「降りてゆく生き方」―腐らず発酵していく人生の方法(寺田啓佐)
似て非なるもの
いずれも微生物の働きなのに
いったい何が違うのか
微生物の働きと言えば人体
人体は60兆の細胞でできている
そこに微生物が100兆から1000兆いる
ん?なんだ、人体はむしろ微生物でできているんだなぁ
「菌を気持ち悪いと思うことは、自分を気持ち悪いと思うことなんです」―なるほどね。
その微生物を体内から徹底的に消し去ろうとした結果
アレルギーが急増した(--;)
実は微生物のウンチやオシッコが人体の免疫力を高めていた
土壌微生物が土地の生産力と植物の免疫力を高めるのと同じだね
かの悪玉よばわりされている大腸菌でさえ
おなかのバランスに一役買っているらしい
お酒にも悪玉菌が居るらしい
その菌に毎日「ありがとう」と話しかけた
すると、立役者になってくれたらしい(^^)
既に在るものから引くものは何一つない
嫌なものを排除することは無意味
受け入れることが鍵という
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小1のとき歌舞伎町に引っ越す
なんと、さまざまな家庭があった
ネションベン大統領のあだ名がついて
小中の修学旅行に行けず辛かった
博打はすべて覚え、相手をやっつけることが快感だった
勝つためにいかさまさえやってのけた
が、一方でちゃんとした場では小心、あがり症、顔面蒼白
俺って優しかったんだ!-と自分を受け入れたら、人前で平気になった
50点の人を30点に見るのではなく
50点の人を80点、いや100点に見ていく
悪玉菌も、褒めると人のために活躍するように
認められれば誰でもうれしくなってその気になる
そうやって「見方を変える」だけで
とんでもない人でも発酵してくる
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1%でも相手のせいにすると、そこに怒り、恨み、憎しみが生まれ、
それが災いや病となってわが身に降りかかってくる
100%自分のせいにする
そして、お詫びし感謝する
それが、人に左右されない自分の人生を歩くコツ
斎藤一人さんが「楽しいねぇ」と、毎日のように遊びに来るらしい。
いろいろな問題が次々とあるであろうにもかかわらず「楽しいねぇ」
そう思っていると、頭がそちらに引きづられて
そして楽しいことが起こってしまうらしい
ほんとにそうだなぁと思う
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「発酵場」をつくると、うまく発酵し始めるという
うまくいくコツは、人に笑われても騙されてもいい、バカになりきること。
「発酵場」とは、「心地よい場」
うれしいね。私達がやろうとしている「まほろば」とおんなじだ。
「発酵場」を表す言葉は、
・うれしき
・たのしき
・ありがたき
これを「お三“き”」(お神酒)という。うまい!!
微生物と響きあうと人体が活力を持って病院いらずになるように
発酵場で人と人が響きあうと面白いことが起こる
「御酒ひびき」(みきひびき)―気持ちのいい言葉だ。
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あと、「炭」を埋めると、「穢れ地」が「いやしろ地」になるらしい。
香取神宮のお社の下には炭がごろごろ埋まっていた。
2100年前の遺体が死後4日の状態で発見された―その遺体は5トンの炭で囲まれていた。
どうやら炭は、生命力を喚起するらしい
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不安に駆られ競争社会の中でひたすら上る生き方をしてきた寺田さん。
その寺田さんに生き方を教えてくれたのは微生物だった。
微生物は、心地よいところを求めて仲良く生きている。
これだ!
自然とは、慈しみと愛
その自然に沿った生き方
だから、気持ちいい
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ところで、冒頭の問い―なぜ、発酵すると腐らないのか?
そのメカニズムは、まだ解明されていない。
わかっているのは、発酵したものの中に生物に必要な必須アミノ酸が生まれてくるということ。
けれど寺田さんがわかったこと。それは、
発酵=変化し続けること。 だから、腐らない。
わぉ! これじゃん↓
『二人で循環しているのですぐに澄み渡っていきます。
また、常に変化しているので、子宮になることはありません。
循環しているので、ブラックホールもホワイトホールも関係ありません。
悪いものも勝手に浄化されていきます』
【魂リーディング(13)私の中のやわらかいもの】
木村秋則さんの奇跡のリンゴも、発酵しているから腐らないんだろうね。
【「すべては宇宙の采配」-農業維新の志士、木村秋則さんの思い】
なんだか、あちらにもこちらにも生き方を同じくする人がいてうれしい
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*11月28日東金市で行われた「降りてゆく生き方」上映会
その後の、寺田啓佐さんの講演を聴いて印象に残ったことです。
映画は、武田鉄矢扮するサラリーマンが口がうまくてお調子者で自分本位に生きていて、あちこちの場面で笑いが起こりました。こういう会場での上映会っていいですね(^^)。
*それと何より微笑ましかったのは、上映会を開催した主催者の方の熱弁! バスの中でふと出会った女性にこの映画のよさを熱弁しまくり、熱にほだされて(?)スタッフとして参加することに。その方が、進行役をされている方でした(^^)。
熱が分子を動かして伝播していく―熱伝導という言葉を思い出しました。
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“上”は上でゴチャゴチャ動き回っています。
“下”は下でホットにつながり始めました。
まるで、チャイルドが目覚め始めた個人を見るようです。
IPは、目覚めを阻止しようと思考がグルグル動き回っています。
ICは、お腹から全身を暖め始め、顔がほてってきます。
IPは、後頭部を締め付けて痛みを与えて妨害しますが、
ICの味方になることを決めた自分は、そんな妨害びくともしません。
IPが、どんなに杭を打ち込んで行動を制限しようとも、
自分という味方を得たICは、そんな杭など吹き飛ばしてしまうのです。
そして、
チャイルドが勝つことになっているのです(^^)。
さぁ、チャイルドと一体化して自分を取り戻すために、
みんないっせいに競争社会という架空の土俵から降りましょう。
・ システムズアプローチで辿り着いた「降りてゆく生き方」