで走るのだと。

目からウロコでした。
今その時の全力で走らなければいけないと思っていた自分にはあり得ない発想でした。

試しに最初は歩くよりも遅いくらいで走ってみたところ、最初は遅いんですがだんだん体が軽くなってスピードが上がっていくんです。
走り終わった後も息もそんなに切れることもなく走るのがとても楽で楽しくて驚きました。

走ることにかかわらず何かと最初に突っ走って息切れしてしまう自分ですが、たまに彼の言葉を思い出します。この言葉は自分の中の宝物です。

この記事を読んでふと思い出したので書いてみました。




 
    
 
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