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自分と向き合った人の言葉には力がある―児玉龍彦氏の質疑応答

2011/08/04(Thu) Category : 地震・災害・脱原発
『東電なり我々科学者なり日本政府が、とてつもない十字架を背負っていると思います』―これは、衆議院厚生労働委員会質疑応答における児玉龍彦氏の言葉である。

誰もが、このハラスメント界の中で生きている。
誰もが、世代間連鎖の中で生きている。

つまり、過ちを犯していない人は、ただの一人もいないということだ。

この世には大きく言えば、二通りの人しかいない。
・気づいて自分との闘いに向かう人
・気づかないままに社会に迎合や反抗などを続けていく人

気づいて自分を取り戻した後は、次のように分かれていく。
・「いま、ここ」の気持ちで生きる人
・ゲーム人生を生きる人
 (親のための人生脚本+存在不安からの逃走+ストローク欲求)


“外”の現象はすべて、自分が“内”に向かうきっかけを与えてくれるものだ。3.11で、児玉龍彦氏は、自分がやってきたことを振り返ったのだろう。
それが、『とてつもない十字架を背負っていると思います』という言葉に表れていると思う。このような言葉は、真摯に自分と向き合った人でなければ言える言葉ではない。(そうでない人が言えば、言った傍から自ら言ったその言葉の重みに自壊していくだろう)

『超法規行為を勝手にやってるというのが現状であります』―これも腹をくくっていなければ、できることではない。命にアイソトープを打ち込むという仕事を通じて、常に生命倫理と向き合ってこられたからこそ、人間が作った勝手なルールを乗り越えることができるのだ。



下記の質疑応答は、わが子(国民)の命をどう守るのかという質疑応答であることを、国民代表たる衆議院議員がどこまで自覚しているのか。ただ、参考人として意見を聞くのではなく、彼の意見を行政に確実に反映してほしい。
国民は見ている。児玉龍彦氏の答弁を一部抜粋する(小見出しは私がつけたものです)。

・行政がやるべきことは学問論争ではない、事態に対する具体的行動
・行政側の「行動」のみが信頼を培う基盤
・入口で基準を決めても無意味、出口の事実チェックのみが有効
・一緒に考えて行動する以外に信頼は作れない
・安全基準を設けて安心してもらうのではなく、行政は行動せよ
・内部被曝を1mSv以下にするという基準を何があっても守れ!
・放射線取扱者を規制することが文科省の仕事
・『低い線量のものが膨大にある』ことを前提にした法律はない
・超法規行為を勝手にやってるというのが現状
・原爆型の放射能の常識は原発型には通用しない
・除染は総合的に見なければ2次被害を引き起こす
・地域の具体策は自治体の判断に任せよ
・避難の問題と補償の問題を分けよ
・除染は、東電・科学者・日本政府がとてつもない十字架を背負っている
・同心円の線引きは地域復興の妨げになってる
・補償のあり方には国が責任を持て


*全文は下記サイトにあります。
20110727衆議院厚生労働委員会質疑





【児玉龍彦 20110727衆議院厚生労働委員会質疑】


★行政がやるべきことは学問論争ではない、事態に対する具体的行動

今日の厚生委員会でも考えていただきたいのは、学問論争に対して厚生委員会で結論を出したり考える必要はわたくしはないと思っています。国民の健康を守るためにどういうことができるかというときに、まずセシウム137っていうのは自然界には1945年以前に存在していないものです。

原発と原爆で生まれて、それが1960年代のはじめに水爆実験によってピークになったものであります。その時に猿橋勝子さんという女性研究者が、海水のセシウム濃度が100倍になっているということを微量線量計で確認してこれでアメリカへ行って、その公開実験というのをフォルサム博士とやって、これが大気圏内の核実験禁止の大きな学問的根拠になりました。

その後セシウムはずっと減ってきていたのがまたそれを遥かに倍する量に今、上がろうとしてる時であります。そうしますと、線量議論の問題を言うよりも、元来自然界にないセシウム137というのが膨大にまかれてガンマーカウンターで簡単にわかるような量に散らばっている。しかもそれが広島原爆の20倍の量、撒かれている事態に対して国土を守る立場から是非積極的な対応をお願いしたいというのが基本的なお願いです。




★行政側の「行動」のみが信頼を培う基盤------------------------------

わたくしが一番申し上げたいのはですね、住民が戻る気になるのは行政なりなんなりが一生懸命測定して、除染している地域です。ですから測定も除染もなければ、安全だと不安だと言われても信頼できるとこがありません。

ですからこの数値が安全この数値がどうということではなしに、行政の仕組みが一生懸命測定をしてその測定に最新鋭の機械を投じて、除染に最新鋭の技術をもってそのために全力でやってる自治体が、一番戻るのに安心だと思います。




★入口で基準を決めても無意味、出口の事実チェックのみが有効----------

入口の方で基準を決めるというのは非常に厳しいと思っています。生物学的濃縮というのは様々な元素が体に入るとトランスファーターとか結合蛋白というので極めて特殊な集積の仕方をしますので。ですからやっぱり出てきた農産物をきちんと見るという仕組みを徹底的につくっていかなくてはならないと思います。

今回の稲わらのように想定外の場所での濃縮事件ていうのは自然界では山ほど起こります。ですからやっぱり出口の食物の出て行くところでのチェックというのを緊急にものすごく良くするというのが大事になると思います。




★一緒に考えて行動する以外に信頼は作れない--------------------------

信頼感って言うのは言葉で説明を聞いて生まれるんではないと思います。わたくしも毎週南相馬に行っていますが。南相馬の例えば、かたたちが本当に汚染している学校やなんかを案内してくれるのは1回目じゃ、やっぱりないんですよね。そのだから支援に来てる人がただ1回だけ来て帰っていってしまうみたいなの……かえってすごく問題を、ひどくするだけで。

やっぱり本当に持続的にやっていこうとすると、一緒に計って一緒に考えて除染していく。避難されたい方は避難を応援する。そういうのがすごく大事ではないかと思っています。




★安全基準を設けて安心してもらうのではなく、行政は行動せよ----------

それで南相馬に行ってわたしどもが最初に言われたのは、やっぱりそのさっき言った線量の低いところから高いところへスクールバスで子どもが1000人この移動させられているということで。

それで実際に地域を見ても1つの学校を見ても、さっきから何ミリシーベルトだったら安全ですかっていう議論は、わたくし現実味がないと思うのは、例えば2マイクロシーベルトの学校を計っていても1箇所にいけば33マイクロシーベルトなんです。ですからその時に何ミリシーベルトをその土地とするかっていう問題が出てきてしまいますから。

やっぱり高いところがあったら必ず刈り取っていきますよと、計って一緒にやっていきますよと、不安があったら相談に乗りますよと、農産物があったら最新鋭の科学機器集めて最高の検査メーカーが来てやりますよと、いうような体制がない限り安心出来ないというのは当たり前、ではないかと。

ですから今求められているのは最高の施策が福島県民に与えられるように国会で是非考えていただきたいということであります。




★内部被曝を1mSv以下にするという基準を何があっても守れ!-----------

(10:45からです。是非見て下さい)
わたくし放射線取扱者に1977年になりまして、1995年から放射線取扱主任として除染と規制に関わっております。それで今まで、まあ、あの科学技術庁告示平成12年から、我々がやらされていたことを1つだけご報告しておきます。

それは例えば妊娠可能の女子については第5条4項で、内部被曝を1ミリシーベルト以下にする。それから、第6条第3項、妊娠中である腹部表面については、前項第4号に規定する期間につき2ミリシーベルト。これを規制されてその規制を守るべく30年やってまりました。

ところが、福島原発の事故で、広島原爆の20個分の放射線が撒き散らされた途端に、このような基準が全て反故にされている。

先ほど、福島県の議員から、どのようにしたら安心かというご質問がありました。わたくしは安全に関しては基準を決めたら、危機になったらそれを変えていくかっこうでは駄目だと思います。

今、今年できないかも知れないけれども、来年までにその基準に持っていく、再来年までにはこうするということがなければ、住民が安心出来るわけがないではありませんか!

そのためには、最初から申し上げているとおり、広島原爆20個分の天然にないセシウム137をまき散らした、東電と政府の施策を反省し、これを減らすために全力を上げる以外に安心出来る解決なんてありえないのです!! 

そのことを抜きにしてどこが安全だという議論をいくらやっても国民は絶対に信用しません!!




★放射線取扱者を規制することが文科省の仕事--------------------------

えっとあのー、5月に全国のアイソトープ総合センター会議というのがありまして。そこで色々議論をしていたときに、文科省の放射線規制室のかたがおっしゃってたのは、福島原発以来のRIはRIではないと。

我々はその『国民の健康に責任をもつという仕事』をやっているんではなくて、法律に決められた『放射線取扱者を規制することが仕事だ』というふうにおっしゃっていました。

それである面では私は非常に違和感を感じたんですが、もう一方では例えば文科省の放射線の規制室のかたは、従来の規制に従ってやらざるを得ない。




★『低い線量のものが膨大にある』ことを前提にした法律はない----------

それで高い線量のものは少量あるということに対応した法律体系はありますが、低い線量のものが膨大にあるという、それをどう除染していくということに関する法律がほとんどなくて。今も汚泥問題その他すべて問題になっているのはここであります。




★超法規行為を勝手にやってるというのが現状-------------------------

それでしかしながら今の全国のアイソトープ総合センターやなんかは旧来の法的規制のまんまで、何らのこれらの組織、例えば先ほどゲルマニウムの機械が足りないというお話がありましたがそんなものは全国で沢山あります。

ところがそこへの持ち込み、持ち込んだ廃棄物の引き取り、こういうのが法律的に全くない。だから今も東大のアイソトープセンターでやってんのは全部違法行為だと申し上げました。この場合にはセンター長であるわたくしと専任教官と事務主任の上で審査委員会を設けて、内部でチェックして超法規行為を勝手にやってるというのが現状であります。

それでそういう法律を一刻も早く変えて測定と除染というのに(語気荒く)是非立ち上がっていただきたい。




★原爆型の放射能の常識は原発型には通用しない------------------------

(17:55からです)
それ無くして親の安心もないし、しかも先程から長瀧先生たちが仰っている原爆型の放射能の常識というのは、これは原発型の常識の場合にはまったく違います。

それから先ほどおっしゃいました長瀧先生のおっしゃった一過性に核医学で治療をやるというのもこれも形式が違います。我々例えば抗体にイットリウムをくっつけて打つと(ふりかえって長瀧氏を見て)ゼラリンという医薬がありますが、あれは一過性にもかなりの障害を起こしますが。それでもがん細胞をやっつけるために、(長瀧氏を振り返って)いいからやってるということであって正常者にこれをやることはとても許されない。無理なものであります。




★除染は総合的に見なければ2次被害を引き起こす-----------------------

それでですからわたくしが申し上げたいのは、放射線総量の全体量をいかに減らすか。これは要するに数十兆円かかるものであり、世界最新鋭の測定技術と最新鋭の除染技術を直ちに始めないと、国の政策として全くおかしなことになるんです。

今我々がやってる例えば幼稚園で除染します。除染して高圧洗浄機でやりますと、側溝に入ります。側溝をキレイにしています。しかしその側溝の水はどこへ行くかというと、下流の農業用水になっています。それで、イタイイタイ病の時の経験はカドミウムの除染を下手にやりますと2次被害を引き起こす。ですから国の政策として国民の健康を守るためには総量の問題をまず考えてください。

緊急避難と1つ、総量の問題2つ。
これをぜひ議論をよろしくお願いします。




★地域の具体策は自治体の判断に任せよ-------------------------------

20キロ30キロの地域というのは非常にマダラ状になっています。それで南相馬、わたくしが一番良く存じています南相場の場合ですと南北ではなくて東西に線量が違います。それで飯舘村に近い方は20ミリシーベルト以上で、現在避難が開始されている地域。それでこちらのほうは海側の方はそれよりもずっと線量が低いところがあります。

それでこうした場合には自治体が、判断したほうが。今は20キロ30キロ圏は病院は休診、学校は休校ということが一応指示となっております。それをやっぱり学校を開いて一番低い線量のところで子どもが授業をできるようにするとか、そういう判断は自治体の判断でやっぱり出来るようにしたほうがいいと思います。

ですから今の線引きの問題という話よりも実際にいかに子どもの被曝を減らしたり地域を復興していくかという問題がまず1個あります。




★避難の問題と補償の問題を分けよ------------------------------------

ただそこでもう1つの問題は、地元で聞きますと商工会やなんかから、今は強制避難ですから補償が出ています。だけれども避難区域が解除されたら補償がなくなってしまうということで。実際にわたくしが南相馬へ行っている間も住民の中で非常に大きな意見の違いが生まれていて、見ていてとてもいたたまれない思いがいたしました。

それで是非避難の問題とそれから補償の問題を分けて。




★除染は、東電・科学者・日本政府がとてつもない十字架を背負っている--

(21:50からです)
それで先ほどおっしゃった避難の解除というのは要するにどういう問題があるのかというと、高い線量のところはこれ除染しないと非常に危険です。それで今そういう問題になってんのは主に年20ミリシーベルト以上の被曝を受けてしまう地域であると思いますから。そこに関してひきつづき強制的な避難が必要であると思っていますし。

ここの地域をどう、除染していくかということは、東電なり我々科学者なり日本政府がとてつもない十字架を背負っていると思います。

そのことを住民の判断だけに押し付けるのはとても難しい問題があると思っておりまして。20ミリシーベルトの地域に関しては、やはり是非とも国でここの非難している人たちの生活の補償と、それから除染の努力をやっぱりどのように進めるかという見通しを本当に必死に考えないといけないと思っています。




★同心円の線引きは地域復興の妨げになってる--------------------------

それで20キロから30キロという現状の同心円がそれを正確に示しているかというと今はそうではなくて。むしろ地域復興の妨げになってる面がありますから、地元自治体との相談の上でそこの地域の様々な行政生活上の問題に関しては、子どものお母さんが一番安心出来るというものにするということを一刻も早くやっていただきたい。それで細野大臣はある面ではそういう意見を反映している面があると思います。




★補償のあり方には国が責任を持て------------------------------------

もう一方ではそれを補償問題とどういうふうに結びつけるかという議論がないと、やはりこれもう一方で非常に大変な問題が生まれてしまいますので。やはり今は強制避難でないと補償しないとか、住民が被害を立証できないと補償しないという格好は、もうまずいんではないかとわたくしは思っております。





【ご参考】

モーニングバード 児玉龍彦 投稿者 plutoatom




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Haru=Masa

「自分と向き合った人の言葉には力がある」という言葉そのものに、心が打たれた今日の一日です。

まだ自分は、自分自身の氣持ちに従っている生活のなかで、まだ東北の方々、原発問題に意識が向かわないという、冷たい人間だと思っています。
ただ、自分の家族や地域に意識が向かうなかで、こんなこと今まで無かったぞと思うほど、色んな人に出会う機会があり、色んな人から自分の声を求められるなかで、自分も何か持ってるかなあとか思ってたので、
とても嬉しいタイトルと感じてしまいました。
自分勝手ですみません。

少しずつですが、自分の氣持ちに従いつつ、様々な方々とのつながりの中で、自分の意識が広がっていくのかなと思います。

無責任な大人で、すみません。

自らの自律に向けて、ICに嘘をつかず、じっくり自分の根を下へ下へとおろしていこうと思います。

 

相手が心許せる相手じゃないと本音は言えないと思っていました。
感情を押し殺して物が言えぬ自分が敵であり、一番の理解者なんです。(^^)
自分の中の器が小さくなっていると、相手の器も小さくなるように見るんです。こんなことぐらいで怒るのは、はしたないと自責するのは自分の感情を殺すことになるんです。
私事なんですが、別の掲示板で諍いがありました。(^^;
こんなちっぽけなもの(掲示板、メール)で怒るのはみっともないと。
ネットも人間の感情が出てるんだから、現実なんですよ。
自分の意見が否定されたことに怒りました。
意見を否定されたこと自体に怒りを覚えたのではないことに気付きました。
自分の言葉を下に相手の言葉を上に見て、相手の言葉に迎合してしまった自分に怒りだと気付きました。
相手に理解されなくてもいいやと思えたら、気持ちを伝えられました。(^^)
生きづらい世の中なのは弱さや惨めさの感情を抑え社会、常識、権威に迎合して自分の感情を抑え込んでしまうからかも。
世の中を変えるには、自分を解放していくことから始まるかも知れません。(^^)ちっぽけな発言だと思わないよ。
自分に自信を。

 
    
 
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