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マオリッツオ・カヴァーロのたどった「負の過程」

2011/01/20(Thu) Category : 心の闘い物語
【真実を告げられた人の心理過程】

★4、「負の過程」-------------------------------------------------

『私は、当初、自分の身に起こった変化に対して大変思い悩みました。
いやむしろ、究極の恐怖を覚えたといった方がいいでしょう。自殺することまで考えたんですからね。
こういう心の葛藤というのは、コンタクト体験者の多くにはつきものです。大多数にとって、コンタクト体験は虐待行為に等しいんですよ。(割愛)

とはいえ、それは外部からの暴力、つまり、「コンタクトしてきたエイリアンたちによる虐待」を意味するのではないんです。これは、「自分自身を精神的に虐待する」という意味なんです。
人間は、数限りない既成概念に囚われているので、コンタクト体験の意味を理解するためには、実に多くの偏見からその身を解き放つ必要があるんです。つまり、<打ち棄てる>行為が苦痛を伴うんです。

今まで信じてきたものを、全てを念頭から消し去るんです。
信頼が置けると考えていた全ての事柄。
自らの目的や決意とみなしていたもの全て。
今まで築き上げてきたものを一切合財打ち棄てようとすれば、苦しみは避けられません。

私を苦しめたのはエイリアンたちではありません。
彼らは私という人格を犯すようなことは、一度たりともしていません。
私がなぜ自虐行為に及んだかというと、嫌悪感を抱いたからです。
不可解かつ未知の事柄を理解して受け入れることに、私自身が拒絶反応を起こしたからです』



『はじめは、彼ら、地球外生命体の存在自体を疑ってかかったよ。常に、自問自答を繰り返した。たぶん、こういう態度で臨んだから、精神を病まずにすんだんだろうけどね。

当時は、何らかの堅牢な土台の上によじ登ろう、すがり付こうとしていたよ。だって、彼らは僕の人生に闖入してきて、今までの現実のように見えていたもの、現実だと僕が信じていたものすべてを、粉々にしてしまったんだからね。僕の足下から大地を奪い去り、丸裸にした。皮をはぐようにして僕という存在をむき出しにした。彼らを恨んだよ。

だけどね、彼らに憎悪を抱いていたと同時に、いつの間にか、彼らを愛し始めるようになっていったんだ。

こういう経験をしてしまうと、人に信じてもらえるか否かなんていうのは、僕にとって全く何の問題でもなくなるんだよ。』



『トラウマや苦痛なんていうのは、自分自身が生み出すものなんだよ。(割愛)自殺を考えたこともあったよ。けどそんな時でさえ、僕を苦しめているのはこの僕自身だった。……いや、もっとちゃんと説明するね。

僕に苦痛をもたらすもう一つの現実(つまりこの世界の本当の姿)が、目の前に突きつけられた。だけど、それを受け入れられずに拒絶してしまう。こんな僕の人間としての習性が、苦しみの原因だった、と言った方がいいかもしれない。』



『僕だって、アブダクション体験の初期段階は、長年にわたって「負の過程」を経なければならなかった。それはね、全てが異質だったから恐怖を覚え、それを悪と認識したからだったんだよ。(割愛)

(エイリアンたちは)僕という人間を変えようとしていた。僕は抵抗して、逃げようとしていたというのにね。(割愛)

それにもかかわらず、最終的には、エイリアンが悪であるという考えを改めなければならなかった。(割愛)この「負の過程」で僕は自分自身と闘っていただけだと気付いたからだよ。』




------------------------------------------------------------------
マオリッツオの大変な苦しみが伝わってきます。
彼は次のような過程を経て真実を受け入れていきました。『』内が彼の思いです。上記にピックアップしておらず、本から直接引用したものもあります。


■第1段階【衝撃(パニック)】-----------------------------
 虚を突かれて自分に何が起こっているのかわからない状態。体験の刃(やいば)がグッサリと突き刺さっているにもかかわらず、それを自覚できない状況です。混乱、錯乱し、正常な判断は出来ません。

『究極の恐怖を覚えた』
『コンタクト体験は虐待行為に等しい』
『とにかく、その時、僕は凄まじいショック状態にあったんだ。見るもの全てが異常で、とんでもなく非現実的なんだ』


■第2段階【否認(防衛的逃避)】---------------------------
 現実を否認します。目が覚めたら夢であってほしい、1年前であって欲しいとか、奴さえ来なければ、親がこの親でなかったらなど、「もし~だったら」「目が覚めたら~」と現実を否認し、現実から逃避する段階です。記憶を失うこともあります。

『地球外生命体の存在自体を疑ってかかったよ』
『不可解かつ未知の事柄を理解して受け入れることに、私自身が拒絶反応を起こしたからです』


■第3段階【激情(怒り)】-----------------------------------
 現実を認めざるをえなくなると、改めて 「なぜ自分がこんな目にあわなければならないのか」「自分が何か悪いことをしたのか」という感情が沸騰し、理不尽さへの怒り、恨み、憎しみで自分が振り回されます。持って行き場のない怒りは社会憎悪(不特定多数)へと転化することもあります。

『以前のマオリッツオは破壊された』
『皮を剥がされてなぶり殺しにされたんだよ』
『僕の足下から大地を奪い去り、丸裸にした』
『皮をはぐようにして僕という存在をむき出しにした』
『彼らを恨んだよ』
『彼らに憎悪を抱いていた』
『それでね、最後にはいつも自問自答するんだ。「なぜこの僕が選ばれたんだろう?」ってね』


■第4段階【比較(不安)】-----------------------------------
 あきらめきれない現状の中で、過去の自分と現在の自分の比較、あるはずだった未来とぶち壊された現実の比較、他者と自分の比較、生き続けることと死ぬことの比較…あらゆる比較がなされ、何もやる気にならない憂鬱気分と周囲へのねたみ、孤立感とともに自分がこの世で最大の不幸を背負っているように思います。

『精神を病んでいるのではないかという、とてつもない恐怖にもがき苦しみながら、長年にわたって味わった苦悩や孤独、疎外感』


■第5段階【虚無(自殺衝動)】-------------------------------
 心にポッカリ空いた空洞、これまでの全ての努力を無にされた虚無、自分が生きる枠組みを喪失した恐怖、人の社会への不信、新たな努力をすることへの虚しさと徒労―たった一人という痛切な孤独感の中で、もう生きていたくないと自殺衝動が湧いてきます。

『実に多くの偏見からその身を解き放つ必要があるんです。つまり、<打ち棄てる>行為が苦痛を伴うんです』
『私がなぜ自虐行為に及んだかというと、嫌悪感を抱いたからです』
『自殺を考えたこともあったよ』


■第6段階【グリーフワーク 】--------------------------------
 心の気嵐が過ぎ、蒸気が再結晶化して露になって落ちてくるように、涙にまみれる時期です。上記の全ての思い、そして、これまでの自分の頑張りに対する労りも含めた嘆き悲しみです。

『話を聞いてもらいたかったんだ。だって、悩みを打ち明けたかった、助けてくれる人を探していた、救いの手を差し伸べてもらいたかったんだよ』
『彼(宇宙人)はね、自分のことを「マオリッツオの助っ人」なんて冗談めかして言っているよ』


■第7段階【受容(安息)】-----------------------------------
 自分の身に起こった現実を受け入れる段階です。抑え込んでいた感情を全てを吐き出しきったとき、心は落ち着きを取り戻します。

『この「負の過程」で僕は自分自身と闘っていただけだと気付いたからだよ』
『こういう類の体験をしてしまうと、以前と同じような生活は続けられないんだということしか、僕にはわからない。もう元の生活には戻れないんだよ』


■第8段階【連鎖の認識(人生脚本の書き換え)】----------------
 第7段階を経て自律に至った人は、自分と向き合うことができるでしょう。また、連鎖に気づけば自分のなすべきことがわかるはずです。自信を持って新たな脚本を描くことができるでしょう。

『以前は、それなりに人生の目標もありました。(割愛)けれど、今の人生の目的は、ずいぶんと様変わりしました。現在、私が目指しているのは、生命とは何かを見極めることなんですから』


■第9段階【誕生(オンリーワンの人生への旅立ち)】------------
産みの苦しみを経て、新たな自分の誕生です。この世に生まれたときの自分に立ち戻ったのです。どこへ歩いていくのも自由。止められる人はいません。自分オリジナルの人生が、今、スタートします。

『もう、むやみに自分自身のことを評価したり、ああでもないこうでもないと思い悩んだりするのはやめにしたんです。こういう風に考えられるようになったからこそ、自由を実感できるんだと思います』

『最近、私は、自分が自由な人間だと感じられるようになりました。以前のように型にはまりきった存在ではなくなったんです』




★------------------------------------------------------------------
上記は、【心理的ダメージからの回復過程及び第二の誕生】で提示した心理過程です。

上記以前に、キューブラーロスの『死にゆく人の心理過程』や『予期せぬ離婚を突きつけられた時の心理過程』などを参考にした上で、それまでの経験から「喪失体験から回復する心理過程」として5段階に整理しましたが、それを相談者の方々の体験を基に上記9段階に再整理したものです。

上記で言えば、第7段階までがマオリッツオの言う「負の過程」と言えるでしょう。受け入れがたい現実を受け入れ、新たな認識を自分の中に取り込んでいく過程です。


「覚醒」「意識の拡大」というとかっこよく聞こえます。
けれどその実態は「現実認識の変容」であり、それは取りも直さず、それまでの世界観の崩壊を意味します。ということは、その世界観の中で構築されてきた自分自身の崩壊に直結するのです。その過程はまさしく『死にゆく人の心理過程』と言えるのではないでしょうか。

新たな自分に生まれなおすためには、それまでの自分が死ななければなりません。それは、それまでの全ての現実とのお別れを意味します。それまでの現実に対して、怒ったり、恨んだり、憎んだり、嘆いたり……そういう激しい感情さえもが、幻になってしまうのです。

あなたは、行くことができますか?

全てが自分の責任。
そして、
完全なる自由な世界に。



マオリッツオは、次のように言います。
『あの時、私は生まれ変わったんですよ。全くの別人として新たに誕生したようなものです。だから、アブダクション前の自分がどんな人間だったか思い出すのは大変なんです。つまり、あの体験以前の私の人生について記憶はあるのですが、それが全く他人事のように思えるんです』

とても怖いことのように思えるかもしれません。
マオリッツオのように心の準備もなくいきなり真実を告げられれば、誰しも上記のような苛酷な試練を経ざるを得ません。

しかし、サインをきちんと受け取って、自らの課題から逃げずに自分と向き合っていったとき、主体性を失わずに能動的に「第二の誕生」を迎えることができるのではないかと思います。

「第二の誕生」とは、それまでの人生脚本を手放し、新たな人生脚本をもって生き直すこと。いわば、生きたまま輪廻転生することと言えるでしょう。
人が本当に自律したら、輪廻転生という仕組みから外れていくのかもしれませんね…。






【ご参考】
夫婦再生物語-(16)人生第二章-新たなるスタート


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ああ
私が信じてたもの
全部
こっけいで
必死で
思い込みで
独り相撲で
でも
それを
守っていた

周囲の人は
私に真実を告げず
傍観していた
だけ・・・・
なのかもしれない

わたしは
いつも
誰かのせい
って思っていた
人のせいにしてるとも
気づいていなかった

世の中
ひっくりかえったみたいな
感じ

遠くから
自分を傍観してるみたいな
感じ

えぇ?
そうだったの?

なんだよ
いままでのわたし
まるみえ

感じてから
今、1時間くらいたった

もう、忘れていきそう
この感じ

だから、
忘れないように
残させてください。

 

彼の体験の是非は置いといて、その心理過程には納得します。
「未知との遭遇は虐待体験に等しい」、「究極の恐怖」、という言葉、すごく共感します。

疑問を持たれることを前提にしていうと、私も同じような経験があるからです。
私の場合、彼のようにわかりやすくがっつり関係を持ってくれる「知的生命体(笑)」ではなく、
突発的な、一瞬の出来事だったため、かえって混乱の度合いが増したと思います。
しかも5歳のときで、思ったことをいえる環境であれば、後処理ももう少しましになったかもしれませんが、
環境自体が虐待的だったため、混乱ばかりが膨れ上がるという悪循環でした。

今は親子関係のほうの精神的外傷については少しずつ言語化できてますが、
5歳のときの「コンタクト体験」は、口が裂けても話せません。

誰に、どこに、どのように、話せばいいのか、言葉にする手段を、持ち得ない出来事なのです・・・・
まさに「究極の恐怖」、沈黙の壁に塗りこめねばならない虐待体験、レイプなどの重症のそれと同じ心理過程・・・・・
「私の現実」と「他者(社会的)の現実」の、届きようのない、
果てしない亀裂と断層を、如実に経験した出来事でした。

しかもショック状態になって、その「コンタクト体験」を、20歳になるまで、健忘していました。
なので、「コンタクト体験」のトラウマと「親子関係」のトラウマがどう絡み合っているのか、
未だに把握しきれないのです。

 

私も過去の傷ついた感情をどんどん開放していく度に本当に世界が変容していきました。
まさに第二の誕生だと思います。
思い込みの世界に騙されていました。
その過程は地獄を見たような辛さだけど、受け取るものは大きいです。

 

障害受容の過程がうかびました。

生まれた我が子に 障害があった、それを受け入れる親の過程。

途中で 事故等で障害になった方なども こんな苦しい道を通った経験者なのでしょうね…

 
    
 
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