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脱原子力―子供達に放射能汚染の無い未来を

2011/06/12(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
前の記事で書いた津波の怖さを伝えていくことの意味―それは、ひとえに「逃げろ!」「命だけを守れ」ということに尽きます。

しかし、逃げられないものがあります。
それが、目に見えない放射能です。

震災後3ヶ月。被災者の方々の苦難は続いています。そして、
福島原発の放射能垂れ流しも、まだ続いています。

3.11のもう一つの教訓―それは、
「地球から原発を廃棄せよ」ということです。


★「フクシマ50」現場作業員の実態-----------------------------------

まずは、放射能垂れ流しを食い止めようとする現場作業員の方々の置かれた状況から見てみましょう。


【風呂無し防護服のまま仮眠、食事は缶詰 過酷な原発現場】

小倉氏も激していましたが、東電の処遇はとても非常識に思えます。が、家族の問題に接してつくづく思うことですが、「家族の中」にいる人にとっては、その家族のあり方は“それが当たり前”なのです。つまり、東電にとって現場作業員の扱いは、“それが当たり前”だったということかもしれません。

1995年イギリス channel4で放映されたドキュメンタリーがありました↓ (『』は映像内コメントです)




★「隠された被爆労働~日本の原発労働者」(1995英)------------------



『ピラミッドの頂点は、日立、東芝、三菱などプラント会社』
『底辺は、原子炉近くで働く無数の下請け労働者たちだ』

放射線教育もなされないまま、除染作業のために『大量の労働者が“放射能の海”へ入る』

原発で2時間半働いただけの岩佐さんは、かぶれ、みずぶくれ、全身だるい症状が出ましたが、被曝量が立証できず敗訴。

29歳で白血病死した息子を持つ夫婦。
「現場に戻りたくない」という息子を「頑張りなさいよ」と送り出した母親の無念。命が失われる危険性を知らなかった、教えてくれなかった無念を話されていました。






原発の中は、『熱気と暗闇と汗だく、衣服を脱ぎ捨て、酸素テントの中であえいでいた男』―作業のできるような環境ではありません。

通常、工場を建てるときは、ヒューマンエラーをなくし作業に集中できるように、人に負担をかけない設備レイアウトを設計します。原発がいかに人を排除する設備であるか、人が扱ってはならない設備であるかがわかると思います。もし作業するのなら、設計者が作業するよう法的に決めるべきです。

作業員は、マスクもなく、訓練もなく、自分の被曝量さえ知りません。
除染作業後に外に出るとき、線量計で被曝量を記録するのですが、ふと見ると計測針のない線量計を持たされていたそうです。

『機械や工具は被曝したら廃棄処分』にすると電力会社は言っています。
では、人間は?

被曝した作業員の方々は次のようになるそうです。
歯がボロボロ欠けて総入れ歯。歯茎、耳鼻から出血。精巣や目の疾患。
下痢や酷い倦怠感。慢性貧血。癌。白血病。
老化が早まり、憂鬱で不安。

『彼らに言わせれば、生ける屍(Living Dead)だという』






『原爆を落とされた唯一の国が、
 自国の原発で同じ被害を自ら作り出している』

『沈黙を金で買われている姿』

『原発を受け入れている地域では、
 民主主義が破壊されてしまっている悲しい状況』

『労働者は品物か工具と同じような扱いをして、使い捨て切捨て』

『被爆者は体内に時限爆弾を抱えている。癌の潜伏期間は25年。日本が原発を作り続けてきたのと同じ歳月だ。今こそ真実が明かされるときだ』


この記録映画製作当時で29万人といわれた原発作業従事者。
その方々の失われた人生を保障しようとすれば、莫大な補償費がかかり、原発はコストに見合うものではないことがわかったでしょう。

人生と命を犠牲にして、世界は、そしてこの国はまだ原発を続けるのでしょうか?

それはなんのため?




★広島、長崎の被爆者全員に補償はなされていない----------------------

原発作業員でさえ補償がなされない現実。
では、将来ホットスポットの地域に居住する人々に、何らかの補償はなされるのでしょうか?


【広島"黒い雨"その実態が明らかに 】

倦怠感、下痢、めまい、子宮がん、兄弟も癌死。
原爆症認定基準から外れている「黒い雨被爆者」
黒い雨の影響は科学的に明らかでないと国は否定。





【長崎 被爆から64年 なぜ今 骨髄異常が? 】

被曝から61年たって白血病発症。
骨髄異形成症候群を発症する被爆者が相次ぐ。



上記の被曝訴訟を起こす原告は、私たちかもしれません↓


【東京都杉並区の屋上に死の灰が溜まってる?? 】




★内部被曝「ぶらぶら病」の怖さ--------------------------------------

しかし、事の本質は補償の問題ではありません。
カネは要らないから、健康を返せ、生きる大地を返せ! ―その無念です。

内部被曝をして発症する、いわゆる「ぶらぶら病」。
傍から見ると怠けているように見えるので、そういう通り名がつきました。

広島で被爆して、以降30年間「ぶらぶら病」を追跡されてきた医師の肥田舜太郎さん。彼が、その怖さを講演したものが、下記サイトで公開されています。肥田さんが患者と話す間にも、その患者は頬杖をつき、間もなく椅子に座っていられずに床にへたり込み、さらには床に横向きに寝転んで話をする―この体を支えていられない様子に愕然としました。

肥田舜太郎さん講演・低線量内部被曝とぶらぶら病

肥田氏は『1ミリシーベルトは、皆さんの幸不幸の分かれ目になる』と述べています。




★劣化ウラン弾で被曝した米兵----------------------------------------

その「ぶらぶら病」がアメリカ兵にも確認されました。
軍が使用する劣化ウラン弾。
放射能廃棄物から作られ、放射能を撒き散らす、いわば原爆弾です。

放射能に敵も味方もありません。
それを作り出した人間を無差別に、静かに破壊し続けています。




この女性は、毎日毎日、一日中の下痢に悩まされ、何もしていないのに痣(内出血)ができ、慢性疲労、筋肉痛、呼吸器疾患・・・西洋医療はやりつくしたと言います。

健康に戻れずに一生を過ごすのです。

あなたが一生、健康を取り戻せないとしたら、どう思いますか?




★地球の健康を取り戻そう--------------------------------------------

地下、海、大気―さんざん核実験をやって地球を汚しておいて、
クリーンエネルギーと銘打ち、原発と核廃棄物でなおも汚し続けています。
戦争兵器も、どんどん極悪非道のものになっています。

あぁ・・地球は、もはやかなり放射能にまみれているな・・・
そう、思いました。

人間なら、癌細胞が見つかったらすぐに除去するでしょう。
手遅れにならないうちに。

地球は、よく我慢したな。
よく耐えてくれたな・・・

「ごめんなさい」
あやまりたくなりました。

ひどいことをしてごめんなさい。
気づかなくてごめんなさい。


地球が健康を取り戻せなくなれば、生命は居場所を失うでしょう。
だから、地球は、全身に転移した癌細胞の除去をし始めました。

私たちも本来は、地球のホメオスタシスを守る生命系の一員です。
地球の自己治癒力として活動すべきときにいます。

しかし癌細胞を除去しても尚、そのきれいな肌は、ズタズタに荒れ、爛れています。炎症を抑え、完治させるためには、長期にわたって湿布で包んで冷やす必要があるでしょう。




■No more nuclear power --------------------------------------------

いかがでしょうか。
それが、
原爆であれ、
原発であれ、
劣化ウラン弾であれ、

どのように形を変えようとも、それは放射能を出し続けます。

原発推進者だとか反対者だとか、
国の敵だとか味方だとか、
バカバカしい。

生きとし生けるものを無差別に破壊するのです。

人類は、バカですか?


…いえ、踊らされているのはごく一部(先進国上層部)。

その一部の暴走をストップさせることができるのは、私たち一人ひとりの意識と行動です。



さて、理屈でゴチャゴチャと言いくるめてこようとするハラッサーに、あなたはどう対処しますか?

もう、このブログをお読みの方はわかりますね。

相手の眼を見て、ハッキリつきつけましょう。


「No!!」





【Funky☆Flava II 「Our New Days ~子供達に原発の無い未来を~」】



そして、

今日から一人ひとりが、

新しい日々を始めましょうよ。




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感じたこと

放射能による人体への被害は、モラ毒(モラハラによる被害)に似ていると感じました。
じわりじわり心身をむしばんでいき、生きる気力を失わせ、命を取られる。
原発、いりません。

 

いつも本当に良い記事で、私の人生をちからづけて頂いております。
ありがとうございます。
この記事と関連する、ある記事を紹介させて下さい。(すでに有名な記事のようですが)

『原発奴隷』
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

 

いつも素晴らしい記事をありがとうございます

地球は本当によく耐えていてくれるなあと思いました。
本当に申し訳がないです。
私も原子力やエネルギーのことを学んで、自信をもって原発NO!と言えるようにしています。

飯田哲也氏の対談は何度読んでも素晴らしく、理解が進みます。
http://www.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/20110409_5009.php

 
    
 
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