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「子を怒りのはけ口にする親」から過去の自分を救う

2011/06/04(Sat) Category : 心と感情
【小さい頃の自分を救い出す方法】

ようやくエンプティチェアを行えるところまでたどり着きましたね。
そのやり方の基本は、『インナーチャイルドを救うエンプティチェア』(上記URL)の記事で書いたとおりです。

ここで、子どもを怒りのはけ口にする親のパターンを事例にして、エンプティチェアを行った場合にはどのような効果があるのかを見てみましょう。



★子を怒りのはけ口にする親------------------------------------------

親子(モラ夫婦)でよくあるパターンの一つは次のようなものです。

1、いきなり、「怒鳴る」
2、なぜ怒鳴ったのかと問い返されると「理屈を言う」
3、その理屈をつつかれると「お前のためだ、黙って聞け」と口封じする
4、それでも口を閉じなければ「殴る」
5、なぜ殴るんだと返すと「お前が怒らせたんだ」と相手のせいにする
6、「私が怒らせるんじゃない。お前が怒ってんだ!」と返すと「出て行け」と言う
7、「私は出て行かない!」と詰め寄ると、相手にしてられないと「逃げる」


親は腹の中に「怒りの虫」を抱えています。その虫は自分の親に怒りたいのですが、自分自身がそれができない「弱虫」ですから、怒りを吐き出せる自分よりも弱い対象を見つけようとします。それが、身内―配偶者やわが子に向きがちです(職場のモラハラやパワハラも同じです)。

その怒りは、もう出たくて出たくて仕方がないので、きっかけさえあれば、何はともあれまず怒鳴るのです。【1】

怒る理由は何でもかまいません。後付けで理屈をこねます。あるいは、怒るためには然るべき理由が必要ですから、怒った後に言う理屈をいくつか用意していることもあります。【2】

当然子どもは納得しませんので、言い返すと「お前のために言っているんだ!(だから、異議申し立てを禁ずる)」と、第二次禁止令を発動して口封じをしようとします。
あるいは、「わが子を愛してない親なんかいない」とおためごかしてけりをつけようとします(本当に子どもを愛していれば、こんなことをわざわざ言いません)。【3】

一方的に怒りの捌け口(道具)にされた怒りは、そんなことでは収まらず、ごまかされもしませんので、さらに詰め寄ると、今度は武力行使です。暴力に出る場合は、暴力を振るう側が追い詰められているときです。もう遮二無二、口を閉じさせたいわけですね。【4】

殴られたことを非難すると、相手のせいにします。まぁ、自分の「弱虫」があばかれそうになっているわけですから、思いもよらずそこまで追い詰めてきた相手のせいにしたくなるわけです。【5】

しかし、ごまかされません。本質をずばり突くと、もはや返す言葉は何もありません。もともと怒り以外は何もない空っぽなわけですから、暴力が通じないとなると万策尽きますので、「出て行け!」と自分から遠ざけるより手がないのです。【6】

が、それにもひるまず詰め寄ると、もはや自分が逃げるほかなくなるのです。【7】




★モラ親はワンパターン----------------------------------------------

いかがでしょうか。怒っている親は、このようなパターンが多いと思います。
【1】怒る
【2】その理屈(自己正当化)
【3】口封じ(理屈)
【4】口封じ(暴力)
【5】相手のせいにする(自己正当化)
【6】追い出す
【7】逃げる

怒った後は、自己正当化と受け皿となった相手の口を封じること、それができなければ相手を追い出すか自分が逃げるか・・・とても単純です。もともと怒りをぶつけたいだけのことですからね。最初から最後まで、「中身」が何にもないことがわかりますね。一方的に、怒りを吐き出される道具にされるいわれはどこにもありません。


けれど、小さい頃は怒られただけで、親が怒るんだから自分が悪いのだろうと思ってしまいます。【1】

思春期になって理屈がわかってくると納得できずに問い返しますが、【3】のあたりで口封じをされ、釈然としないままに悔しい思いをします。

この先は幾つか道が分かれます。
体力がついて暴力は振るわれなくなったもののこう着状態になったり、自分の殻に閉じこもって引きこもったり、逆に家庭内暴力で親を攻め立てたり、はけ口になるのが嫌で親から離れたり・・・けれど、チャイルドの思いをきちんと親に伝えることはしていません。

その背景には、「こんな親に言っても仕方がない」「どうせ通じない」「徒労に終わって疲れるだけ」という諦めがあります。でも、その“諦め”の本質は、自分がチャイルドの思いを口にすることを諦めているのです。つまり、自分がチャイルドの味方になっていません。結果的に、自分が親の味方をしているのです(悔しいですね)。ですから、チャイルドが自分に怒るため、イライラするわけですね。

そうはならじと、親を追い詰めて【6】や【7】にいたると、随分チャイルドは溜飲を下げるでしょう。




★自分が親を演ずる効果----------------------------------------------

しかし、そこからが勝負です。

8、「逃げるなよ。話がしたいんだよ」と引き止める

エンプティチェアのよいところは、現実には望めないこともできることです。そして、このように親を捕まえて思いのたけを伝えることができます。

ここに至るまでの様子は人によって様々です。私は、相談者の方の様子を見つつ、チャイルドがまだのようであれば、「そこでどうしますか?」と声をかけます。促されて勇気を得て出てくる感情が残っていたりするのです。そして、相談者の方が自分で終わりにするまで続けます。

当時言えなかった思いを言った後、みなさん次のような感想をもたれます。
・スッキリした
・「やった!」という達成感
・思いをきちんと伝えることが大切であること
・肩の力が抜けた
・お腹の辺りが暖かくなった

また、親の役を演じて次のようなことがわかるようです(人によって様々です)。
・親の中に怒りしかないこと
・他は空っぽなこと(問われても何も思い浮かんでこない)
・一杯一杯であること
・言われても響かないこと(子の気持ちは伝わらない)
・入口も出口もなく傷もつかないこと
・脆いと思っていたが、脆くはなく、したたかであること


思いを言葉で表現することで軽くなること、そして、
それを相手に言っても相手が壊れるわけではないこと
―この二つを実感することがとても大切です。

特に、親が壊れるわけではないことを知ることが鍵です。
というのも、親に文句を言えない子どもは、多くの場合、親が自分の一言でめげないか心配したり、壊れないかと恐れたりして、親をかばっているのです。しかし、自分も含めてどの人間もそんなにやわではないことを知ると、「親に文句を言ってよい」という「許可」がおりるのです。

すると、その後、一人でエンプティチェアをするときも、心置きなくチャイルドの思いを口にして過去の自分を救っていくことができます。そして、どんどん軽くなっていくわけですね。

また、「親と自分」の関係はそのまま「人と自分」の関係にスライドしますから、「親に文句を言ってよい」という許可がおりるということは、他人に対しても物怖じせずにものが言えるようになっていくということですね(^^)。

どうぞ、皆さんも思い浮かんできた過去の光景を題材にして、一人二役を演じてみて下さい。










【絢香 「手をつなごう」】



親に諦め、親を壊したくないあなたは
心が叫んでいるのに 見てみぬ振りをして
もう過去は振り返らないと 前だけ向いて歩いてきたね

けれど、ふと立ち止まり耳を澄ましてごらん
チャイルドの豊かな気持ちが聞こえてくるよ

そのチャイルドの気持ちを実感しない限り
どんなに声を枯らしても
チャイルドの思いは自分に届かないよ

チャイルドとつながれない自分はあやつり人形
「今」を生きることもない

でも、チャイルドと手をつないだら
もう迷うことはない

過去を救った自分は、未来も怖くはない
存分に空も飛べるさ


さぁ、手をつなごう





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「私は、あんたたちの、親じゃない」

物理的な暴力はふるわれませんでしたが、私は、よく親が逃げるまで追い詰めていました。
親が逃げる際の最終の言葉は、父も母も、決まって、
「じゃあ、どうすればいいの?」でした。
それを言われると私はなにも言えなくなって、モヤモヤしたものを抱えながら、黙り込んでしまうのでした。
そのとき両親は勝利の笑みを浮かべ、私は悔しくなるのでした。

「逃げるなよ。」
自分の中の限界を超えて、親の幻影に話の続きを促しました。
私が言いたかった言葉が出てきました。

「 『じゃあ、どうすればいいの?』だと?

それを子どもに訊く事が、親業の怠慢だ!!!!
私は、あんたたちを信用して、命を預けてんだ!!
どうすればいいかって?そんなの知るか!
私に訊くな!!!
それを考え、まともな心があれば調べるなりして、実行し、私を見守るのがあんた達の仕事だろうが!!

親が子どもに向かって、子どもを育てるにはどうすればいいのかだと?
そんなの、患者を手術してる医者が、麻酔もかけず、患者が痛いと声を上げれば、『痛いと言いますけどね、ここからの手術、どうすればいいんですかね?私のやり方が悪いんであれば、あなたが教えてくださいよ。』
と言ってるようなもんだ!!
とんだヤブ医者だよ!!!!!

それを訊くことが、私に対する最大の裏切りだ!!!!!」

という言葉が涙と共に出てきました。
ああ・・・・、最後まで自分の気持ちを言葉にできてスッキリしました。
私は、全存在をかけて、親を愛し、信頼していたのだなあ・・・
だから、それが裏切られて、辛かったんだ・・・。

そして、両親の姿は、子どもにそういうことを訊かずにはおれないほど、自信がなくて、親に愛されず得られなかったものを子どもに求めているんだということが分かりました。
まだ・・・、完全には、親の方を演じることはできていませんが・・・

 

エンプティチェア

先日軽い気持ちでやってみました。
そしたらスラスラと親の言葉が出てきました。
もう1ミリたりとも近づいて欲しくないと思ってた存在と私は、一心同体だった。

その時に気づいたことは、「全部受け止めてくれるまで思い知らせてやるんだ」っていう親の気持ちでした。
思い込みかもしれないけど。

今日またエンプティチェアをやろうとしました。
でも今回は怖くてできませんでした。
やろうとすると胸のあたりに黒くて丸い塊が見えて
すごい力で回転しながら大きくなって体を突き破りそうになります。

恨みかな、憎しみかな。
怒りの虫かな。
殺意・・・かな(T.T)
ふるえました。
目をそらさなければって思いました。


私なんてそんなにひどくやられた訳じゃないくせにと
何か申し訳ないような気持にもなりますが

でもここに書いたらずいぶん落ち着きました。
ありがとうございました。




 

親より子供へ…

矛先が親へは行けず、子供に向かいます。。なんでだろ。弱いものにいってしまうのかな。
親と同じことかそれ以上を子供にしてしまう。
子供に堪えろ堪えろと、まだまだこんなもんじゃなかったよ、お母さんはもっとひどいことされて育ったんだよ!ってなる。
連鎖はチャイルドを救えれば断てるのかな。
チャイルド、エンプティチェアで話せない。
部屋に何重もの結界があるのかな。。
頭ではわかってるつもりなんだけどな。。
こんなわたしだから、親がマトモな対応としてのしつけという矯正だったかとか、ぐるぐる堂々巡りになる。そしてすごく疲れてくる。

 

モラ親って、ほんと家にいると波乱を呼びますよね、、、。

私も数年前までは、知識もなく、単に親にやられた事をやらないように我慢する程度のもら親だったので(最終的に結局親と似たような事をしてしまうんだけど、、)やる方の感覚もわかります。
なんというか脊髄反射的な。意識すら飛んでるような。子供のころ、ここに書かれている1~6まではいつも母親にやられていました。親に扶養義務があるなんて知りませんでしたので、出て行けと言われると何も言えない、という、、、。
現在、頑固者の夫がまだ子供に対してモラモラしているんですが、彼が家にいるとやかましいです。
家族全員げんなり、、、。でも気づきません。
モラハラに対して注意すると、脊髄反射で怒鳴ってくるのでとても疲れます。おまけに自分が怒鳴った事を覚えていないんですよ、、、。ああ、私もこれだったのか、、、と思うとなんだかやりきれない気持ちになります。

 

私の子供時代がまさにこんな感じでした。

37歳で親と妹と絶縁するまで大人になって、暴力こそなくなったけど、こんな感じでした。辛かった。自分の親、妹の悪口が言えないから、長男に暴言暴力しちゃうんだよ。とカウンセラーさんに言われた。私に言って怒らないと…と言われても言えない。自分の中でや、独り言の様になら少しは言えるけど。長男を褒めれない。プリントを見せてくれても、自分が親にされた様にダメ出し。とりつかれてるみたいに。こんなんじゃ、何も見せてくれなくなっちゃうな。何とかしなきゃ。

 

逃げるなよ

まさにこれを親に言えるようになるまで10年ほどもがいていました。

「逃げるなよ」という前に、親が逃げたことに対する絶望感を取り除く必要があったからです。

逃げる時の親のお決まりのセリフは「見捨ててもいいの」でした。
これを言われては、毎回大泣きした子供の自分を思い出します。

気持ちをぶつけたのに親に逃げられる=見捨てられる

この悲しさ、絶望感は20歳を超えた私を支配し続けていました。

 
    
 
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