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支え合いが日本を再生する(南信州泰阜村からby辻英之)

2011/08/12(Fri) Category : 世相・社会
JIメールニュースNo.515【2011.08.11】で素敵なメールが配信されてきましたので、前記事に引き続き転載します。思いや志を同じくする方々があちこちにいて嬉しいですね(^^)。


★支え合いが日本を再生する-----------------------------------------

いま、私たちNPOでは地元の村と住民との協働で、フクシマの被災児童を自然体験キャンプに招待している最中だ。1年間の長期山村留学にも被災児童を受け入れている。

地元の村は南信州泰阜(やすおか)村

人口1900人を切る、国道も信号もコンビニもない、文字通り「何もない村」だ。

小泉政権時代、「自立支援」の名のもとに、老人や若者、母子家庭、そして子どもにも「自己責任」と「自立」が強要されるような政策が実施されてきた。個人の能力を高めて自立せよ、と迫る政策は、人間をばらばらな孤立した存在にし、およそ「自立」できない個人、集団、地域に「自立」を強要する。

要は、「自分が強くなる」ことが「自立」だという。
しかし、どうも腑に落ちない。

南信州で長年にわたり青少年の山村留学や自然体験キャンプを続けてきた私にとっては、個人の能力にスポットをあててそこをいくら強化してもそれは本質的な自立とはいえないのではないか、という思いが常につきまとう。

20年間見続けてきた子どもたちの姿は、決して「強い個人」ではなかった。むしろ、思い通りに進まないことに腹を立てたり、自分のことを自分で決められなかったり、仲間のことを思いやれないといった「弱い個人」の姿だ。

そんな「弱い」子どもたちであっても、支え合い認め合う仲間がそこに存在するという安心感の中で、確かに成長していく場面を見続けてきた。



山村留学に目のつりあがった小5の女の子が参加してきた。
触るもの皆傷つける、といった雰囲気だ。
彼女の口癖は「どうせ」だった。

「どうせ私の言うことなんて聞いてくれないんでしょ!」
「どうせ私なんかできないから!」
「どうせ大人が決めるんでしょ!」

自分の可能性を低く設定している。
自分を否定的にとらえている。
おそらく10年間、そういうことを学習してきてしまったのだろう。

当然、毎日毎日、仲間とケンカだ。
それでも仲間は誰も、彼女と関係性を創ることをあきらめなかった。
みんなで彼女の意見を大事にし続けた。

その日々の積み重ねがいつしか彼女に「自分の意見が大事にされている」と気づかせるようになる。この「周りから認められる」という実感と積み重ねが大事なのだ。

認められているという実感は次に、周りを認めようとする姿勢に発展する。彼女は1年かけて周りから認められる実感をその手に握った。
その実感を通して、周りの人たちを認めることができるようになった。
そしてつりあがった目は見事なまでにやさしくなった。



「支えられている、認められている、応援されている」ということを、子どもたち自身が実感できる場や、実感できる周囲との関係性が本当に少ない。その安心感があれば、周りを支え、認め、応援することを自らできるようになるだろう。

同じことは、子どもだけでなく、生産能力が低いとされてきた老人や障がいを持つ人びとにも当てはまる。彼らもまた、
それぞれが「自立」しているから「支え合う」ことができるのではなく、
「支えあう」からこそ「自立」して生きようと思えるようになるのだ。

新自由主義政策のはざまで息切れしそうな農山漁村もまた、もはや単独で「強くなれ」と迫ること自体に限界が来ている。東日本大震災で被災した小さな地域は、今「支え合い」ながら「自立」しようとしているではないか。

「『支えあい』の中から滲み出るように生まれる確かな『自立心』」。
それが「自律」だ。

この国にはそれが欠けている。

東日本大震災で被災したフクシマの子どもに、疲弊しきったへき地山村に「もっと強くなれ」と誰が言えようか。子ども、老人、障害者、へき地・・・、小さな力を侮るな。

より弱いものが犠牲になり続けてきた歴史にピリオドを打ち、
「支えあい」による「自律の国づくり」に踏み出そう。

満州開拓、植林、減反、自治体合併・・・、国策に翻弄され、非効率の名の
もとに切り捨てられてきたへき地山村泰阜村から、今こそ日本再生のメッセ
ージを発信したい。

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事 辻英之

東日本大震災支援 地域の教育力を発揮するプロジェクト





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「自己責任」に苦しむ20代
平均から格差へ、そして…


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どうせ生まれてきたのなら…

 

今日「Tree of Life」という映画を見てきました。

家庭の暴君である父
その歪みで弟をいじめる主人公

自分と重なる部分が結構ある映画だった

監督は愛こそが人を幸せにすると訴えてます

映画っていいですね!この世俗の歪みを訴えるものが多いです
見終わった後気持ちが楽になってました。なんか優しい気持ちになれる映画でおすすめです!

 

こんにちは

支え合うって難しく考えてました。
自分を否定しないというのも支え合いなんです。
凹んでいたとき、自分を責めてる見て心がもっと凹みました。
ドミノみたいに倒れて行きますから。
自分の意見が誤解されて読まれても、訂正はしなくなりました。
ムキになって自己主張をすると苦しくなります。
私の今の目標は、エゴ(人から認められたいとか、自分をわかって欲しい)を直すことと、自分の解放です。(^O^)

 
    
 
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