プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

1-子どもの絵が語る窮屈な檻

2012/02/18(Sat) Category : 結界
【家の結界の解除と子どもの変化】
(下記は一つのストーリーとして提示していますので、わが家に似たようなところがあるからと言って、だからそうなんだということにはなりません。一つの参考事例としてお読み下さい)

★1,子どもの問いかけには大きな意味がある----------------------------

訪問カウンセリングで駅に降りたとき、車で迎えてくれたのはAさんと4歳になる娘のBちゃん。車内でBちゃんは人懐っこく話しかけてくる。

お父さんの日常のある話が出た。子どもは、こういう形で日ごろ疑問に思っていることをふと問いかけてくる。第三者に訊いてくるということは、Bちゃんにとってはその行動がとても大きな謎であり、それをずっと抱えていたということだ。

そうだね、確かに変だよね。Aさんにも訊いてやり取りする中で、忙しいからそうなんだねー、というところに落ち着けることにする。

(お父さんはとても存在不安が強いらしいことがわかる。車で向かう地域の様子が、そのことを証明していた)




★2,子どもの自画像が語ること―はみ出す顔と手のない体----------------

家に着くと、犬もにぎやかに出迎えてくれた。
Aさんの話が始まり、退屈なBちゃんは気を引こうとする。

AさんはBちゃんの描いた絵が気になっているようだ。
なるほど、子どもにとってお母さんの存在は大きいので一番大きく描かれるのが常だが、にしてもお父さんの存在がちっぽけだ。

Bちゃん自身には手がないことから、AさんがBちゃんの手を代行していることが推測される(つまり、Aさんの存在不安も大きい)。

画用紙に描かれたBちゃんの自画像。画用紙の中に納まっていない。
「私を閉じ込めるな!」
と絵が叫んでいるようだ。

大きく開けた口が真っ赤に塗りつぶされている。しかし、唇の輪郭がない。怒りを吐き出したいのだろう。しかし、唇がないのでちゃんとした言葉にならないかのようだ。口パク状態で見ていて苦しい。

Bちゃんはよくおしゃべりして活発な方なので、普通の方が見ると何の問題もないと思うだろう。けれど、実際は手無し口無し状態に置かれていることが絵から推察された。




★3,子どもの自由画に現れる閉塞状況----------------------------------

Bちゃんが退屈そうなので、「自由に描いていいよ」と白紙に描いてもらった。それが下の絵。見ただけでは何がなにやらだけど、直接「これはなぁに?」と訊くことができるので、心模様がよくわかった。

home_by4sai

右上に大きな山。その下に描かれているのがわが家だ。
山は、力強い父親に見守ってほしい願望の現われのようにも見えるが、おそらく社会から自分たちを遠ざけているただの邪魔なうすっぺらい衝立かもしれない(右上は社会とのかかわりを現し、そこに通せんぼして突っ立っているからね)。

山に行きたいとも言っていたので、このコンクリートの監獄群のような地域自体から脱出もしたいのだろう。何しろここは、道が狭くて車が走っていて、小さな子が気安く外に出られる場所ではない。


存在不安の強い男性が、家を子宮にするパターンの一つがここに現れている(パターンは幾つかある)。この家族の場合は、父親にとってストロークを貰うための子宮が会社(だから会社人間)。家は、自分が安心して眠りにつくためだけの子宮(だから寝に帰るだけ)。

だから家はそこにあればよい。あることがわかっていれば、しばらく空けても問題ない。ただ、その家(物体)を子宮としてあらしめる条件がある。それは、人のぬくもりがあること。だから、家族が外に出られない立地を選ぶ。妻子の役割は、「ただ閉じこもってそこにいろ」=「胎盤」である。

ペットが室内犬というのもミソだ。ここのワンちゃんも、玄関まで来てもそこから外に出ようとはしなかった。まぁ、見事な視覚的禁止令である。
(家族を縛り付けるために散歩が大変な大型犬を飼う場合もあります)




★4,人をディスカウントする地域-------------------------------------

ところで、感心なことに、そういう男性はそういう立地にある物件を的確に見つけてくるのだ(と言っても、妻もそれに同意しているので無意識の共同作業ですが)。そして、彼がそのような地域を選んだように、同じように存在不安を持つ人たちがその地域を選ぶ。だから地域全体が閉じたオーラを持ち、地域自体が感情封印結界となる。

車が飛ばす道に面していたり、道幅が狭くて車が来るたびに人がよけなければならないような道に囲まれている地域は、人間がディスカウントされている。

だから、ディスカウントされている者同士、無意識に蔑みあい雰囲気は悪化していく。けれど、いやな思いを抱えていることや、近隣トラブルがあることは、自分の内なる存在不安を見なくてすむので(無意識で)OK―そういうハラスメント地域と化していく。

妻子は、そこに住み始めた瞬間から、地域の呪縛によって軟禁されることになる。呪縛された妻子は、鬱になるかピリピリと怒りを溜め込んでいく。





<つづく>



なんだか無意識で暮らしている上記の状況が表れているかのような歌です。



【Mr.Children 「名もなき詩」】







関連記事
 
Comment7  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

教えてください。

この春中学に上がった姪と姉はまさにBちゃんとAさんの関係です。とても根深い共依存です。家は結界だらけ、私もとても居られません。姪は、妹を憎悪していて携帯のメモリを全部消し、みんなから責められ、さらに身体が動かなくなり朝まで起きていたり。家族の絵の中の自分を塗りつぶていた。
ここ4日程、姪の歳の離れた上の姉家族が連れだし、そっちで住んでました。だけど、母親が執拗に様子を聞き、帰ってこいといい姉妹は逆らえないのでGW明けには戻ると。
母親は不倫中です。姪達に理解しろといいます。次女だけが理解できないのが悪いと言ってます。長女家族は共働きで幼稚園の子供がいて、姪とどう接したらいいか悩んでます。手伝いなど、出来ないのです。頼んでも応えられない、意見もいわない。行動に自信がないのでしょう。
私にも心は開いてません。姉が嫌ってると植え付けたり、色々あって。

戻ったら、また固まって壊れてく。どうしたらいいのでしょうか。

アドバイス、お願い致します。すみません。

 

夫の実家に帰省すると、たとえ1泊でもグッタリ生気を吸い取られて帰ってくる理由が、少しわかりました。ここに出てくるような、交通の量が多いとか、そういう特徴とは逆なのですが、とにかく車が出入しにくい。家は小高い丘の上に建てられているのですが、その家へ上がっていくための坂が急勾配で、毎度車のバンパーを擦る感じ。車をなるべくキレイに乗りたい私や夫にとっては、出掛ける気が失せる結界にも感じてしまいます。周りにコンビニも何もないし、家の中も気が抜ける場所がなくて軟禁状態。常に全員居間に揃ってないといけない空気…。集まったって何する訳じゃなし、常に何か食ってるか、身内の愚痴聞くか。一人が好きな私や息子は、息が詰まります。
いつも帰省から戻るとストレスが凄まじいのか、金遣いが荒くなるし…。
「お前はよくやっている」なんて旦那の評価は要らない。最近それすら額面通りに受け取れず、自分を縛る言葉にしか聞こえない状態です。
色々な事が目につきはじめたので、これを機に、ちょっとずつ距離を置こう。

 

家の立地について、我が家の事だー。と思って読んでいます。歩道もガードレールもないのですが、結構なスピードで飛ばしてくる車が多い地域です。家がギュンギュンに詰まっていて新しい者に厳しかったり、近隣トラブルが地味にある地域です。買い物なんかはすごく便利なんですけどね。そういえば、夫や義両親は私たちを家の中に閉じ込めるか、夫方の身内だけとの付き合いで手一杯にしておきたかったようです。理由は分からないけど本能的に外の世界の方が魅力的なのを悟られるまい、と思っていたのかもしれません。もちろんずーっと引越し希望しています。そろそろかな。

 

戦国時代なら城もいいんですけどねぇ

 

結婚する時に親からこの区に住むのなら、家を買う援助をしてあげると言われ、結婚式の1ヶ月後に完成する、コンクリート剥き出しのデザイナーズマンションに住んで早、12年。ベランダに面するマンションの入り口は車の通りの激しい大通り。マンションの右側には高速道路が走ってる。空気の通り道の無い閉塞した作り。成る程なぁ…

 

さても

街の話、非常に共感いたします。

 

思い当たる節が多々あり、興味深く読んでおります。
自分の子供時代の絵、覚えているのは
巨大な四角(たしかワイン城という建物)の左上にある窓からポツリと見える自分たち一家の姿…
我ながら変な絵だと感じたのでしょうか、30年以上経った今でも覚えています。
母は「この子は一本線の上にマル描いて『木』、図工でも洗剤の容器にワリバシ立てて『船』…本気で知恵遅れを心配した」と笑いながら話すことがありました。
ヒデエ親。存在不安を押しつけて手足もいで創造性を奪っておいて、さらにからかいの対象にするなんて!
現在描いているイラストがブラックホールな人や存在不安の人にうけるのも、もしかしたら共感するような描き方をしているのかも?
(ブラックホールさんたちは、相手を引き付けておくためなら好きでなくても「好き」と言うからわからないですが)

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
アルバム(flickr)
アルバム(フォト蔵)
YouTube

・写真はアルバムページに飛ぶようにしてあります。
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード