プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
03 ≪│2017/04│≫ 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

「石の国の農民」に「木の国の農民」の知恵を伝える中村哲さん

2012/11/14(Wed) Category : 人物
東京新聞11/11に掲載された中村哲氏の思いが胸に響いた。

nakamuratetsu201211

『敗戦の小国・日本にとって、ほとんど唯一の拠り所が国土の自然であったことは、思い起こされるべきだ。戦争熱が覚めたとき、誰をも慰めて命を与えた』

『政治以前に、豊かな郷土の自然こそが、実は「生命線」だったことは、ほとんど教えられなかったと思う』

『天与の恵みをおろそかにせず、いのちを大切にする。それが国を守ることだ』

『郷土とは領土ではない』

『―悠々たる大河は、黙して人間の愚行を見守ってきた。われわれの努力が天意に忠実であることを祈りたい』



国から「生きる」ことは恥であり、「死ね」と洗脳されてきた福島菊次郎さんが、原爆ドーム跡に生えた雑草から「生きろ」と言われたエピソードを思い出した。
「ニッポンの嘘」を撮り続けた阿修羅―福島菊次郎


いかなる愚を犯しても、自然は人を許してきた。
私たち人間も生態系の一部であり、生命循環の中に生かされている。

けれど、水・空気・土という生命循環の「生命線」を人類は破壊し、汚染し続けている。そこにいかなる理屈をつけようとも、それが自滅につながる暗愚であることに変わりはない。

フクシマ及び世界有数の豊かな漁場という郷土を失ってなお、原発にしがみつき続ける“不安からの逃走者”たち。

『われわれの努力が天意に忠実であることを祈りたい』
―この言葉に、痛切な叫びを聞く思いがする。



中村さんは医師だ。
けれど、抗生物質ではなく、「清潔な水」と「食べ物」がなければ子ども達は救えない、と独学で河川工学を学び、ついに江戸時代から伝わる日本の伝統工法で、不可能と言われた砂漠の緑化を果たした。

Afghanestan1-1
 ↓
Afghanestan1-2



中村さんの活動を見ると、上記の新聞に書かれている思いが深く伝わってくる。是非見て、実感していただければと思う。




★中村哲医師のアフガニスタン活動(10分、後は解説)--------------


砂漠―けれど、
砂を数十センチどけると耕作に適した土が出てくる。

2000年の大干ばつ→子どもが次々と死んでいく
抗生物質で飢えや渇きは治せない
清潔な水と食べ物があればあれば、病気にならないですむ

まず井戸を掘った。

2001年アメリカとの戦争が勃発
更に、砂漠化も進行

井戸だけではたりない→用水路が必要

率先して用水路作りの先頭に立つ
石の扱いに熟達している村人も協力

「最初はみんな用水路なんて不可能だと思っていた。でも日本人が徹夜で一生懸命働いてくれたから、我々も一生懸命になった」

Afghanestan1-3



中村さんは言う。
『(支援に当たっては)まず、「してはいけないこと」を考えなくてはいけない。「殺してはいけない」「簡単に戦争協力してはいけない」のは基本。その上で、民生支援を中心に日本独自に取り組んでいけば大きな過ちはないと思います。

ただ何が重要かというのは、十分自分の目で見極めてやることが大事なのではないかと思います。』

Afghanestan1-4







★「アフガニスタンのために」復興にかける日本人医師(6分)--------


対テロという口実でアフガンに多量の兵士(殺人者)を送り込むアメリカ
そのアフガンで、ただ一人、本当の意味で平和を守る闘いをする中村さん

その一人の日本人を守ろうとするアフガンの農民達
Afghanestan2-1


農民達は中村さんの下に一致団結協力して枯れた大地を緑に変えた
Afghanestan2-2
 ↓
Afghanestan2-3



アメリカが金と力にものを言わせてやっていることは、何?
中村さんがたった一人でやっていることは、何?

そして、アフガンの人々は、
アメリカには武器を持って闘おうとし、
中村さんのことは、みんなで守ろうとしている。

下の方の映像で話が出てきますが、川で泳いでいる子ども達を米兵は撃ち殺し、それを中村さんは見ています。我が子が殺されたら、あなたはどうするだろうか・・・彼は言う。

「他人の国を乱すというのはよくないわけで、それなりの報いが来ると思いますね」
Afghanestan2-4







★アフガニスタン永久支援のために~中村哲次世代へのプロジェクト----

*実は、上記動画よりも下記動画の方を先に見ています。そのときのメモのまま掲載します。(動画は削除される前にダウンロードしておいた方がいいかも)

1,


アフガニスタンの9割が農民!
驚きました(でも、明治初頭までの日本がそんな感じでしょう)。

では何に驚いたかというと、
9割農民の国を攻撃するアメリカの正義とは、何か!! ということ。

世界最強の武力国家が、
国民の90%が農民の国に
国家財政を傾けてまで高価な弾薬をぶち込み、
一般人を殺している。

(8割農民の江戸日本を強制的に開国させ、大戦後は米国従属国家にしたように、強制開国+米国従属を一挙にやろうとしているように見えますね)


アフガニスタンの悲劇の根源は地球温暖化。
山の万年雪がなくなり、水不足→砂漠化へ。
農地を失った農民は、難民化、兵隊化。

しかし、戦争で生活を立て直すことはできない。
農民(人間)に大地を返すこと。

「乾ききった大地をいかにして潤すか」―それが取り組むべき課題だ。
そう考えた医師の中村さんは、独学で河川工学を学んだ。

そして、ガンベーリー砂漠を緑地に変えるという壮大な計画―「緑の大地計画」を立ち上げる。

しかも、自分たちの手で維持できるよう機械に頼らない計画にした。
武器ではなく、ツルハシでアフガニスタン人の生活を立て直す。

そのために、福岡県柳川市など江戸時代に作られた水路に学び、蛇籠など日本の伝統技術を利用した。(蛇籠は強く、かつ生態系を守る)

アフガンの人々は立場や民族を超えて総結集で手作業
「日本人のやろうとしていることは素晴らしいことです」

Afghanestan1-6

Afghanestan1-6


働く人々には、ペシャワール会に寄せられた寄付金で工賃を支給した。
ペシャワール会




2,


米軍から攻撃を受けたこともある。
着工から1年―2km完成。

日本から来ていた若者(伊藤和也さん)が、武装集団に拉致殺害された。
衝撃は深く、日本人スタッフは全員帰国させ、自分一人残った。

「私たちは挑戦を続けます」

2004年着工→2010年 25km完成!

(この時の式典を見ていて、思わず顔がほころびました。↓抱えているのは州知事)
Afghanestan2-5



水路の護岸に柳
水路に魚
砂漠に畑
村に戻ってきた人々

風に穂をなびかせる小麦に、思わず涙が出ました。


木が大好きで、木を使う日本人
石が大好きで、石を使うアフガン人

木と石、素材は違えど、衣食住―そのすべてを自分たちの手で行うところは、かつての日本人と同じ。ともに、自律農工民族。

アフガン人と日本人―同じなんだなぁと、つくづく思いました。



3,


山の木を切りすぎると洪水が起きるため、
江戸幕府は伐採をコントロールした。
(↑自由競争に任せていいものじゃないでしょ)

自然は、貪欲になると返ってこない。
人間の取り分を欲張らないため、アフガン人は洪水が来ると流れてしまうような堰を作る。
(↑このようなアフガン人に、金を使わせるための私利私欲の“民主主義”を押しつけても無駄でしょ)

「テロ闘争はフィクションだ」と中村氏は言う。


けれど、完成した水路の維持を誰に任せるか?
今の政府では難しい→いつも人が手を入れることが大切。ならば、砂漠に村を作ろう!

かくして、水路に続く「村」創設計画が始まった。

砂漠に、なんと「水田」ができた! 奇跡です。

そして、武器を持っていた人々が共同で田を耕している。


水がどんなにありがたいか―つくづく感じたことでした。

それに、砂漠に適したスイカは、大陸である中国産のものではなく、日本産のスイカであったことも嬉しいことでした。

日本って凄いじゃん!



4,


元々、自給自足+物々交換で暮らしていたアフガンの人々。
普通の人々に平和な暮らしを営んでほしい
―それだけで動いている中村さん。

けれど、彼が普通の人の暮らしを伝えるだけで、「反米的」「タリバンの肩を持っている」と言われる。いかに私たちが、「現実」を知らないか。マスコミの偏向報道を鵜呑みにしているのかが分かります。(大本営の頃と変わりませんね)

日本から来ていたボランティアの若者達も、来たばかりの頃は頭はいいけれど話は抽象的。けれど、現地で鍛えられて足が地に着き、話が具体的になっていくそうです。

地に足をつけることで、魂は成長していきますね。思考はあの世には持って行けない。持って行けるのは体験と感動―そのようなことを言っていたユングの言葉が蘇ります。







★★--------------------------------------------------------------

中村さんの活動を見て、水の大切さがしみいってきました。

そして、
機械を使わず手を使い、共同作業で行うことの意味や素晴らしさを。
地に足がつくとは、どういうことかを。
アフガン人と日本人がそっくりであることを。
日本がいかに恵まれた豊かな国であるかを。

それから、他人がどう言おうと、世界がどう言おうと、
自分の目で確かめ、見極め、
自分の意志で行動することの大切さを―


BSで再放送している「おひさま」でも、小学校が「国民学校」に変わった瞬間から、「生きる喜び、学ぶ喜び」を教えることは「危険思想」と見なされるようになった。

社会が当たり前でなくなってくると、当たり前のことを言うことが「非国民」や「愛国心がない」ことになり、ひいては命をかけることにさえなる。

国や社会や会社や親が言っていることが正しいとは限らない。
そのときに、自分が自分とつながっているかが問われてくる。




中村哲さんは次のように述べています。

『我々の歩みが人々と共にある「氷河の流れ」であることを、あえて願うものである。その歩みは静止しているかの如くのろいが、満身に氷雪を蓄え固めて、巨大な 山々を確実に削り降ろしてゆく膨大なエネルギーの塊である。

我々はあらゆる立場 を超えて存在する人間の良心を集めて氷河となし、騒々しく現れては地表に消える小川を尻目に、確実に困難を打ち砕き、かつ何かを築いてゆく者でありたいと、心底願っている。 』

http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/ryakureki.html







水こそが地球の「絶対的富」





関連記事
 
Comment2  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

ありがとうございます

中村医師の話はニュースの特集で知りました。
すごい日本人がいるんだなと思っていました。
でも、先生の解説(?)でさらに深く感動
しました。私には中村医師のような智慧も勇気も
ないけれど、目の前にいる二人の我が子を大事
にします。
最近少しだけ、子供たちの気持ちがわかるように
なりました。先生のブログのおかげです。
辛い時また来ます。

 

中村哲さん

すばらしい人の紹介記事をありがとうございます。
心と胸にシカと刻まれました!

>日本から来ていたボランティアの若者達も、来たばかりの頃は頭はいいけれど話は抽象的。けれど、現地で鍛えられて足が地に着き、話が具体的になっていくそうです。

>地に足をつけることで、魂は成長していきますね。思考はあの世には持って行けない。持って行けるのは体験と感動―そのようなことを言っていたユングの言葉が蘇ります。

ほんとにそのとおり!!と思います。

それにしてもアメリカのやっていることは、狂っています。

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード