コントロールとインプロ(即興)
2006/05/11(Thu) Category : モラハラ(モラルハラスメント)
同じ日にメールをいただいた2つの取り合わせ。実におもしろかった。
■モラハラ同盟の管理人さんから。
明日5月11日(木) 午前9時55分よりフジテレビ系列「こたえてちょーだい」でモラハラの特集があるそうだ。ゲストは「離婚裁判」を書かれた荘司雅彦さん。再現ドラマもあるとのこと。興味のある方はビデオ撮りをどうぞ。
■マイミクのむんむくさんから。
明日5月11日(木)の読売新聞夕刊に、「営業インプロ」の記事が掲載されることになったそうだ。
インプロとは「Improvisation(インプロヴィゼーション:即興)」。営業インプロとは、舞台俳優のトレーニング・メソッドである「インプロ・ゲーム」を基に開発された営業マンの感性を磨く研修。
『行動や発言に隠されたお客様の本当の課題の兆しを見出す感覚』を身につけることを目的としている。詳しくは下記へ。
http://www.amenimo.co.jp/index.html
さて、なにが面白かったか?
対極にあるからだ。それが、偶然同じ日に届いた。そして、同じ日にメディアに出る(まぁ、それだけなんですが ^^;)。
--------------------------------------
DVの加害者は、いわば感情をなくしたロボット。
いろいろなパターンがあるけれど、割り切って言ってしまえば、親の意向に自分を合わせる。
体面が第1で、自分の気持ちは2の次。
行動基準は「外」。自分の内側は置き去りにされている。
自分の気持ちさえ殺しているので、人の気持ちにも配慮しない…というか気持ちを顧みないのは当たり前の世界に住んでいる。
自分自身をすら道具(親の手足)にしてしまっているので、配偶者を道具にすることはごく当たり前…というか、自分の手足が意志を持ってはいけないと同じくらいに、自分が自在にコントロールして当たり前と思っている。
(彼らは外と内を峻別するが、彼らにとって外は「人間」の世界であっても、身内は「道具」の世界だ。)
しかし、相手が感情を持ち主体性を持つ生身の人間であるから、その「人間」をコントロールするために徹底して揺さぶりをかけ無力感を植え付け、支配権を勝ち取ろうとする。
なぜ、そこまでするのか?
自分の中が空洞だからだ。
自分が空洞であれば、自分を内側から支えられない。
自分を支えるやり方は親から教わった方法しか知らない。
それは、身内を自分を支える道具に使う方法だ。
また、社会の常識、レール、ステイタス、学歴や資格、住む場所、勤める会社、結婚する相手の家柄、金…とにかくなんでもかんでも、自分を支えるために「外」に頼る。
しかし、安心できない。常に不安だ。だから、もっとも安心と思いこんでいる「お金」にしばしば執着する。が、いくら金を得ても、外をごてごてに塗りたくっても、空洞はなくならない。病は深くなる…。
孤独と人間不信の無限ループから抜け出るための方法は一つしかない。
すべてを脱ぎ捨て裸の自分を見つめること。見たくない部分も含めて見据えること。封印してきた感情を一つ一つすくい上げてその感情を認め味わうこと。
つまりは、自分が「道具」から「人間」に戻ることだ。
自分を大切にすると言うことだ。
自分の弱さを見つめ、本当の強さを身につけたとき、人は裸のままでいられるようになる。
「営業インプロ」のワークショップの中に「コントロールを手放す ~自在の対応力を手に入れる」というのがある。
その通り。コントロールするものが多ければ多いほど、実は支配しているつもりでがんじがらめに身動きできなくなっていく。自分を支える盾が、自分を取り囲む壁になっていく。
どのような状況に置かれても、身軽に直感的に動けるためには裸でいなくてはならない。
裸でいるためには、本当の強さを身につけなければいけない。
本当の強さが身についたとき、自在の対応力が手に入る。
--------------------------------------
資本主義社会は「持てる者」が「持たざる者」よりエライと勘違いしているが、実は、「持てる者」は弱く、「持たざる者」が強いのだ。
あ、話が流れた(^^;)。
最後に。
人と人との関係は「即興」だ。
■モラハラ同盟の管理人さんから。
明日5月11日(木) 午前9時55分よりフジテレビ系列「こたえてちょーだい」でモラハラの特集があるそうだ。ゲストは「離婚裁判」を書かれた荘司雅彦さん。再現ドラマもあるとのこと。興味のある方はビデオ撮りをどうぞ。
■マイミクのむんむくさんから。
明日5月11日(木)の読売新聞夕刊に、「営業インプロ」の記事が掲載されることになったそうだ。
インプロとは「Improvisation(インプロヴィゼーション:即興)」。営業インプロとは、舞台俳優のトレーニング・メソッドである「インプロ・ゲーム」を基に開発された営業マンの感性を磨く研修。
『行動や発言に隠されたお客様の本当の課題の兆しを見出す感覚』を身につけることを目的としている。詳しくは下記へ。
http://www.amenimo.co.jp/index.html
さて、なにが面白かったか?
対極にあるからだ。それが、偶然同じ日に届いた。そして、同じ日にメディアに出る(まぁ、それだけなんですが ^^;)。
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DVの加害者は、いわば感情をなくしたロボット。
いろいろなパターンがあるけれど、割り切って言ってしまえば、親の意向に自分を合わせる。
体面が第1で、自分の気持ちは2の次。
行動基準は「外」。自分の内側は置き去りにされている。
自分の気持ちさえ殺しているので、人の気持ちにも配慮しない…というか気持ちを顧みないのは当たり前の世界に住んでいる。
自分自身をすら道具(親の手足)にしてしまっているので、配偶者を道具にすることはごく当たり前…というか、自分の手足が意志を持ってはいけないと同じくらいに、自分が自在にコントロールして当たり前と思っている。
(彼らは外と内を峻別するが、彼らにとって外は「人間」の世界であっても、身内は「道具」の世界だ。)
しかし、相手が感情を持ち主体性を持つ生身の人間であるから、その「人間」をコントロールするために徹底して揺さぶりをかけ無力感を植え付け、支配権を勝ち取ろうとする。
なぜ、そこまでするのか?
自分の中が空洞だからだ。
自分が空洞であれば、自分を内側から支えられない。
自分を支えるやり方は親から教わった方法しか知らない。
それは、身内を自分を支える道具に使う方法だ。
また、社会の常識、レール、ステイタス、学歴や資格、住む場所、勤める会社、結婚する相手の家柄、金…とにかくなんでもかんでも、自分を支えるために「外」に頼る。
しかし、安心できない。常に不安だ。だから、もっとも安心と思いこんでいる「お金」にしばしば執着する。が、いくら金を得ても、外をごてごてに塗りたくっても、空洞はなくならない。病は深くなる…。
孤独と人間不信の無限ループから抜け出るための方法は一つしかない。
すべてを脱ぎ捨て裸の自分を見つめること。見たくない部分も含めて見据えること。封印してきた感情を一つ一つすくい上げてその感情を認め味わうこと。
つまりは、自分が「道具」から「人間」に戻ることだ。
自分を大切にすると言うことだ。
自分の弱さを見つめ、本当の強さを身につけたとき、人は裸のままでいられるようになる。
「営業インプロ」のワークショップの中に「コントロールを手放す ~自在の対応力を手に入れる」というのがある。
その通り。コントロールするものが多ければ多いほど、実は支配しているつもりでがんじがらめに身動きできなくなっていく。自分を支える盾が、自分を取り囲む壁になっていく。
どのような状況に置かれても、身軽に直感的に動けるためには裸でいなくてはならない。
裸でいるためには、本当の強さを身につけなければいけない。
本当の強さが身についたとき、自在の対応力が手に入る。
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資本主義社会は「持てる者」が「持たざる者」よりエライと勘違いしているが、実は、「持てる者」は弱く、「持たざる者」が強いのだ。
あ、話が流れた(^^;)。
最後に。
人と人との関係は「即興」だ。