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原発国民投票の参考2―吉野川第十堰を守った徳島住民の闘い

2011/12/25(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
前項に続いて、今日は徳島の「吉野川第十堰と住民の歩み」について見てみましょう。


★1,姿勢(ポリシー)=結論に導くのではなく気づきに導く---------------

『立ち上がったのは吉野川が大好きな主婦や釣り仲間のグループ、吉野川シンポジウム実行委員会でした。住民運動とはあまり縁のなかった人たちです。
 このグループは「反対」を主張するデモや決起集会のたぐいを一切やりませんでした。問題をせっかちに賛成反対の世界に持ち込むのではなく、住民一人一人が自分の問題として自由に議論できる環境を作りたいと思っていたからです。

 とにかく人は「推進派」とか「反対派」とかレッテルを貼りたがり、それで問題を理解したと思いがちです。まして、国の公共事業は、地方の行政や政界、経済界に深くからまって複雑な人間関係を作っています。国に対する「反対派」という構図は、問題をタブーにし、住民を問題から遠ざける恐れがある。そして結論へのこだわりは住民同士の正義の押し付け合いになりやすい。

 というわけで、僕たちは「反対あり」でなく「疑問あり」という姿勢でずっとやってきました。大切なのは住民が気づくことです。

 その気づきのチャンスを作るためには、主張を押しつけるのではなく、住民への問いかけに力を入れるべきだと思ったのです。そのために私たちは精力的に活動しました。』

『住民投票の会は、まず住民投票が「反対運動」ではなく「みんなで決めようという運動」だという姿勢を明確に打ち出しました。』



★2,対象に触れる体感・体験を増やす-----------------------------------

『その気づきのチャンスを作るためには、主張を押しつけるのではなく、住民への問いかけに力を入れるべきだと思ったのです。そのために私たちは精力的に活動しました。

 一つは吉野川がすばらしい自分たちの川だということを住民に気づいてもらうことです。「あなたがたはイベント屋か」と言われるくらい吉野川でのイベントに力を入れました。



★3,情報はすべて公開し共有する---------------------------------------

 もう一つはすべての情報を住民に知らせようと、徹底的に建設省に食い下がったことです。情報公開と話し合いを求め続けました。
 辛抱強く科学論争をおこなう私たちの活動は「徳島方式」と呼ばれ注目を集めましたが、とりわけ独自に洪水の水位計算をおこなって可動堰がいらないことを証明したのは象徴的な出来事と言えるでしょう。

 なお、今年の情報公開で私たちの主張を裏付ける模型実験データを旧建設省が隠していた事実がわかりました。やはり洪水対策として第十堰を撤去する必要はなかったのです。』



★4,姿勢(ポリシー)に即した体制をとる-------------------------------

『会を普通の市民に開かれたものにしたいと考え、団体の参加は認めず個人に限りました。会費もありません。資金はすべて任意のカンパで、組織への割り当てはしませんでした。すべて市民一人一人が住民投票に自由にかかわれるように、と考えた結果です。公平で抑制が利いた運営は高い評価を受けました。』



★5,投票に触れる仕掛けを作る-----------------------------------------

『なぜこんなに集まったのでしょうか。普通の市民が勝手に動いていたからです。例えば、住民投票の会は、のぼりを立てたお店へ行けば自由に署名できるという署名スポットを250ヶ所つくりました。
 しばらくすると、署名した買い物客が予備の署名簿を持ち帰り、今度は署名を集める側になるという現象が起こり始めました。
 PTAの集まりでも老人会のバス旅行でも人の集まるところでは、あちこちから署名簿がまわってきます。
 また署名期間が終わりに近づいたある日、会へ警察から呼び出しがありました。おそるおそる行ってみると一冊の署名簿が渡されました。なんと逮捕者が集めていたものだと言うのです。選管に登録された受任者(署名集めをする人)はついに9,300人、向こう三軒両隣のうち誰かは署名を集めていた、というくらいの広がりが生まれていました。』



★6,市民が地域に誇りを持つ(行動により自尊心が育つ)-----------------

『市内では住民投票の後、おばあちゃんが「長年徳島に住んでこんなさわやかな気持ははじめて」と言い、営業マンが「徳島出身ですと県外で言うのが誇らしいんですよ」と言うなど、市民の町への思いがガラリと変わっていきます。
 町内では本音でしゃべれる新しいおつき合いができてきています。市民にとって徳島がプライドの持てるかっこいい町になってきているのです。』



★7,投票(行動)で意志を示し、結果を得る-----------------------------

『徳島市民は、10万人の市民の願いを握りつぶした市議会に対しては、選挙できっちりとその構成を変え、議員提案によって念願の住民投票を実現しました。』



★8,人を責めない-----------------------------------------------------

『また市民は、かつて可動堰を推進した市長であっても、住民投票結果に従い可動堰反対に変わったときは、おおらかにこれを受け入れるという成熟した政治判断を示しました。
 その結果、旧建設省出身でありながら建設省に反対して市民の側についた市長を全国で初めて誕生させたわけです。
 その小池市長は、市役所内に「吉野川みらい21プロジェクトチーム」という新しいセクションを設置しました。可動堰以外の代替案作りを進める住民たちと連携するためです。』



★9,温故知新=生態系と共にある技術を見直す---------------------------

『第十堰は湾曲斜め堰という伝統工法で作られており、石積みで水を通す透過構造です。このため堰の周辺は、鮎のテリトリーや産卵場もあるという、優れた自然環境を保っています。』

『近代ダムや可動堰は新築の時が一番良くて後は老朽化しますが、逆に第十堰はだんだん成長し自然になじんでいく技術です。第十堰は250年間、洪水や渇水という自然現象とこれに対する人間の知恵、この両者の応答作業によって作られて」きました。年輪を経るほど自然になじみ、安全度が高まり、愛着がわいてくる、そんな21世紀の技術です。』



★10,未来への展望を描く=生態系を活かす------------------------------

『もう一つは豊かな森を作ることによって洪水のピーク流量を減らそうということです。』
『この「緑のダム」と呼ばれる森の洪水防御機能の効果を数量的につかみ、これを河川計画に取り込もうという日本で初めての本格的な研究が吉野川で始まっています。』








【原発都民投票】

原発問題は
終わっていない
始まってさえいない

*『原発凍結賛成は94% イタリア国民投票、開票終わる』【2011年6月15日朝日】―原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は14日朝までに開票がすべて終了し、原発反対派の票が9割以上を占めて圧勝しました。





【「原発」国民投票の唄 ~未来はみんなで決める~】


さぁ、
みんなで決めよう「原発」国民投票プロジェクト





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