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日本を救うための直訴ーふくいちライブカメラ指差し作業員

2011/09/11(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
『福島原発事故後半年、事態は深刻化している中、ふくいちライブカメラの原発作業員は何を伝える』で紹介した原発作業員の方がネットに姿を現した。

about the pointing a finger toward fukuichi live cam


見事だ。


「週刊朝日」の記者を原発内部に招きいれた東電の幹部であるX氏。彼の思いも、『本社も国もここで起きている本当のことを広報していない。
だから、きちんと現場を見て感じて、それを報じてもらうことが大切だと考えたのです。それによって、国民が知ることができるのですから』
というものだった。

このようにメディアを招き入れて実態を見せる人もいれば、この原発作業員のように命をかけて実態を知らせようとする人もいる。それは、多くの人の命と人生がかかっている“事態”が進行中だからだろう。

“知らないでいい”問題ではないからこそ、彼らは人生をかけて訴えているのだ。彼らの声が多くの人の耳に届くことを願う。

また、多くの人が彼らに関心を持つことを願う。それは彼らの問題ではなく自分の問題だからであり、自分の問題を突きつけてくれた彼を隠蔽勢力から守ることになるからだ。




★----------------------------------

彼は、次のことを明示している。
・行動は独断であること
・特定されることがわかった上で行動していること
・自分を雇った会社に過失はないこと
・従って、自分を雇った会社に東電などが制裁を加えないということが公式に発表されれば、正体を明かしてすべてを公開すること
・政府の調査には協力すること
・佐藤祐一氏が要望する記者会見に応じること

命をかけた勇気だと思う。
彼は、ルールを犯してでも、実態を知らせる道を選んだ。
それは、私たち一人ひとりの命に深く関わる道である。

ルールを嵩に東電の幹部であるX氏や彼を責める人がいるとすれば、彼らがそうせざるを得なくなってしまった背景にある国や東電の情報の隠蔽を責めよ。「不安を煽る」「風評被害」などという言葉で真実を隠し、その挙句被害者を拡大していく利権集団のエゴを責めよ。

一部の人間の作ったルールを守って多くの人を見殺しにするのか、内なる声に従って多くの人の命を救うのか―“非日常の現場”が突きつけているのは、ロボットであり続けるのか人間に戻るのか、という選択である。

一人ひとりが、自分の中に潜む不安に打ち勝ち、真実を見る勇気を持てば、新たな国へと生まれ変わっていける。そのチャンスが到来していることを彼の行為は問うているように思う。


彼は、『ふくいちライブカメラを指さししたのは私です。』と明言し

『私が指さした対象は、カメラを設置した東京電力さん及び政府へであり、ライブ配信や後に動画をモニタで見る方々、またスマートフォンを通して見る自分自身へでもあります。』と述べている。

以下、指さしした意図を彼の作成したHPから抜粋もしくは要約する。



★東京電力及び政府への意図と要望--------------------------------

『東京電力さん及び政府の方々におかれましては、下請け会社への業務委託、全ての作業員の雇用状況の把握について現状の具体的な是正を望みます。』


1、雇用条件の改善-----------------

『不当あるいは厳しい雇用条件の元、それを元請けに偽装しながら働いて』いる。『過度な多重下請け』があり、『低賃金や保険未加入、 あるいは契約書を書いてもらえないといった待遇の問題』がある。



2、労働実態-----------------------

『勤務時間が昼夜バラバラ』であるにもかかわらず、深夜勤務と日中勤務者が同室。
睡眠時間を『正直に4時間と書きましたが、目を離した隙に先輩に6時間と書き換えられました』
『新人の面倒や諸手続きを作業員が兼任し膨大な雑務に追われ』るという業務分掌の混沌(仕事以外の仕事を押し付けられるということ)。

それにより、『1,2時間という少ない睡眠時間で仕事についたり車を運転する』ということもあり、『非常時 においていつか重大な事故につながりかねないと危惧』していること。



3、問題に向かう姿勢----------------

そして、これらの問題に対して、『締め付けを厳しくしても、安全対策にはつながりません』ということ。締め付けたらどうなるのか、それは『私たちがJR福知山線の脱線事故から学ばなければならないことです』
そこから学ぶのであれば、やるべきことは厳しくすることではなく、『弱い立場に対しては、仕事のための無理を隠さねばならない厳しさから解放すべき』であること。

『多くの人のためにこの大事故を収束させねばならないという使命感だけでも大変ですから、下請けへ会社の社員には低待遇や雇用不安をプレッシャーとして課してはならない思います。』



4、まず東電に望むこと--------------

『私はこの問題は雇用のシステム全体の問題として包括的に解決にあたるべきと考えております』

『全員まとめて東京電力さんで雇いあげて欲しいところですが、どうしても無理だというなら、せめて全作業員の契約状況を書面で完全に把握してはいかがでしょうか(私は契約書は交わしていませんでした)。
そこに適正な賃金と保険が保障されているか。そしてゆとりある待機人員の確保がなされているか作業シフトと人数と休日を把握してはいかがでしょうか。』

『本来協力会社に業務を委託するのは自社でできない専門性の高い業務を任せるためであり、管理業務を投げて責任から逃れるためではなかろうかと存じます。』



5、想定しうる最大限の危機を辛うじて免れている状態---

『事故は未だ予断は許さぬものの想定しうる最大限の危機を辛うじて免れている状態と理解しております。』
『管理業務や労働者のケアの不徹底が招くヒューマンエラーを防ぐことはこうした事故現場においては大事だと思います。』



6、精神論ではその危機を突破できない---

『現場には全国から届けられた子供に書かせた寄せ書きの応援メッセージが、色紙や旗が、FAXやメールのコピーが、千羽鶴が、たくさん飾られています。そうしたたくさんの声が「残酷な自己犠牲を強いる声」になってしまわぬよう、是非とも考えて欲しいところです。』



7、セキュリティの本質的対策---------

『私の行為が誰にも咎められずに済んでしまった事実は例えば現状に不満を持つ者が現場に入り何か仕掛けたければいくらでも方法があることを示しています。この点ばかりはどれだけセキュリティを強化しても厳しく締め上げても同じでしょう。』

『そうした不満など出ないまともな雇用環境を正す方がはるかに対策として妥当かと存じます。』



8、マスメディアに望むこと-----------

『マスメディアの皆さんには、私個人的には原発の労働状況については引き続き取材、質問していただきたい点です。』





★モニタを見ている人々を指さした意図-----------------------------

『観察するという方向→に←指差すという反対の方向を向けたいと思いました。言葉を「下層労働者」から「英雄」「作業員さん」に替えただけで、作業員の方々を"私たちとは違う特別な対象"にしてる点で変わらないよね、ということを指摘したいと思いました。』




★自分を指さした意図---------------------------------------------

『自分だけ蚊帳の外にいられないだろうとも思いました。』
『またこの行為は自己愛に支えられる自己犠牲のようなものを含み、それは社会危機に際して安易に肯定すべきものではありません。
報道を見て生じる心のもやもやの解消は通常は選挙による政治参加が順番だと思います。
短期間原発で働くという私の行動はスラックティビスト的であるとして常に監視して批判し続けなければならないと考えていました。』

*スラックティビスト:「社会に意味のある影響を与えていないのに、社会にとって良い活動をしたつもりになる自己満足的行為」をする人【ウィキ】




★この行為の実効性について---------------------------------------

『不完全であることは否めません。』

『何人か指摘される方もいましたが、この行為はヴィト・アコンチの<centers>をインターネットと原発という状況で真似たものです。観ることと差別、差別と原発が切り離せない関係にあると考えたからです。

しかし意図のわかりづらい私の行動が陰謀論やオカルト趣味の増長に寄与してしまった感があります。テレビ番組でホラー映画のようなBGMがついたり、ネット上にここまで非現実的な捉え方の意見が横行するとは予想外でした。そうした現状に疑問や危険性を感じておられる方々に対しまして、結果的にそれを助長してしまったことについては申し訳なく思います。

ただ情報が少ない、現場の様子や声がわからない、議論もできないことが、こうした状況の一因でもあると思います。

メディアの方々には免震棟で作業員の方々を取材する番組を作って欲しいと思います。東京電力さんも協力して欲しいと思います。彼らが英雄であるならばモザイクは必要ないでしょう。

そういうことが当たり前になれば、「指差し作業員」に対しては大スクープやオカルティックなハプニングを期待するコメントではなく、いち社会人として会社や多くの方に迷惑をかけることについての当たり前の批判と罵倒のコメントがもっと溢れるでしょう。
そうした健全な日常が戻ることを願います。』






★★------------------------------------------------------------

真っ当な人だ。
しかも、透明な知性と勇気と行動力を兼ね備えている。

あなたが会社の行動に問題を感じたとしましょう。しかも、その“問題”は放置すれば必ず社会に害悪を及ぼす問題です。が、会社はそう認識してはいないので(あるいは知っていながら確信犯的に)、利益のためにその行動をやめようとしません。その上、自分は派遣社員で、会社の幹部はおろか社員も自分の言うことに耳を傾けてはくれません。

「何も考えるな。言われたとおりに動けばいいんだ」という思想で上から下まで貫かれているロボット軍団の前に、自分の存在など塵に等しい。けれど、このロボット軍団の行進をそのまま見逃せば、社会は甚大な被害を蒙る―こういう立場に置かれたとき、あなたはどうしますか?



彼は、自分がやろうとする行為の意味をあちらからもこちらからも検証しました。とてもストイックに自分と向き合っていると思います。自分と向き合った上で、自己利益のためではなく公的なため―それをすることがその組織を正し、それがその組織のためになることを自己確認できなければ、このような行為に打って出ることは出来ないでしょう。

さらに、そこまで確認できたとしても、それを実行に移すためには、もう一つの溝を飛び越えなければなりません。それは、自分を捨てるという覚悟です。たとえば再就職するにしても、このようなことをした人物というレッテルがついて回ることになり、組織は敬遠するでしょう。行為は正しくても、自分が不利益を蒙ってしまうのです。家族を抱えていれば尚のこと。ですから、賢い人は見て見ぬ振りをして口をつぐむか、黙って去ります。―たとえそれが、社会に犠牲を生むことになろうとも。

しかし彼は、保身を捨てました。逆に言えば、それほど現場の状況は切迫しており、その現場に当たる作業員の状況は劣悪だということです。そして、放射能が見えず、臭いもないというだけで、私たち国民はのほほんと日常に復帰しています。

そういう状況の中で、彼は「今自分にできることをした」のです。
しかも、彼の言っていることはすべての組織に言えることです。



彼の行為は、例を挙げれば、省益優先で国民に甚大な被害を与えている霞が関の行動原理の対極にあるものです。ひいてはすべての軍隊型組織にとっては、あるまじき逸脱行為です。ですから、組織は彼を封殺にかかるかもしれません。

しかし、冷静に見て下さい。
既におかしくなっているのは会社であり、社会の方です。
文明社会の方が生命循環から逸脱しているのです。
そして、その逸脱を許していれば、地球そのものが失われてしまうところにきているのです。

私たち社会は、彼のような人間を守らなければなりません。
彼のような人間が増えていくことが、社会を正常化していくことになります。

多くの人に彼に関心を持っていただき、今後の行方を注目してほしいと思います。




さて、思考であれこれ書いてきましたが、それは彼を守りたいと思うから。私の判断基準はシンプルです。

彼の行為が、
愛からなのか、
エゴからなのか。

理屈は夫々につくでしょう。
彼の行為は、愛から出ている行為だと思います。




愛は勇気

今、夫々の持ち場で、一人ひとりが勇気を持って行動しよう




それから、

組織に戦々恐々としている人へ

これからは個人と個人がつながっていく時代になります。

今の私が、そうしているように、ね・・・









【ヒメノアキラ 「勇敢な鳥」】


思うんだ 生きるって もっと広い

世界を感じるものじゃないかって




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