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「トイレなきマンション」に住む私たちの選択

2012/12/05(Wed) Category : 地震・災害・脱原発
武藤類子さんのお話とネットで読んだ『週刊現代2012年7月14日号―福島原発の深刻な現状』の記事からだが、

1号機では毎時10シーベルトが放出されている(人が浴びると即死)。
2号機は1時間浴びると死。
(以上は、昨年9月の時と変わっていない ↓記事)
福島原発事故後半年、事態は深刻化している中、ふくいちライブカメラの原発作業員は何を伝える

そして、4号機は建屋が傾いていることが確認された。
4号機に貯蔵されている1500体の核燃料は、水の循環が止まるとアウト。そのパイプは仮設のものだ。どうアウトか?→311の10倍の放射能が出る。ということは、311でフクシマが汚染されたが、その10倍の地域が汚染される。

もっと言えば、311の時は風向きが幸いした。ということは、
風向き次第で日本壊滅となる・・・





この状況を想像してみよう。
原発は、よく「トイレなきマンション」にたとえられている。
けれどその例えはまだ甘い。なぜなら、汚物と言っても、それは生態循環する汚物ではない。触れれば死ぬ汚物だからだ。

今、逃げ場のない1ルームマンションのあちこちに、その触れれば死ぬ汚物バケツが54個も置かれている(話を日本に限ります)。この世(生態系)には決して出してはいけない汚物が、54個も私たちを取り囲んでいる。

中の汚物は熱で発酵してブクブクしているのだが、上表面は水が張ってあるので内部の発酵は見えないし、匂いもない。それに、バケツには「クリーン」とラベルが貼ってある。

だから、中身がどうであれ、そのラベルを信じこむよう洗脳し(心と切り離された現代人は洗脳しやすい)、あとは“それ”がそこにあることを無視すれば、“それ”を意識せずに生活していける。



けれど、その内の一つがついに爆発して部屋の1/8ほどが使えなくなってしまった。死者も出た・・・

『いよいよ犠牲者が出てしまった・・・いずれ死者が出るとは思ってはいたが、5月の段階ででるとは思わなかった。はたしてあと何人が犠牲になるのだろうか。明日は我が身だ』<2011.05.14> 

【*上記は『福島原発 現役作業員のツイッター』(2011.12.15マイクロコンテンツ社より電子書籍にて発売)から。以下も同じ】


それを放置していた責任をつつかれたくない部屋長(内閣)は、その事故は終息したと宣言し、その住めなくなった一角のことから目をそらせて、再びお茶の間で茶番を繰り広げ始める。この部屋の中で快適に暮らすには、汚物バケツが必要だと。

その論争をしている間にも、その一角のバケツの底から汚物は漏れ続けている。

『遠回しに言ってもわかんね~奴が多すぎるからパニック承知で言うよ! オイラの周りには内部被曝3000カウント、15000カウント、20万カウントで仕事してる人がいる! 国も東電も何もケアしてないぜ!』
<2011.06.02 @hatupa_dct>



その上、そのバケツを積んである椅子はボロボロで傾いている。小さな地震でさえ倒れてしまいそうだ。

『4号機の耐震性は安全です問題ありませんって発表したけどふざけてる。評価した奴は今にも落ちそうな壁の真下で作業してみろって思う。俺達は4号機の廻りで作業する時は常に上を気にしながら緊張しながらやっているのに。壁が落ちた時はどんな言い訳が出るのやら。また想定外か?』
<2011.05.28 Happy20790>



そして、もしそうなってしまったら、今度こそバケツの中身は一挙にルームの中にぶちまけられることになる。

今は、どんなことよりも
総力を挙げて、その汚物バケツの片付けじゃないの?

『こっちは現実に戦争やってるんだぞと。現実に眼を向け、全員が協力し、国民一丸となってこの国難を乗り越えてゆこう』
<2011.07.08>



でも、そのバケツに近づくことさえできない。
だって、作業しようと近づいただけで即死だから。

『正直、どこも被爆要員が足りません』
<2011.09.06>

そのため、死を覚悟して作業を続けている。
『緊急被爆医療やJCOについてなんとなく知っていれば、どうなるかわかるわけです。わたしゃ包帯に包まれ血まみれで4月か5月で生涯を終えるのを覚悟して戻った』
<2011.09.27>

でも、足りない。
『高レベルの被爆をした人は、二度と危険な現場では働けなくなります。それに現在は1F(福島第一原発)に全国から作業員が集まっている状態です。どこかもう一カ所で原子力災害があると、作業員が決定的に足りなくなりますから、浜岡原発の稼働停止は理にかなっています』

にも関わらず、待遇は悪化している。
『もしあなたが非常招集がかかり、爆心地に呼び戻され将来どんな病気になるか分からないのも覚悟で働いていたら、いろんな手当がなくなったり、諸経費が徐々に自腹になっていったりしたり、食事が自前になったり、給料が遅れたりしたら、どう思いますか?』
<2011.10.07>



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原発により“経済的”恩恵を得てきた地域の人々や作業員の方々。

『定期的にミュージカルの公演などもありましたが、もちろんすべて無料です。さらに、最近ではスタジオジブリのショップまで設置されていました。そうした経験もあり、原発や東電に対しておかしいと感じたことはありませんでした。子どものころからこういう環境で育った影響は大きいと思います』

『知人や友人にも原発関係者は多いですし、地元は原発のお陰で潤っていた町です。ホテルや旅館、レストランといった間接的な仕事も含めると、地元の半分以上が原発の恩恵を受けています。当たり前のように原発に希望を抱いていたので、原発に対する反対運動を見ても、なんでそんなことをするのかと疑問に思っていました。内心、反感さえありました』

しかし、その後の国や東電の姿勢を目の当たりにして、人々も変わり始めます。
『俺はずっと東電のことかばってきたけれど、こうやって見てたら、もう東電のことはかばわなくていいんじゃないかなと思うようになったんだ』


マネーのために原発(汚物バケツ)は誘致され、しかし、一端事があるとそれは人の手には負えない代物で、その後始末は経済外費用なので上記のようにマネーは削られ・・・

マネーに始まりマネーに終わる間に、束の間の夢を見させられました。
しかし、その夢は本当に見たい夢だったでしょうか。

目が覚めた時、水と空気と土と、人と人とのつながり、人の思い出、あらゆる生命の命、そして、これから先も続いていくはずの人の営み及びその場そのもの―そう、夢見ることさえも永遠に奪い去られてしまったのです。


そして、ついに決意されました。

『俺は脱原発宣言する』
<2011.09.26>




冒頭で紹介したふくいちライブカメラの原発作業員の指は、
まっすぐ私たちに向かって指され続けています。






原発建設の現場責任者:平井憲夫さんの証言

「原発作業員が語る福島第一原発のその後」 報道するラジオ(20121005)







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