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インナーチャイルドを救うエンプティチェア

2011/05/23(Mon) Category : 心と感情
苦しくて苦しくて気持ちを出したいのだが、出てこない。
怒りや悲しみがあるはずなのだが、感じることができない。
一人で、どのように気持ちを出していいのかわからない。
―そういう人も多いだろう。

ここに、一人でもできる、感情を吐き出すのにとても効果のある方法がある。「エンプティチェア(空の椅子)」という方法だ。

『エンプティチェアとは、自分の向かいに空の椅子を置き、そこに自分の話したい相手が座っていると想定して“対話”する方法だ。相手が話す番になると、自分が向かいの椅子に座り直し、相手の気持ちになって話をする。

これは、いろいろなことに使うことができる。
1,その時言えなかった自分の気持ちを吐き出す
2,その時の相手の気持ちを理解する 』
【感情がない人のエンプティチェア】

これは、私もカウンセリングでよく活用しており、とても大きな効果が上がっているが、ただ、これをしようと思ってもできない人とできる人がいる。何故できないのか、どうすればできるようになるか、そこに行く前に「エンプティチェアの効果」を見ておこう。



★Round1:エンプティチェアで過去を「再現」する----------------------

Aさんは、Bさんに対して恨みがあった。
日常は送っているのだが、心のどこかにその恨みはくすぶっていた。それを既に20数年間も(!)無意識に抱え続けていた。
そこで、エンプティチェアをやってみることにした。


当時の光景をちょっと聴かせて下さい。
あー、こういう場面でこういうやり取りがあったんですね。

今、目の前に当時のBさんがいます。
Aさんも、当時の自分になって下さいね。

そして、この部屋の中で二人の立ち位置を決めて下さい。
立っても座っても椅子でも結構です。その時の光景の位置関係に近いポジションを決めて下さい。

これから、まず当時の光景をそのまま再現していただきます。
Bさんが言う場面になったらBさんの位置に立ち、
自分が言う場面になったら自分の位置に立って、言って下さいね。

ポイントは、その人になりきって言うこと。
Bさんになったら、目の前に当時の自分がいると思って、Bさんになりきってその自分に言います。役者になったつもりで、そのときの言い方そっくりにやって下さい。

では、どこから始めますか?
はい、では始めて下さい。


・・・という感じで始まる。
そこには、Bさんに言いたいことを言えず、口ごもったり迎合したりしているAさんがいた。それを演ずることで、改めて生々しく“実感”する。「あー、そういえばこういう思いをしていた」と。




★Round2:エンプティチェアで過去を「修正」する----------------------

さて、今のAさんは当時のAさんではありません。
今度は、「今の自分」が「20数年前の自分」に代わってBさんに言いたいことを言ってやりましょう。

さきほど20数年前の自分の気持ちを“実感”しましたね。
だから、何を言いたかったのかが今はハッキリとわかるはずです。

今度Aさんに言う時は、「20数年前の自分」(チャイルド)の代弁者(メッセンジャー)になったつもりで、相手の目をしっかりと見てきちんと言いましょう。


・・・ということで先ほどと同じように第2ラウンドが始まった。
けれど、自分の番になったとき、様子が違った。
Bさんに対して言いたいことがどんどん出てきた。
そして、途中沈黙したりしながらも、言いたかったことをすべて出し尽くしたのである。

Aさんは「今」、言えなかった「過去」を修正した。

「スッキリしました」
「チャイルドが喜んでいる」
「明日、朝起きたらもうBさんのこと忘れてるなって思った」
―それが感想である。




■(解説1)ICを表現すれは執着は消えて楽になる-----------------------

Aさんの感想がすべてを表していますね。
Aさんは、今はもう交流のないBさんに恨みを持っていました。
交流がないにもかかわらず、20数年間も自分の心に住まわせ続けたのです。重たかったですね。煩わしかったですね。どこかに常に影を落としていましたね…。
それが、一晩寝たら明日には消えているだろうと言います。

つまり、抱えていたのは「Bさんという存在」ではなく、
「そのときのやり取りで生まれた感情」を抱え続けていたんですね。

その感情を吐き出すためにはBさんという存在が必要です。
でも、そのBさんは「今のBさん」ではなく、「その時のBさん」なのです。だから、その感情を吐き出すことができるまで、その時のBさん(光景)を抱え続けることになったわけですね。

しかし、「そのときのやり取りで生まれた感情」を表現して出してしまえば、もはや「その時のBさん」を抱えている必要はなくなります。だから、忘れてしまうんです。


お分かりでしょうか?
あんな奴のこと忘れてしまいたいと思いつつ抱え続けていたのは、実は、自分がその時の感情を表現していなかったからだけなんです。

自分がインナーチャイルド(その時の感情)を表現しさえすれば、その感情が芽生えた相手への執着もわだかまりもすぐに消えてなくなるのです。




■(解説2)スッキリするのに、相手が理解する必要はない---------------

もう一つわかったことがあります。
それは、Bさんを演じてみて、「あぁこんなにちっぽけな奴だったのか」と。自分の言葉を理解できる相手ではないということ。

Aさんは、たとえBさんがわからなくても、言いたいことを言い切ることで、とても「スッキリ」しました。

それまでは、相手が理解してくれなければ自分はスッキリしないと思い込んでいました。けれど、自分がスッキリするのに、相手がわかるわからないは関係なかったのです。相手が理解しようがしまいが、自分はチャイルド(感情)の味方になって表現しつくすこと。それがスッキリする道でした。

自分が自分の感情をわかって、それを表現できればよかっただけのことだったんですね。チャイルド(感情)は何より自分にわかってほしいし、それを体で表現してもらいたいのです。

子どもの世界ってそうですよね。
ケンカになるとお互いに言いたいことだけをワーワー言い合って、一しきりすむと、あとはケロッとなってまた仲良く遊び始めます。感情が尾を引くこともなく、一度のケンカで関係が壊れることもありません。

それができるのは、感情を感情のままに表現するからです。
怒りは怒りのままに、互いにぶつけ合っているだけ。

それを相手にわからせようと「説明」したり「説得」しようとすると、その時点でもう感情から離れてしまいます。説明や説得は、感情を表現することにはならないのです。

互いに吐き出しあったら、おしまい。
だって、けんかの理由なんてそんなもんでしょ?

そして、言い尽くしたからこそ、お互いに「ゴメン」って言えるんです。




■(解説3)演ずるのは、自分が自分の気持ちを理解するため-------------

しかし、きちんと表現するためには、自分の感情を深く感じなければなりません。が、虚を衝かれて呆気にとられたり、深く感じる前にあきらめたり、感情を思考でごまかそうとしたり、忙しすぎたりして、殆どの人は自分の感情をじっくりと感じていません。

だから、自分の感情を表現しようにも表現できないか、通り一遍の言葉しか出てこないのです。そういう、「自分に不誠実な自分」に対して、チャイルド(感情)は怒ってるんですね。

そこで、そういう場面をもう一度再現する必要があるわけです。
これは想像でもできるのですが、想像は頭の中の世界―つまり、IPに支配されていますからICは信用しません。ICが信用するのは、思考ではなく行動だけです。

思い出して「こんな気持ちだったなぁ」で終わる(←IPによるごまかし)のではなく、実際に演じて、再度“実感”することが大切なのです。

「書く」ことも意味がありますが、それも所詮IP(思考)の世界です。私がメールカウンセリングをしなくなったのも、IP(思考)がいかに自分及び人を騙すのかがよくわかったからです。

実際、感情が出るようになって、毎日ノート1冊(!)ほど気持ちを書き潰していた人もいましたが、本当の自分に出会ったのは、たった1回のエンプティチェアでした。「口に出す」ことが表現するということなのです。




■(解説4)当時の相手は自分の頭の中にしかいない---------------------

また、相手のことを自分が演じるのは、“その時の相手”のことを一番知っているのは自分以外にいないからです。ICは“その時の相手”に文句を言いたいわけですからね。

これが、他の人に相手役を頼んで行うロールプレイ(役割演技)になってしまうと、そこで、「新たな感情関係」が発生してしまいます。場合によっては、転移や逆転移が起こってしまう可能性もあります。

それは、チャイルドの望みではありません。
チャイルドの望みは、その時に生まれた感情を表現してほしいこと。
その相手は、今の相手ではなく代償行為をする他人でもありません。
“その時の相手”です。

だから、自分が一人二役を演じるエンプティチェアが、とても有効なのです。
(ロールプレイが有効な場面も多々ありますので、使い分けですね)

これが、自分が自分(チャイルド)にできること。
自分で自分を救うことができることがわかりましたね~。

勇気を持って、
自分のために、
自分ができることを、
やってあげましょう。







【でんしれんぢ 「ゆうきのうた」】





<続く>次のように掲載しています↓


小さい頃の自分を救い出す方法
1、インナーチャイルドを救うエンプティチェア
2、親の悪口言えますか?
3、親の悪口を言わない理由、言えない背景
4、自分の環境に気づかないこと=チャイルドの救難信号に気づかないこと
5、感情を閉じ込める家(部屋)の結界を崩そう
6、「子を怒りのはけ口にする親」から過去の自分を救う
7、嫁姑の間に立つ夫=IPとICの間に立つ自分
8、脳内結界を解除すると、できなかったことができるようになる
9、脳内中継でIPをあぶり出す
10、小さい頃の自分を救い出す方法―まとめ


具体的な事例は下記が参考になります。
エンプティチェアで見えた脳内母親の正体




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ちっちゃいこと

ちょっと晩御飯のおかずが増えただけやのに
「祭りみたいやな」ってよろこんで
おかあちゃん
こんなことで、うれしいんか?
せつないな
おかあちゃんがうれしいと
わたしもうれしなってくるんや
こんなちっちゃい事でな
こんなちっちゃい事がわたし 欲しかったんや
こんなちっちゃい

そんなに淋しかったんやな
わたし。。 おかあちゃんもな

そやけど
やっぱ おかあちゃんは私がひっかかってるクモの巣のクモやわ
身動きとれんねもん

おかあちゃんが毒もって近づいてきても
私、動くわ
おかあちゃんの毒は私の思いこみやもんな
こわくても
私、動くわ

 

わがままってすばらしい

わがままって、我のまま、つまりあるがままって意味だし、それはそれでOKなんだと思う。善し悪しじゃないさぁ。

人間関係にでてくる気持ちも、自分を良く観察してみると過去のストーリーで、いえず我慢してた言葉や感情を目の前の状況や人に投影していたり、頭のなかの親にいってたりすることが、多かった。

そのことに気がついて、蓋をあけて当時の自分になって表現してみると、それが実感できるのでどんなパターンに振りまわされていたのかが、身体でわかるようになる。

そうなると、なんと本当の自分は真っ当で人間らしいのかと、惚れ惚れする。いやー人って、いいもんですね。

 

ICの意見を聞く

このブログのお陰で随分と自分を理解できるようになりましたが、元来わがままな私はICの意見を聞くと単なるワガママニンゲンなような気がしてなりません。特に友人、知人関係において・・・。なのでまだまだ自分の性格がどんなのだかよくわからないです。

 

随分若い頃 彼氏と別れ話になり、よりを戻したい彼は 私の親友二人に協力を求め電話した。
後で彼氏が言った。
お前ホントにあれ友達なの?悪口ばっかりすごかったなぁ お前のこと全然解ってないなぁ。と。
親友の本音に驚いた。
なんでそんなに誤解されてたのか…

人には迷惑かけない 甘えない。
でも 親切にはする、甘えられても許す。
これできたから いいと思ってた。
良いって?親との関係で有効だったに過ぎないやり方じゃないの。

母のように人を責め罵り、意地悪はしてないなら、善人だと思ってた。
全部親が規準ではないか。

思えば、何でも一人でなんとかする
人に頼らない解決策を練り、シナリオ通りに解決する。
こんなだ。
だから 弱音は吐かない。辛い心境は言わないで、パワー全開 明るい 異常にタフ。
慰められても、ヘノカッパ。
慰めた人が場違い?と恥かくか、逆に落ち込んだか?
これじゃ友人にも私の心は解らなかっただろう。ズレまくり?

窮地の時さえ、どんなに懇願しても泣いても 一切やってくれなかった母。罵られと虐待を増やすだけだった。

だからホントに苦労した。お弁当も食事もなく、お金の面も。よくやってきたなぁ。

正常なコミュニケーションでは 悲しい 辛い どうしよう を開示して、
人の助けも折り込んで感謝しながら人と繋がり解決する。

私は、ひとりよがりで人を不愉快にさせる自分勝手、だったことに?

悔しいなぁ
そんなことしたら、ボコボコにされちゃう環境だったんだよ。
シュン…。

共依存とか餓鬼だとか 責める内容はもういらない。
全部愛からきてると思うんだ。
そこから理由を探したい。

自分の醜さや弱さも探れて 腑に落ちたら気持ち良い。
私は私を解ってあげたい。

 

自分でトーストをつくりました

昨日は長時間のカウンセリングをありがとうございました。
エンプティチェア、ブログ上で文字を目で追うのと、実際にやってみるのでは月とスッポンほどの違いがありますね。
今朝、ICに、「母のつくる朝ご飯、どうする?食べる?」と訊ねると、
「うーん。やだなー、やだなー・・・」と言うので
「それじゃあ私がトースト焼くのはどう?」
と聞くと、それならOKだよと言うので
母の聖域である台所に入って、トーストを焼いて食べました。
こんなことにも勇気が必要でしたが、なにごともなくスンナリ済みました。
拍子抜けしたと同時に、小さくガッツポーズするような、達成感がありました。

 

親に言いたいことは山ほどあるはずで
それを思うとフルフルくるくらい溢れそうなのに

やろうとしたら強いブレーキがかかった

どの場面を選ぶだとか、それを思い出すだとか、その時の気持ちをだとか、今の自分と過去の自分とか相手だとか
それを思うだけで
どこから手をつければいいのか分からないくらいに混乱する
どうやったらいいのか身動きがとれない
そのうち、『そんなことして、何になるのよ!』とヒスッてくる
頭の中ばっかりがフル回転で、さっぱり動けないのに疲れ果ててしまう

なんで、こんなにがんじがらめ?

何年もかけて、ひとつひとつ取り外してきたと思ってたのに

がっかりして眠った
朝になって、「問答無用だったわ」と思いだした

「言いたいこと」もへったくれも、なかったわ
「一切出すな」ってことでした
私はそれを、いまだに忠実に守りとおしていたのでした
やられた・・・このところ楽になったと思っていたら
深いところで順番待ちをしていたブロックが出てきた、という感じだった

出し方のわからない何かが体の中で渦巻いて、内側がてんぱって、チックを起こして体を暴れさせている

どうしようもないから掛け布団蹴っ飛ばして、
「やだ!やだ!やだーーーーーー!!!!」
「ばーかーやーろー!!!」
と、暴れてみた

なんだかわからない寂しさが溢れて涙になった

ここからかな・・・
ここからやってみるのかな
ちょっとやってみよう

 
    
 
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