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ツバル

2006/04/30(Sun) Category : 環境
「私たちが決して忘れられることがないことを信じています」
 (ツバル長老:温暖化ガス排出ゼロ)

「俺たちだって腹一杯になりたいんだよ」
 (中国:温暖化ガス排出No2)

「発展途上国が削減すべき。もしくは、この枠組み以外のやり方で取り組むべき」
 (米国:温暖化ガス排出No1)


…ツバルは忘れられないだろう。
「世界で最初に沈んだ国」として。
歴史に名を刻まれることによって。

既に国の土台である珊瑚は死滅し始めた(白化現象)。
死んだ土台の上に生態系は成り立たない。

先進国と途上国が、ともに「競争」して大国争いをしているこの世界。大国争いの波間に小国は沈む。それは彼岸の火事ではないのだが。

大国になるために、温暖化ガスさえももうけの対象とするこの社会の仕組みの中で、急成長している温暖化ガス市場。もうけの対象となっている間は温暖化ガスが出続けると言うことだ。


「永遠に生きられる土地などどこにもないということだ」
ツバルの長老の言葉が重い。

自分の生まれ育った地域が消えてなくなる。
根無し草の私でも、土地に刻まれた思い出が永遠に消えてなくなることの哀しみはわかる。
子供たちに、その環境を残してやれないことへの悔しさがわかる。

さらに過酷な環境を生きていかなければならない子供たちが心配だ。
変わらぬものを残してやりたい-その思いが痛切に迫る。思うのは子供の将来の環境ばかり。


しかし、「開発」は続く…

水に浸されるベネチアの街路。
砂漠に飲み込まれようとしている中国の村。
電磁波から逃れるため、奥へと引っ込まざるを得なかった人。
化学物質から逃れるため転地を繰り返したあげく自殺した奥さん。
シックハウス症候群で生きづらさを抱えた妻の自殺を幇助した夫。

テレビで見たいろいろな映像がフラッシュバックする。

どこに、住む?
私がツバルに住んでいたとして、では、どこに逃げる?

きれいな水と、土と、空気のあるところ。
それは、どこ?

逃げ場なんて、あるのか?
地球全体が温暖化ガスでくるまれようとしているのに……


「NHKスペシャル同時3点ドキュメント:煙と金と沈む島」

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*下記にツバルの満潮時の様子が記録されています。
http://ameblo.jp/tamateon/entry-10009726439.html
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『ツバル』について

ツバルツバルは、オセアニア|オセアニア州の国。首都はフナフティ。南太平洋のエリス諸島に位置する島国である。バチカンを除くと、独立国としては最も少ない人口の国でミニ国家の一つである。海抜が低いため(最大5m)、将来海面が上昇すると、この国の島はおびやかされる ...

 

地球環境と金儲け、賢い奴は見逃さない・・・?

地球環境と金儲け、賢い奴は見逃さない・・・・知識無くして金儲けは出来ない。この事実を思い知らされた。京都議定書って何か知ってます?日本の温暖化ガスの削減率、知ってますか?地球温暖化ガスの「排出権」って知ってますか?何のことやら分からないでしょう。しかし.. ...

 
 
 

Comment

 

嘘をついているのもフナフチ島の自然を破壊したのもツバルの人達ではないけど

「ツバルの嘘」で検索して見て下さい。

海面上昇が止まっても、過去の自然破壊に対する対策をしないとツバルの首都の水没危機は続くため日本も援助していて、オーストラリア日本、ニュージーランドが主要な援助国です。

ただ、縄文海進のような本格的な海面上昇がツバルで起これば、ツバルのどの島も安全ではなくなります。

ツバルは英からの独立後も英国王がツバル国王を兼ねることになった英連邦王国の国で、主な宗教も英国教会系のツバル国教で、
ツバルの全諸島がいよいよ危なくなった時は、
同じく英連邦王国で主な宗教も全聖公会(英国王が任免する英国教会のカンタベリー大主教を最高位の聖職者とする諸教会で日本だと日本聖公会)のアオテアロア・ニュージーランド・ポリネシア聖公会のニュージーランドがツバル国民を受け入れるそうです。

 
    
 
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