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目を開けて内なる不安を見つめよう

2011/07/28(Thu) Category : 存在不安
ところで、揺らぐ時代を超えていく鍵の一つは、「存在不安」と向き合うことができるかどうかです。


★理屈の世界は死んだ世界-------------------------------------------

不安から逃れる術の一つとして、自分を理屈の鎧で覆う方法があります。が、理屈を構築すると、その理屈の中でしか生きられないようになります。その理屈が崩壊するときは、もろともに自分自身も崩壊してしまうように思ってしまうので、頑なに構築した世界にしがみつき、それを守ろうとし、また他人にも守らせようとします。

しかし、世界は転々流転します。変化こそが「生」ですから、変化を拒む生き方は現実から乖離していくことになります。

誰しもがそのような脳内現実の虚構を生きているのですが、その虚構を生きた現実につなぎとめてくれるものが「感情」です。感情は合理的なものですので、「今、ここ」の感情に常にフォーカスして、それを言葉にし行動に移して生きていると、自分も周囲も常に現実に対してまっすぐに軌道修正されていくわけです。

ですから、感情を出さない役割ロボットの家庭に生まれた人が、親に無意識に恐怖を感じたり、「一体この世は何なのだ?」と謎に取りつかれたり、“少年A”のように「この世は作り物」と思ってしまったり、現実感を失ったりするのも当然なのです。それは、その人を取り巻く家庭環境が閉じた虚構現実であって、豊かな感情を伴う開かれた現実ではないからです。




★感情は人間に標準装備された自律調整機能----------------------------

人間は、「感情」というきわめて優れた自律調整機能を標準装備していながら、成長するに従ってその機能を使えないように仕組まれていきます。“支配者”は人間が自律してほしくはないですからね。

システムが完成して体制が硬直化すればするほど、本質的に変化を与えることになる感情は敵になりますので(感情は変化していく世界とともにありますかねらね)、「感情は厄介者」「感情は自己中でワガママ」「感情に任せていれば社会は混乱する」「感情だけで生きているのは野蛮人」といったネガティブキャンペーンが、それこそネットワークのように張り巡らされ、人々はそう思うようになっていきます。

そう思うようになる背景には、自他の体験があります。感情を抑圧すれば衝動となります。芽生えた感情は「存在」ですからね、その存在がここから出せと自分を突き動かすわけです。表現すればすむものをしないものですから、あらぬことをしでかしてしまいます。かくして、感情は厄介だと思うようになるわけです。本当の敵は感情ではなく、抑圧にあるのにね。

感情こそが自分自身であるのに、その感情を敵とみなす。つまり、自分が自分の敵となる=自分が自分を信じられなくなるわけで、自分を信じられない人間ほどコントロールのしやすいものはありません。かくして「マトリックス」の世界は完成し、人々は操り人形となって生きていくことになるわけです。




★存在不安が支配と服従の虚構世界を維持させている--------------------

けれど、支配―服従の構造は、服従者がいて初めて成り立ちます。
支配者がいかに支配したいと思えど、自律した相手を支配はできません。服従したいと思う相手がいるからこそ支配が成立するわけです。ではなぜ服従したがるのか?

支配者も服従者も共有しているのが「存在不安」です(共通の土俵がなければ関係は成立しません)。支配者は人を従えることによって自分の不安を埋めようとし、服従者は人に従う(所属する)ことによって自分の不安を埋めようとします。ここに双方の利害が一致して、支配者は相手を服従させ続けようとし、服従者は相手を支配させ続けようとするわけです(支配者が一方的に支配しているわけではないことがわかりますね)。

なぜ、その構造を維持しようとするのか。それは、片や服従させることを考え続け、片や支配者に愚痴や文句を言い続け―そのように互いに相手に意識を向け続けることによって、自分の内側に意識を向けずにすむからです。

つまり、自分の内側(不安)を見ないですむように世話の焼ける相手や憎むべき相手が必要だからであり、結局、存在不安から逃げ続けたい者同士が協力して、支配と服従の虚構世界を懸命に維持しているということですね。

支配と服従の構造を変えたいのであれば、そのどちらかが自分の存在不安に気づき、その不安を受け止め、自分の足で立つ決意をすることです。ただ、それだけのことで、このもろい関係は簡単に崩壊していきます。




★「不安ちゃん」を受け止めよう-------------------------------------

しかし、気づけば簡単なことなのですが、気づくことがそう簡単ではありません。なにしろ、自ら結界を張って感情を封印して日常を送っているくらいですからね。不安から逃げ続けたい自分がそうさせているのですが、自分を監獄に閉じ込めているのは自分なのだと認識することが第一歩です。

存在不安によって作られた都市文明は限界を迎え、崩壊しつつあります。不安から逃げ続けようとする人々は、それを食い止めようともがきますが、この転々流転を止めることはできません。


内に不安がある人は、外に不安を投影し続けます。
不安を押さえ込もうとすればするほど、その「不安ちゃん」は自分に認めてもらいたくて、ほんの些細な出来事でも出てこようとします(=些細なことに不安を感じるということです)。

感情はリラックスすると出てきますから、お風呂に入ってゆったりすると「不安感」が出てくる人もいます。よほど出てきたいんでしょうね。

押さえ込まずに感じて下さい。
それは、小さい頃のあなたです。

不安を抱えて生きていた小さい頃のあなたを、
今のあなたが受け止めて下さい。

それをすることが、このハラスメント文明から一抜けする道です。
そして、これからの激震の時代を不安を感じないで生き抜いていく道です。








【KOKIA「覚醒~open your eyes~」】



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私は理屈を積み重ねて、生き者は感情を持つ方が合理的なんだという結論に行きつきました。
哀れなもんです。
悲しいですよ。
書いてて、ちょっと泣く事ができました。

 

不安って感じていいんだなあって

さっき、不安って感情は感じてはいけないとただ思っていただけだとわかりました。
私は赤ちゃんのとき、ちゃんと不安を感じて泣いていたのを思い出しました。
私は不安をちゃんと感じれる力があったんだと思い出しました。
生まれた環境の中で、ただ感じてはいけないんだって思い込んでいたけど、もう不安ちゃんをちゃんと感じていいし、感じて受け入れる力もあることもわかり、とても安心しました。
なーんだ、できるじゃないか私。赤ちゃんのとき、ただ素直に親の真似をしただけだったな。
私素直だったんだなあと思ったのでした。
うれしくて書き込みしてみました^^

 

胸が高鳴っている

外に向けた恐怖に叩きつぶされた
たまらず布団に逃げ込み甘えた
今はうすらさむい不安の予感に怯えている
あれがまたくるのかって

どくん…どくん…
どくん…どくん…

いつもよりは速いペース
いつもよりも確かな強さ
興奮したときより静かに
なぜこんなに強く脈打ってるのかはわからない
今はわからなくてもいい

感情が心臓を激しく動かすことを知ったのは
二年前
それまでは知らなかった
生きているものではなかったから
心臓がうごくのを阻むように脳がチリチリする

 

相手を怪物にしているのは わたし
この心のもやもやの元にたどりつく邪魔
これを感じつづける苦しさ
いつまで感じていれば
どんなふうに感じていれば
わたしは私を受け止めきれるのか

とにかく
あの上司が敵ではない
私の敵はわたし

わたしを支配しようとすることに
強く反発する
わたしの怒りが爆発する
ぜったいに言う事を聞くものか
ゆるさない
お前を。。。

あぁ くるしい

 

はじめまして

はじめまして。
神木 唯(みわき ゆい)と申します。
駆け出しのカウンセラーです。
膨大な情報量ですね。
とても参考になります。

 

感謝

いつも素晴らしい内容の記事をありがとうございます。

 
    
 
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