魂リーディング(13)私の中のやわらかいもの
★とってもやわらかくて、あったかい大きな白子---------------------------
今、違うイメージが見えました。
とってもやわらかくて、
あったかくて、
体温を持った大きな白子のようなものが、
鍵のついた箱の中に大切に保管されています。
それは英司さんの一部なんですが、英司さんの外に置いてあるんです。
一部なんだけど、切り離して鍵のかかったところに誰にも知られないように保管してある。
(そんなの私だって知らない ^^;)
それはとっても繊細なもので、でもその繊細さがあるからいろいろなことがわかる。たとえば、皮膚は柔らかいからこそ、尖ったものに触れたときに痛みを感じる―そういう感じです。
そこから、英司さんはたくさんの情報を得ています。
けれど、自分の中には入れていない。同化していない。
自分の外に置いて守っているんです。
そのやわらかさ、あったかさは、
ずっとそこにいて昼寝しているだけでくつろいで全身がほぐれるような、
息がしやすくて楽だなーと思えるような、
そのようなやわらかさ、あたたかさです。
性別を超えたやわらかさですね。
それを、自分の中に取り込んで、体の中に浸透させていくといい。
★自分の“外”に置いて守ってきたもの-----------------------------------
なーるほど…やわらかいものが私の中にあってはいけなかった。
父は固かったし、母は侵入してきた。
だから、自分の外に出して保管して守らなければならなかったんだ。
自分には微塵もそういうところはないよという顔をして。
「敵を欺くにはまず味方から」と言うが、
すっかり自分を騙しきって生きてきたんだね。
心理学的に言えば、父が自分の中から子どもっぽさや女々しさをはじき出していたから、当然それは禁止令となって私に伝わるよね。つまり、私もまた、それらを出せなかった。
そういえば、「あんたは甘えない子だった」と母によく言われたし、泣くことは恥ずかしいことだった…。
私の中に、まだ甘えたことがないチャイルドがいるのはわかっていた。
甘える=取り込まれる怖さもあったしね…。
安心して心を許せる相手がいなかったわけだ。
まず、そのチャイルドの望みをかなえる必要がある。
今は、妻という安心できる相手がいるしね。
だからか…、
なんとなく次のステップに踏み出すことができなかったのは…。
「その前にやることがあるだろう?」ってチャイルドが言っていたのは、このことだったんだろうなぁ。そのチャイルドが次に行くことの足を引っ張っていたんだ。
★思いっきり赤ちゃんになれ---------------------------------------------
思いっきり赤ちゃんになれという。
おっぱいちゅぱちゅぱ、おなかに顔つけてくすぐられて赤ちゃんがキャッキャいって笑い転げるような、そんな赤ちゃん。
それを演じてはダメ。
心の底から笑いがこみ上げてくるまでやれ、という。
うぉー、そーなんだー。
相談者の方は男装でも女装でも赤ちゃん返りでも何でもOKなんだが…。
こりゃ腹をくくる必要がある。
おなかのチャイルドが、「だろう?」ってニヤニヤしながら見上げていたのは、このことだったんだぁ。
勉強や仕事、努力や能力などのハードルは、それがどんなに高くても、この種のハードルに比べればかわいいものだ。
けれど、心の底から赤ちゃんをやるということは、確実に何かが変わるだろう。それが引き金となって、あれー自分どこ行っちゃうのー、ということになるかもしれない。
なんとなく天才バカボンを思い出した。
赤塚不二夫恐るべし。
まー、しかし、妻や娘が日常的に赤ちゃんをやっているからね~。
そういう光景になじんでいるという点では、妻や娘に恵まれた。
それにしても、赤ちゃんか~。
『とってもやわらかくて、あったかい大きな白子』というのは、まんま赤ちゃんなんだなぁ。
『性別を超えたやわらかさ』―赤ちゃんだからそうだよなぁ。
つまり、まだ世にまみれていない、生まれたまんまの無垢な状態を大事に守っていたんだね。“自分”という人間は生きていくうちに世にまみれていくから、自分から外に出して…。
★愛し合い、聖愛へと向かう---------------------------------------------
あ、中尾さんの体の奥にもう一人いますね。
仙人のような中尾さんです。
その人がこう言っています。
「 で き る 」
“できる”ということは、“していない”ことでもあります。
それをするには、まず真智子さんの力を借りるといいそうです。
「そのあとは独りでどんどんできるようになる」そうです。
真智子さんは英司さんの愛がホンモノであると感じています。
愛を返したくて、どんなあなたも愛する、というサインが出ています。
すると、どんな自分になってもいいんだという自由が広がります。
赤ちゃんになれというのは、そのシンボルなのです。
そして、英司さんの枠が広がると、英司さんの中にある愛が大きくなります。
その愛で真智子さんを愛し、すると真智子さんから愛が返ってくる。
実は、愛されることも気持ちいいのですが、愛することの方がもっと気持ちいいので、この気持ちのいい循環が大きくなりながら続いていくのです。
この循環が、「性愛」から「聖愛」へと変化していくプロセスなのです。
…そうか
「愛し合う」とは、循環し、自由と愛が拡大し続けていくことなのか!
―らせんを描きながら上昇し、円が拡大していく様子が思い浮かんだ。
★循環し、まほろばとなる-----------------------------------------------
一人だと汚れることもあります。
けれど、二人で循環しているのですぐに澄み渡っていきます。
また、常に変化しているので、子宮になることはありません。
循環しているので、ブラックホールもホワイトホールも関係ありません。
悪いものも勝手に浄化されていきます。
…鴨長明「方丈記」の序文を思い出した。
『行く川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しく止どまる事なし』
こうして、お二人が「まほろば」になっていきます。
(まほろばとは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の古語)
夫婦が“まほろば化”すると、家の磁場が変わります。
お子さんたちは、その磁場の中で自然と浄化されていきます。
お母さんがルンルンしているのはお父さんが愛しているからだ。
お父さんが自由でいられるのは、お母さんが支えているからだ。
この二人から生まれたんだから、私は間違いなく愛の結晶なんだ。
何をせずとも、子どもはそう確信できるのです。
―なるほど、夫婦が愛し合っていれば、その結果が子どもだもんね。
何もしなくていいというのが、ほんとに当たり前のようにストンとくるね。
★自然に返る-----------------------------------------------------------
自然体で循環する二人のエネルギーが集合無意識にも影響を与えます。
特に日本人男性はまじめな魂が多いので、高野豆腐のようにカチカチだった英司さんが、水をたっぷりと吸ってゆるんだ豆腐になることがいいんです。
(そういえば、あのパパがこんなに変わったと、いつぞや娘も言っていたしなぁ…)
すでに真智子さんは、英司さんのぶっちゃけたところを知っています。
普通で、かつゆるんだバカップルが宇宙を救うんです。
(なろほどね~、なんていうか、そのままでいいんだね~)
二人がまほろばになると、一人でもまほろばになります。
将来は、ご夫婦バラバラにあちこち飛び回っているかもしれませんね。
お子さんたちもそれぞれご家庭を持って、地理的にはみんなバラバラなんですが、心はみんなつながっています。そして、中尾さんと奥さんの間には虹がかかっていますね。
(そうかー。虎井さんが言っていたルパンと次元だ)
どうやら楽しく自然にそちらに向かいつつあるらしい。
風の私が太陽にも水にもなる。
なろうとしないから、返ってなんにでもなれるということらしい。
ただ自然体―自然のありように帰っていく。
だから、自在になれる。
けれど、個性はある。
そして、「今」だけを楽しんでいく。
【Kiyoshiro & Chabo 「君が僕を知ってる」】