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大きな火はいらない

2011/04/03(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
★焚き火と石焼------------------------------------------------------

岡山の読者の方からメールをいただきました。

まだまだ寒い東北地方。原発を冷やすことには一役買っているかもしれませんが、人間にとっては苛酷です。

暖房となると、現代ではエアコン、石油ストーブ、ガスストーブ、電気ストーブ。
少し前は、薪ストーブ、石炭ストーブ。

一昔前は、中は火鉢や掘り炬燵で、外は焚き火。

人間、それで生きていました。
しかも、生態系と循環して。


『今被災地、寒い寒い、灯油がないって言ってるやん? 岡山のあるおじさんが、
「灯油なくても、燃やす木いっぱいあるからたき火すりゃいいのに。たき火いいぞ。人はたき火好きだから人が集まる。会話がしやすくて、しゃべる。そしたら、ストレス解消になる。お湯沸かしたら暖かいものが飲める。いいぞ~。」

これ聞いて、たしかに私もたき火好きだし、あったかいし、いいと思ったんだけど、たき火にあたりに行けない人もいるよな~。お茶のんだからってたかが知れてる……。と、モヤモヤしててん。

今アイディア浮かんだの。たき火してな、石温めるの。熱々になるやん。それを火傷しないようにタオルにくるんだらな、即席ホッカイロにならんかな? 店で売ってるカイロ、ゴミになるやん。これなら何回使っても、ゴミにならんし、ぜったいカイロより身体を暖めるの!』


岡山のおじさんのお話、ストレートでとてもいいですね(^^)。
そして石焼、とてもいいアイディアだと思います。
燃やすことのできる瓦礫や木々はたくさんあるでしょうし、何はともあれ、まずは人命です。


病は冷えから、免疫力の低下も冷えからです。
遠赤外線を利用した治療にも活用できそうですね。
焼石をタオルでくるんで、痛みのある患部などに当てる。
ホッカイロを足の裏に当てて寝たことがありますが、血行がよくなるせいか、全身があったまりますね。
また、焼け石の上におにぎりや野菜を乗せて、石焼にしてもおいしそうですね。




★禁止令と罪悪感はセット-------------------------------------------

ところで、焚き火は私も大好きなのですが、あるときから変なプレッシャーがかかるようになりました。そう、大々的なダイオキシン・キャンペーンが張られてからです。

ダイオキシンは、塩素を含む物質の燃焼工程―たとえば、金属精錬の燃焼工程や紙などの塩素漂白工程で発生します。ゴミの分別収集もせず、燃焼力も弱かったかつてのゴミ焼却施設からも出ていたし(今も出ているんでしょう)、自然現象による森林火災などでも出ます。
つまりは、「大量に火を使うと出る」ということです。

しかし、環境省の言い方は極めていやらしい。
『たき火やどんど焼き等については、環境上の影響は極めて小さい』
『たき火等が環境に及ぼす影響についても調査検討を行うこととしています』
―つまり、“影響は極めて小さい”が、影響はあると言っているのです。だから、“調査”しますよとも言っています。

とても効果的な「禁止令」ですね。
人間の行動を規制するには十分です。


このように言われると、環境汚染につながるかもしれないのに焚き火をすること自体に「後ろめたさ」や「罪悪感」を感じるようになります。「罪悪感」を感じるようになったということは、「禁止令」の埋め込み(ビルトイン)が完了したということです。

(禁止令と罪悪感はセットであることをお分かり下さい。つまり、あなたが感じる罪悪感の裏には、従う必要のない禁止令があるということです。その禁止令を見つけ出して許可に変えて下さい)


ビルトインされた人間は次のような行動をとります。
1、自粛する(行動の自主規制)
罪悪感を感じたくないので、それが喚起されるような行動をしなくなります。つまり、気持ちのままの素直な行動ができなくなっていきます。

2、周囲にも我慢を押し付ける(他者の行動規制)
自分が気持ちのままに動けずに苦しい思いをしていますから、自分ひとり我慢しているのは許せず、身近な人にも我慢を押し付けます。

3、正義面して取り締まる(断罪する)
さらに高じると、他人がやっているのを見て注意したり、難癖をつけたり、密告したり、あるいは理論を振りかざしてやめさせたりします。


このようにして、世の中の雰囲気というのは形成されていきます。
罪悪感から自分の行動を規制することと、かさにかかって断罪することは同じ延長線上にあるのです。「正義」とは、このように簡単に作ることができ、それに反する人間を「非国民」と断罪すれば、軍国主義や戦争に導くことも簡単にできるでしょう。大衆を操作するというのは、驚くほど簡単だということがわかると思います。

人の世における正義や大儀が、いかに手前勝手なものかがよくわかると思います(既に歴史が証明していますが)。

そのような中で、自分はまっすぐに立っていることができるか?
今、私たち一人ひとりが問われているのはそういうことです。


コメントを書かれる方も同じです。
情報の提供はありがたいですが、どの立ち位置でものを言っているのか。
それを言っているときの、あなたの自分の生命に対する責任はどこにあるのか。どういう社会に住みたいのか。

どこに向かいたいのかは、その人のコメントに現れます。
そして、その人は自分が向かいたい世界に向かうだけのことなのです。


私は、ICa(存在不安)、ICi(衝動)、ICs(人生脚本)、IP(思考)に費やす膨大なエネルギーを知っていますので、それらから解放されて本当に自由を得た人間がどれほどのパワーを持つかがわかります。

ですから私は、人知を結集すれば何事もできないことはないと考えています。大震災は、人間の頭が作った基準に規制されたり、振り回されたりすることなく、もっと本当の力を出せと言っているのではないでしょうか。

同時に、自分を縛るものから解放されたとき、人はそれほどエネルギーを必要としないなぁということも感じています。だから、現代社会が必要としている電力を、そのまま賄う必要もないでしょう。




★見直される「共」の役割-------------------------------------------

自然災害は、そういう人間界の虚構をボロボロと暴いてくれます。
また、大人の虚構をぶち壊すのは、いつの世も子どもの邪気のない目です。

見たままに「裸の王様だ!」と叫ぶことのできる率直さが、大人の目を覚まさせます。気持ちのままに言うことが、理屈の世界をぶち壊すのです。

『たき火いいぞ。人はたき火好きだから人が集まる。会話がしやすくて、しゃべる。』―この率直さがとても気持ちいいですね(^^)。

私も社宅で落ち葉を集めて焚き火をしたことがありましたが、そのときに奥さんたちがあちこちから出てきて「お芋を焼いて」と、焼き芋をしたことがありました。「小さな火」というのは、このように人を近づけ共同体の基礎を形成していきます。

しかし、ほんのちょっとした情報操作で、その火を奪って共同体を形成させないどころか相互監視社会を作ることができます。そして、「大きな火」は権力しか持つことができません。

自助・共助・公助の三位一体がとても大切ですが、自助の部分は自主行動規制させ、共助させずに相互監視社会にすれば、「公」は支配を続けることができますね(平和な間は)。

この震災で、「共」の役割がクローズアップされました。
福島のある村。震災直後に、倒壊しなかった家屋に分居。1ヶ月間救援が来ない事を前提に全戸の食料の在庫を書き出し、1日一人1合で生きながらえることができることがわかりました。持病のある人、それに必要な薬も書き出して、救援が来たらすぐに手配できるように準備しました。
さらに、この共同体の人々と一緒に住みたいというので、無償で土地を提供してくれる人もいました。素晴らしいですね。

これから改めて共同体が見直され、新たな形で地縁作りが進められていくといいですね。



201104heart

相談者の方から頂いたハートです。
ありがとうございました。



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地震後、知り合いの方から節電のメールがきて、少し堅苦しい思いをした時がありました。

私は、どちらかというと田舎に住んでおり、薪でも暖をとっていました。必要な電気もぎりぎりまで削らないと駄目なのかなあと、迷いました。
都心にお住まいの方や、御本人の方が、私より電気を使っているのではと、疑問にもなりました。

良いことだから~しましょう、といわれると、押し付けられても断りずらい。

人に呼びかけられて、たとえそれが正しそうでも、自分でものを決めることが一番大切だと思います。私も、色々なことを、人に押し付けないよう、気をつけたいと思います。人との付き合いは、引き返せる距離も大切かと、最近よく思います。

 

線香花火さえ

東京では線香花火さえやる場所がありません。
公園がたくさんあるのに、川もたくさんあるのに
花火禁止の看板。
どこでもバーベキューができる北海道から出てきた自分は、とても息苦しさを感じます。
電気ガスがないと生活できないようにされてしまっているんですね・・・。
クリーンでエコなんて、オール電化で住み心地いいなんて。
誰の基準でしょう。。。

 

禁止令と罪悪感はセットを読んで

おおこわ!
地震が起こってから、わたしは「節電」という大きなプレッシャーを自分にかけるようになってました。
それで、わたし「電気を浪費するもの」を取り締まる鬼みたいになってました。
かなり無理していたんだね。
子どもたちに難癖つけるようになり、
「お母さんは小言が多くなった」
「またお母さんの難癖がはじまった」と大合唱
それでわたしどうなったと思いますか?
からだの調子がめちゃくちゃ悪くなり、弱りました。

いやぁ、子どもたちはいつでもまともですね。
わたしのように、行き過ぎた生真面目な人は、
「正義」を振りかざし、硬直した世界を再構築してしまう一人に簡単になってしまうんですねぇ。
こわいです。
この記事はタイムリーでした。

昨日は夫とふたりっきりでデートして、映画みて、
(実は観た映画は、いまのわたしを現わしていた映画でした・・・あちゃぁ!)
ケンタッキー食べたら、元気になりました。
今だからこそ、気持ちを大切に生きます。

ハートの絵、とてもあたたかい気持ちにさせられますね☆
春は、パステルカラーの季節ですね~☆

 

生きる知恵

「寒さは服を着込めば何とかなる・・・けど、津波で何もかも失った人々にはその服も満足に無い・・・。灯油不足なら瓦礫の山から木を探しだして燃やせば焚き火って方法もあるのになぁ・・・」と報道を見ながら焦れ焦れと思っていたところでした。

おお、石を暖めるとは!
懐炉って、元はそうじゃん!

あまりにも便利すぎる文化に慣らされ続けて、生きるための知恵や工夫が退化してしまったかのような現代人。
私は小学生の頃でしたが、ジャングルでの生活で生き延びてきた旧日本兵の横井庄一さんが日本に帰国、
戦後昭和の日本があまりの驚異的な進化を遂げたことに驚嘆したことを思い出しました。

何もかも電気が無いとダメ、石油が無いとダメ、
と思い込みがちだけど、
豊田佐吉が足踏みミシンを発明したのもそれほど大昔のことではありませんしね。
ガソリン不足で通勤に自転車を使う人が増えた、と報道されていましたが
普段から自動車などに依存していた人は、しんどい、と嘆いていました。

何事もなかったかのように元に戻すことが復興ではないはず。
原点に返り、これからどう進めばいいか考えるチャンスだと思います。

 

私が子供の頃にはガスコンロが当たり前にあったけど、稲刈りの後にはワラゴミを田んぼで燃やして焼き芋をしてました。子供が集まって焚き火してると「寝小便するぞ」なんて茶化しながら農作業中の大人が見守ってくれ、経験から火の扱いを学んでいました(怖さも含めて)。かつては精米するのも風車や水車。電気も必要だけど、電気を介さず直に利用する方が向いていることもあるはず。晴れた日中のビニルハウスは暖房中の自室より暖かいです。

 

懐石

石を暖める話。
私も同じ事を友人と話しておりました。

懐石料理の「懐石」の語源が
暖めた石を懐に入れる事というのを知っていたからです。

お年寄りが大切にされるのは、
「先人達の知恵を語り継ぐ為」
だと思います。
今こそ、その知恵を拝借する時ではないかと。

 
    
 
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