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小沢昭一的こころ

2006/04/23(Sun) Category : 戦争
車に乗って、ラジオをつけた。
大竹まことの「少年ラジオ」という番組で小沢昭一(1929生)が語っていた。

「僕らの小さいころに似てきましたね。怖い怖い」

戦争を実体験し、『その日その日を生きて行くのに必死』な戦後を体験した彼は、『朝床屋に行って、馴染みの蕎麦屋で蕎麦を食べて、機嫌よくラジオの仕事をする』日常をこよなく愛している。
平和の大切さを身をもって知っているからだ。

世界全体がギクシャクしていることを感じている小沢は、「戦争以外ならなんだっていいいですよ」とまでいう。

「戦争だけはいけない。人殺し大会だから」

左の論客がいなくなり、右の発言ばかりが目立つようになってきた、最近の好戦をあおるマスコミのあり方に警鐘を鳴らす。

「大国意識がいけない。小国でいいのに」 と彼は言う。

本当にそう思う。
内面が満ち足りている人は、自分を大きく見せる必要がない。
内側が貧しいから、自分を大きく見せようとする。

心が空洞化している日本は、その貧しさを隠そうとして「経済大国」の仮面を外すことができないでいる。
貧しい国だ……

かつて軍事大国になろうとして臍をかんだ。
そして、今、経済大国意識が間違った方向に導こうとしていると言う彼は、ブッシュと小泉が変わることに期待をしていた。





海に出た。

潮風が心地よい。

珍しく東京湾をはさんで富士山が見えた。

かつて千葉の特攻隊訓練所で教官をしていた叔父の言葉を思い出した。
「富士山に向かって飛ぶ。くるっと宙返りして正面に富士山が見えれば成功」

あの真っ白な富士山をそういう思いで眺めたくないものだ。
釣り人たちが幾人も糸をたれている。
波打ち際には、親子連れが散歩している。
浅瀬には、小魚が群れを成して泳いでいる…。


この風景も随分変わった
私より、わずか20年上の人たちは、波が引くたびに小魚がピチピチと砂浜の潮溜まりに跳ねているのを日常的に目にしていたのだ(その人が子供の頃ね)。

なんと、豊かな光景であることか!


できることなら、その時代に住みたいとさえ私は思う。

今や、日常的に見えていた富士山は、たまにしか見えない。
目を凝らしても、大切なものが見えなくなっている現代―

これ以上、この風景を変えたくはない
元に戻したい

自然な風景が受け継がれていくために、
私にできることは何だろう

今のところそれは、つまらない競争から降りる人の力になること

私にできることで行動しよう


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