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清算することができない放射性廃棄物

2011/06/19(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
14日の記事で『一世代で消えてなくなる問題ではないのです』というアーニー・ガンダーセン博士の言葉をお伝えしましたが、数世代どころか数万年にわたって“責任を持って”人が監視しなければならない問題があります。それが、核のゴミ―「放射性廃棄物」の問題です。

これは、今直ちにすべての原発を廃棄したとしても、なお残る問題なのです。私たちは、この生命に関わる重大問題を直視しないままに見切り発車してしまいました。


「見なければ怖くない」―それが、安全性を切り捨てた原子力村の論理の根幹です。極めて非科学的な姿勢ですね。

「見えなければ怖くない」―それが不安から逃げ続けるために時間を構造化してきた人間の無意識にある心理です。

原発及び放射能の問題は、親と自分の正体を見ようともせず、ただただ存在不安から逃げ続けてきた人間のあり方を象徴しているように思えます。


もう逃げ続けることはできませんね。
人は逃げ場がある限りとことん逃げ続けようとする―それがカウンセリングを行ってきた私の実感ですが、もはやすべての人が、一人残らず逃げ場のない崖っぷちに立たされています。

見たくなくても、ただそこに事実があるだけです。
事実から目を背けずに、直視するときがきています。
(↑親や自分の本当の姿を見たくない方も同じ)


さて、好んでゴミを監視する人などいません。産廃がどれだけ不法投棄されてきたか。それは、人を死に追い込む原発ゴミも同じです。むしろ、見えないだけにこっそり垂れ流し。その場合、どうなってしまうでしょう。



★「核の清算」(2006 札幌テレビ)----------------------------------



冷戦当時、プルトニウムの生産をしていた秘密都市マヤーク。
ソビエトで最初の核兵器が開発された場所。

原発の使用済み核燃料を再処理して取り出すプルトニウム。
プルトニウムを取り出した後に残る最終ゴミが、「高レベル放射性廃棄物」

その高レベル放射性廃棄物を、核工場は湖とテチャ川に捨てた。

湖に捨てた放射性物質が乾燥により露出―塵となって地域を汚染している。
やがて、テチャ川下流の長閑な農村地帯で病気と畸形がはびこりはじめた。

首に大きな腫瘍ができた男性。
畸形で生まれてくる子どもたち
疲れやすく、頭痛が酷い体質・・・


風景が美しく長閑な田舎であるだけに恐ろしい。
きれいな川の水を飲む牛。
その牛から取った牛乳を「最高だ」と飲む農夫。

が、その川にガイガーカウンターを近づけると警報は鳴りっぱなしになり、
農夫は全身を病に犯されている。





高レベル放射性廃棄物を封入するキャニスター。
『キャ二スターのちかくに20秒いるだけで死にいた­る』

地下に埋めても、『1万年以上、人による管理が必要と言われている』
誰が、「責任」を持つのですか?

そんな「無責任」なことはさせないと、
プルサーマル計画を白紙撤回させた幌延町。(偉い!!)

そこで、国はカネで釣った。(汚い!)
最終処分場として立候補した自治体にはカネをやるよ、と。

(私の働いた金(血税)をそんなことに使うんじゃねぇ!!)

町長に反対した議会も偉い。
処分場作ったら、作った時点でイネイブラー(悪しき状態の維持者)になる。地球への、全生命への加害者となるのだ。




★日本は核のゴミをどう処理しようとしているか-------------------------

上記を見ると、原発から出る産廃(産業廃棄物)の中でもっとも厄介な使用済み核燃料は、次のように地球を汚染していきます。

使用済み核燃料→→プルトニウム→核爆弾
           ↓
            →高レベル放射性廃棄物→→こっそり捨てる
                            ↓
                             →土中に埋める

日本では、核のゴミをどのように処理しようとしていたのでしょうか。
原発施設は放射能で汚染されているわけですから、配管修理などの後の産廃がどのように処理されているのか知りません。ここでは、使用済み核燃料がどのように処理されようとしているのかについて記します。

55基の原発から出る使用済み核燃料を六ヶ所村の再処理工場に集め、プルトニウムを取り出し、残った高レベル放射性廃棄物はガラスと混ぜて固化して土中に埋める。プルトニウムは原爆を作るわけにかないので、ウランに混ぜて再度原発の燃料に使う(プルサーマル計画)というわけです。




★河野太郎の指摘:原発の致命的欠陥----------------------------------

このことを河野太郎氏が説明してくれています。


【河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」シリーズ1 原子力発電】


まず、高速増殖炉もんじゅなるものは、人類が生み出した史上最悪の物質プルトニウムをどんどん再生産する悪魔の製造装置であると知って、この実用化など「論外!」と思いました。原発という地球にとっての癌も、人体にとっての癌も増殖させていく、まさに「癌増殖装置」です。


上記“論外”を除いたポイントは下記。

北朝鮮が、わずか50kgのプルトニウムを持っているだけで大騒ぎになり6ヵ国協議が始められたほどだが、日本は既に45t(北朝鮮の1000倍)保有。

何十兆円のお金をかけて作る六ヶ所村再処理工場からは、さらに毎年8tずつプルトニウムが出て来る。

国は、苦肉の策として、プルトニウムとウランを混ぜて(MOX燃料)再び使おうというプルサーマル計画を実施。MOX燃料を作る工場にまた何兆円ものお金をかけた。

しかしこれは、ウランを9、プルトニウム1の割合で混ぜるわけで、ウラン燃料の1割の節約になるだけ。→ウランの鉱山をその何兆円のお金で買ってしまった方が、はるかに安上がり。


「意味なし!!」
って、突っ込みいれたくなるほど、ごく常識的な頭で考えてもおバカなことをしていますね。お馬鹿なことであっても、これほど壮大にやってしまうと気づかないものなのですね。




★六ヶ所村再処理工場は欠陥工場--------------------------------------

その上、何十兆円のお金をかけた六ヶ所村の再処理技術も未完成なのです。


【アイリーン・美緒子・スミス(グリーンアクション 京都)】

上記を見ると「高レベル放射性廃棄物」のガラス固化に「失敗!」(技術的に未熟)したことが明白です。つまり、六ヶ所村再処理工場は欠陥工場であるにもかかわらず現在も試験稼動しているわけです。

怖いのは、現在55基の原発でヒロシマの5万倍の「死の灰」を撒き散らしており、さらに再処理工場が本格稼動すると、たった1日で原発55基1年分の放射能を吐き出すという事実です。わずか1年の稼動で、原発55基×365年分の放射能が撒き散らされるのです! ・・・信じられません。




★六ヶ所村は内陸は岩手、沿岸は房総まで汚染する----------------------

六ヶ所村の問題を田中優氏がもっと具体的に語っています。


【未来バンク事業組合理事長 田中優氏】


六ヶ所村再処理工場からは、致死量57200人分の放射能が垂れ流されることになる。工場から流された放射能は海流によって南下し、最大の漁場―三陸海岸を汚染する。
イギリスの再処理工場から流れ出たプルトニウムは北極海まで汚染している。その到達距離を日本に当てはめると房総半島にまで到達する。

rokkasyomura1


一方、煙突から出た廃棄物は、夏場の“やませ”に乗って岩手県を汚染する。

rokkasyomura2




★「六ヶ所村ラプソディー」事実を知ることが力になる------------------

プルトニウムは水に溶けにくく気泡に集まるので、サーファーに最初に被曝が発生するそうです。そこで、事実を知ったサーフライダー・ファウンデーション・ジャパンが反対運動をしました。
そのサーフライダー・ファウンデーション・ジャパンが作成したのがこれ↓



【再処理マンガ「六ヶ所事始~六ヶ所村再処理工場が出来るまで~」 】



【再処理マンガ2「Never too Late~海編~」】


このように、身近に危機感を感じれば人は行動します。
ですから、「事実を知る」ことがとても大切なのです。

田中優氏も、地域を大切にする人々が国に追い詰められたが、映画「六ヶ所村ラプソディー」(釜仲ひとみ監督)を見て目が覚める人が増え、社会の風向きが変わった。だから、一人でも多くの人が「知ること」が大切、と言われていましたね。




【六ヶ所村ラプソディー】




★「10万年後の安全」------------------------------------------------

ところで、地下に埋蔵してしまえば安全なのでしょうか。
下記のような映画があったんですね。


【10万年後の安全】

公式サイト
http://www.uplink.co.jp/100000/




★天は自ら助くる者を助く--------------------------------------------

いかがでしょうか。
私たちは、同じ時空を共有して今を生きる人々にも、次世代にも、将来の人類に対しても、地球に対しても、全く責任の取れない行為をしています。
私たちの手で、この汚点を取り除かなければなりません。

昨日「ザ世界仰天ニュース」で「人と海が起こした奇跡」というのを見ました↓。
『14年前、日本海沖で発生した重油流出事故。ナホトカ号は島根県隠岐島付近で転覆、石川県沖まで流れ着き、福井県三国町の安島沖で座礁した。船から流れ出し漂着した重油は、漁業の盛んだった沿岸地域に深刻な被害を与えた』

漁場や沿岸が重油まみれになった三国町。
3500人のボランティアも加わって人の手で原油を取り除きました。

すると、原油を食べて二酸化炭素と水に分解する微生物が加勢して、現在は元のきれいな海に戻りました。

専門家によれば、当初は、重油の量が多すぎて微生物は力を発揮できなかったそうです。しかし、人の手によって重油を除去していく中で微生物も力を発揮し、自然浄化が成ったということです。

私は、「天は自ら助くる者を助く」という言葉の現実を見た気がしました。
自助するものに、天は力を貸してくれるのでしょう。


私たちは、私たちの誤りを認め、方向転換しなければなりません。
方向転換するに当たって、放射性廃棄物をどう処理し、管理していくのか、すべての人が考えてかなければなりません。

そして今後は、
「処分しなければならない」という現実に立つのではなく、
「処分しなければならないもの」を作らないという現実に立たなければなりません。

「原発がある」のが「現実」ではなく、
「原発がない現実」も私たちは作ることができるのです。

今、私たちに必要なのは、
「原発がない現実」を創る「意志」と「行動」です。





【六ヶ所ガールズ 「海に空に放射能を捨てないで」】







下記サイトでは、さまざまなアーティストが作品を提供しているようですね。
http://stop-rokkasho.org/



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バイバイン

昔、ドラえもんの漫画に『バイバイン』というストーリーがありました。
栗まんじゅうをたらふく食べたいのび太が、
ふりかけると2条になる薬品をドラえもんから貰います。
栗まんじゅうはドンドン増えていく・・・
結局食べきれず、ごみ箱に捨てたのび太でしたが
ドラえもんにそれが見つかり、『あと○分後で地球が栗まんじゅうに埋め尽くされるぞ!』
『ど、ど、どうしよう~』泣くのび太。
最後のコマは、あっさりと
『しかたない。小型ロケットで宇宙に飛ばそう』
というオチだった記憶があります。

こどものころ、あの話が怖くて怖くて仕方がなかったです。
『何にも解決してないじゃん!!!』て。
宇宙が膨張しているというのは当時の知識でかろうじて知ってはいたけれど、
膨張するスピードよりも増えるスピードが速かったら、宇宙も栗まんじゅうで埋め尽くされちゃう!って、夜も眠れませんでした。

今、考えると、あの恐怖って『見なかったこと』『なかったことにする』態度への恐怖だったんですね。

こどものほうが、『見る勇気』を持っているのかも知れません。

※ちなみに今、『バイバイン』をネット検索したら、同じ恐怖を味わっていた人がたくさんいらっしゃるみたいですね。結構話題になっていました。(みんなが最終的にどうなるかを予想している)
その中に『ブラックホール化する』という仮説をたてている人がいて、なるほどな、と思いました。

 
    
 
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