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真実を告げられた人の心理過程

2011/01/18(Tue) Category : 心の闘い物語
相手にとって良かれと思うことであっても、それが相手の望んでいないことであれば、それは相手を侵害するハラスメント行為です。

チェーンメールも、3秒で凝りを取るヒーリングも、恋人を遊びに連れて行くことも、親が子のためにと習い事をさせることも、教育におけるボランティアの押し付けも、宗教の勧誘も、その本質はすべてハラスメントです。


では、相手に「真実」を告げることはどうか?
たとえそれが辛いことであったとしても、真実を知った方が最終的には幸せではないのか?だから、真実ならば伝えた方がいいのではないか―そう思う向きもあるでしょう。


これは一つには社会的条件も関わってくる問題ですね。
たとえば癌の告知。癌になる人も少なく、かつ不治の病と見なされていた頃には、本人のショックが大きいため告知することはまず選ばれませんでした。
しかし、癌をカミングアウトする人も増え、治る見込みも出てくると様子が変わってきます。もし自分が病になるとしたら、心筋梗塞や脳血管障害などで突然死するより癌になったほうがいいと言う医師が多いそうです。死ぬまでの時間を有意義に使えるからだそうです。

このように癌に対する意識が変わったのは、勇気ある人々の登場が癌を受け入れる畑の耕しとなったからでしょう。つまり、社会状況(←私たち一人ひとりが作り出すものです)が個々人に心の準備をさせていたわけで、このような社会状況の変化が、真実を告げるに当たっても大きな影響を与えています。

けれど、社会的背景がどうあれ、全く心の準備ができていない個人にとっては、いきなり真実を告げられるということは侵入であり暴力です。



-------------------------------------------------------------------
では、そのように真実を明かされた方はどうなるのか?
このことについて、その心情がよく表れている事例がありました。

知ってしまうと後戻りはできません。それまでの現実が崩壊し、ということは、その中で形成してきたアイデンティティ、いえ自我さえも崩壊の危機に瀕しました。自殺まで考えた苦悩を経て、その人は「自己」にたどり着いていくわけですが、崩壊寸前の精神的苦痛がありました。

語っている人は、マオリッツオ・カヴァーロ。
宇宙人から宇宙及び地球の真の姿を知らされた人です。
この方の事例を基に、真実を告げられた人の心理過程を見てみましょう。


*注1
なお、宇宙人がいるとかいないとかの議論をしたいわけではありません。私の相談者の方には様々な人がいます。カウンセラーは、その相談者の脳内現実に沿います。マオリッツオが仮に私の相談者とすれば、その心理過程に沿っていくでしょう。ここで言う「真実」もマオリッツオにとっての真実です。人によって真実は異なるでしょう。
*注2
それがフィクションであれSF映画であれ、このブログで取り上げるものは、すべて自律に至る道筋として参考になるものを取り上げています。
*注3
それでも読み進めるうちに、どこかで心理的危機感を感じる方がいらっしゃるかもしれません。文が頭に入ってこない方もいらっしゃるでしょう。そういう方は無理をされないで下さい。読まなければいいだけのことです。


真実を告げられた人の心理過程
1、アブダクション(拉致)
2、真実を告げられた衝撃と引き剥がされた現実
3、マオリッツオ・カヴァーロのたどった「負の過程」
4、「責任の自覚」が人類進化の鍵




★1、アブダクション(拉致)----------------------------------------

まず、なぜ彼が宇宙人(クラリオン星人)からの最初のコンタクトをアブダクション(拉致)と言っているのかについて見てみましょう。

『これは、僕にとってはアブダクションだよ。だって、僕は外に出たくなかったんだからね』(←この一言に尽くされていますね)

『抵抗すればするほど、頭の中に鋭い痛みを覚えて、どんどん気分が悪くなっていったんだよ。それで、言われたとおりに車に乗り込もうと思ったとたん、痛みが和らぐことに気づいたんだよ。また反対に、家に残るぞ、って思うと、痛みがぶり返して前よりもさらに酷くなったんだよ。だから、これは強要だよ。』


【チェーンメールはなぜ悪いのか?】で次のように書きました。

『チェーンメッセージは、次のような特徴を持つ。
1、突然、侵入してくる
2、何らかの気持ちが湧き、葛藤が起こる
3、行動を促される』

…同じですね。
突然テレパシーが侵入してきて、行くか行かないか葛藤を引き起こし、痛みによって行動を強制されています。

この事例にせよチェーンメールにせよ、望みもしない相手に行動を強制しています。これがハラスメントですね。


また、IPが強い方は、気持ちのままに行動しようとすると頭痛がして気分が悪くなって、行動できなくなることがあります。いわばIPにアブダクション(拉致)されている=「IPに身柄を拘束されている」と言っていいかもしれませんね。



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とくめいさんへ

心配してくださってありがとう。宗教入らなくても友達ね♪って言ってくれてたので少しシヨックなのです。友達の形も人それぞれだし、私は本当の話が出来る友達が欲しかったから‥下手くそながらでも本音を話せてよかったです。失敗に思える事も成功に繋がる様に間違いも無駄な事も何も無いのだなぁと感じました。自分がする事は全て自分の為になってる。

 

はじめてみました。

真実を伝えることは大変しんどいことですね。私たちは、食や流通に関して、真実を伝えていこうと活動していますが、やはり押し付けになることも否めません。知ってしまうと辛いのも事実ですし・・・。

 

アヨさんへ

自分がする行動は気持ちを大事にしたらいいし、人が自分にする行動はその人の問題なので引き受けなくていいと思います。(ここの受け売りですが)
文の中の言葉からの推測ですが、
「断っていました」ということは過去に勧誘されたのかなと思いました。宗教については「入りません」と宣言している自律姿勢のアヨさんに、
「団体のリーダーの事を熱く語り出した」ことこそがアヨさんへの侵入だと感じました。
この方と二人で会わなくなってよかったなーと私はアヨさんが自律方向に近くなったと受け止めましたよ。

 

う~ん

自分がする行動、人が私に対してする行動、その事を考えると動け無くなりそうです。ある宗教に入っている友人がいて、前々から信仰心は持ち続けるけど、宗教には入らないと言って断っていました。団体のリーダーの事を熱く語り出したので、前々から疑問に思っていた事を質問したら、声高にしどろもどろになり、押し問答みたいになってしまい収拾がつかず話は、絡まったままで終わりました。その後、彼女は以前の様に私と二人で会う事はしなくなりました。そんなつもりは無かったけど、私が侵入してしまった事になるのでしょうね。難しいです。

 

自律した友人を持ってます。

この友人の特徴を一言で言うとまさしく「進入してこない」ですね。

性格が凄くさっぱりしてる。すごく穏やかで、強い。
進入してこないけど、はっきり言うところははっきり言ってくれる。

なんだろ、とにかく自分を信じてる感じが伝わってくる人です。

すごくいい手本です。

 
    
 
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