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核の時代を終わらせる医師(意志)―ヘレン・カルディコット博士

2012/12/09(Sun) Category : 地震・災害・脱原発
★ヘレン・カルディコット博士-----------------------------------

ヘレン・カルディコットさんという方がいます。
武藤類子さんが「静かに怒りを燃やす東北の鬼」ならば、ヘレン・カルディコットさんは「静かに怒りを燃やすオーストラリアの鬼」でしょうか。

先がない男性社会文明と人類にとって、こういう人々は希望です。
私たちは、こういう人々を守っていかなければならないと思います。
そして、その方々の警告を心で聴き、心で判断して行動に移すことが、その人々を守り、世界的な原子力ムラの力を削いでいくことになると思います。

武藤さん(1953生)はチェルノブイリ(1986)で目覚めましたが、ヘレンさん(1938生)はスリーマイル島(1979)の事故で目覚めました。

ヘレンさんがどのような意志で行動しているのか、それが分かる記事【2011.04.30 ニューヨーク・タイムズ寄稿】があったので抜粋します。



★「安全な被曝量というものはない」-----------------------------

<死者4,000人vs1,000,000人>
『数週間前、日本の福島第一原子力発電所での原子炉損傷を初めて耳にした時、私にはすでに「その後」がわかっていた。格納容器や燃料プールのいずれかが爆発するようなことがあれば、北半球で何百万といった規模でガンが増えるであろうということだ。』

『原子力発電推進派の多くが、このことを否定するであろう。
先週(4月末)、チェルノブイリ原発事故25周年を迎えたが、チェルノブイリ事故の影響で死亡した人はほとんどなく、被害者の二世にも遺伝的異常は比較的少なかったと主張する人は少なくなかった。』

『しかし、このような見方は、間違った情報に基づいており、短絡的である。原発事故の健康被害について、一番よく知っているのは私たち医者である。
チェルノブイリによる死亡者数については、これまで激しく論争がなされてきた。国際原子力機構(IAEA)は、ガンによる死亡者数をおおよそ4000人程度と予測したが、2009年にニューヨーク科学アカデミーより出版された報告書では、百万人に近い人びとが、ガンやその他の病気で既に死亡していると報告している。』


<物理学者vs医者>
『医者である私たちは、白血病で死にかかっている子どもの命を救おうと必死になる。乳ガンの転移で死にゆく女性の命を何とか救おうとがんばる。しかし医学的見解では、不治の病に関して唯一頼りになるのは予防なのである。故に、核産業に属する物理学者たちに真っ正面から立ち向かうことができるのは、われわれ医者なのだ。』


<外部被爆vs内部被曝>
『原子力産業の物理学者たちは、原発、医療用のX線、宇宙や大地からの自然放射線といった、一般的には内部被ばくよりも害の少ない、外部被ばくの原因となる同位体のことばかり話すのである。
しかしながら、医者は、放射線の線量に安全なレベルなどないことを、
そして放射線の線量は累積するということを知っている。』


<医師の使命>
『私たちは、初めから大災害を止めようと戦うよりも、起きてしまった後に処理しようとするが、それではいけない。医者は核産業に立ち向かわなければならない。』

『原子力はクリーンでもなく、持続的でもなく、また化石燃料の代替となるものでもない。それどころか、原子力は実質上地球温暖化を悪化させるものである。太陽光、風力、地熱利用と、節約を組み合わせることにより、私たちのエネルギー需要は満たされる。』

『物理学者の知識によって核の時代は始まった。医者の知識と、威信と、正当性をもてば、核の時代を終わらせることができる。』



☆医(意)は仁術------------------------------------------------

素晴らしいですね。
まさに「医は仁術」(人命を救う博愛の道)です。

すべての職業人が、このような倫理観を持って仕事をすれば、地球はどんなに素晴らしい惑星になるでしょうか。

核産業に立ち向かうのは医師だけでいいのでしょうか。一挙にすべてを奪い去る核。どんなに金を持っていても、それで得るものがすべて核汚染されていたら、お金に何の意味があるのでしょう。職業人の一人一人が、核産業に立ち向かわなければならないのではないでしょうか。


そのヘレンさんが、311の1週間後にカナダで記者会見した模様がありました。繰り返される原発事故の惨状を見てきたヘレンさんの目に、フクシマの事故は決定的なものに映ったようです。

確かにその通りなのだと思います。サインに気づき、それを見続けている人にとって、フクシマは最後通牒に思えたことでしょう。
【2011.03.18 カナダでの記者会見】から抜粋します。



★「完全に制御不能です」----------------------------------------

http://www.youtube.com/watch?v=yIZZZGCruvY
(リクエストによる埋め込み無効)

『チェルノブイリの事故により100万人近くがすでに亡くなったようです。WHOとIAEAの話しは違いますがね。医学の歴史におけるもっとも悪辣な隠ぺい工作の一つです。誰もがそれを知っておくべきです』

『日本での事故の規模はチェルノブイリの何倍も膨大です。
原子炉6つが危険にあるなどわたしも人生で初めて見ます。
これらマークⅠ型原子炉の設計にかかわったGEの技術者3人は危険性を知っていて辞任しました。日本はそれらを断層の上に建てました』


『すさまじい量の放射性物質が出ているので 横に数分立っているだけで死にます』

『でも即死じゃない。プルトニウムを盛られたロシア人リトビネンコみたいに―ああいう死に方です。毛が抜け体は出血 最後はエイズのように感染症でね』


『使用済み燃料は冷やし続けなければならない。その冷却プールには蓋がありません』

『使用済み燃料プール内の放射性物質というのは、炉心に比べて10~20倍です。各炉心の放射性物質が出続けると 広島型原爆1千個分ぐらいになる』

『我々は極悪非道のエネルギーを扱っているのです。
 これは核爆弾を破裂させるエネルギーです』

『アインシュタインは言いました
「原発は地獄の湯沸かし器だ」と』

『原子力とはそういうものです』


『米軍はイラクのファルージャとバグダットでウランを使った。ファルージャの新生児の8割には重い身体障害があります。脳がなかったり、片目だったり、腕がなかったり。医師たちは女性に出産を止めるよう言った。小児がんの事例は12倍上昇しました。これは虐殺です。
イラクでは核戦争が行われています』

『使われたウランは45億年以上残ります。
文明のゆりかごである場所を汚染しているのです。多国籍軍がね』


『欧州の4割がいまだ汚染。英国の農地もセシウムまみれで売れない・・・欧州の物を食べてはいけません』

『でも、現在の事態に比べれば何でもないですよ』

『もっとも殺人的なのはプルトニウム。
黄泉の国の王プルートからとった名前です』


『前例のない大参事に向かっています。

 私達は尊大でとても放漫です。
 一部の男たちの脳味噌には呆れます。殆ど病気です。

 私達は今や太陽の持つ力に手を出してしまった状況です。
 完全に制御不能です』



☆人類は「幼児退行」から抜け出せるか----------------------------

山岸凉子の『パエトーン』(1988)を思い出します。

“完全に制御不能”―人が近づけば即死する・・誰がどのように福島原発の放射能垂れ流しを収束させうるのでしょうか。

そして、もう一つ“制御不能”なのは、『殆ど病気』と言われる人々。

人生脚本に邁進する人々は虚構を維持するためだけに生きていること、そのためには関わるすべての人間を道具にすることを、知る人は知っているでしょう。
また、存在不安から逃げ続けている人は、不安から逃げるためなら自他の身体や命さえも道具にすることを知っているでしょう。

そういう人々は、虚構を維持するために命を道具にして生き続けます。その様子は、感情なきロボットのように見えるため不気味ですが、その本体は不安と恐怖と怒りに泣いている寂しい赤ちゃんなのです。

その赤ちゃんにとって、原発は安心(金)の御利益がある“ご神体”。
また、原子力のパワーを自分が持っているんだと錯覚することで、全能感を持つことができます。

人類が全能感をもつ幼児期(3歳以前)に退行してしまったのは、産業革命以降の「支配と服従」の蔓延によるものでしょう。戦争とパンデミックを仕掛けることによって不安と恐怖はまき散らされ、人類は「幼児退行」を起こしてしまいました。そして、原子力教に闇雲にすがりついたのです―不安な人々が新興宗教にすがりつくように。

この赤ちゃん達を原発への妄執から目を覚まさせるには、人は怖くないよ、人の社会は優しいよ、ということを味わってもらわなければなりません。そのために、地産地消の自律した共同体の形成が求められています。

地球に甘えきって好き放題やってきた人類は、今、幼児期から次の段階に進むことを試されています。



さて、そのヘレンさんが11月に来日し、幾つかの都市で講演されたようです。マスコミが取り上げないのもよく分かります。幸い、現在はネットで見ることができますので、是非ご覧下さい。




★4号機が倒壊すれば、日本という国の大半がもう終わってしまう-----


【20121119 ヘレン・カルディコット博士記者会見ダイジェスト】

【必見】11/19 ヘレン・カルディコット博士記者会見【文字おこし】


<福島は人類の歴史上最悪の産業事故>
『福島は人類の歴史上最悪の産業事故です。極めて深刻な事故で3つの炉のメルトダウンがおこるという、人類史上初の3連続のメルトダウン事故でした。とにかく莫大な量の放射性物質が放出されました。』


<日本よりロシアの方が人命尊重>
『私自身、チェルノブイリ事故の推移をずっとそのあとを追って緊密に見てきましたけれども、その中で私が言えるのは、ロシアの国は日本に比べるともっと積極的に人を移動させる、避難させるということに取り組んだと思います。国民を守るためにそのような行動をロシアの方がとったということを私は感じます。』


<居住禁止区域に住まわせ続ける日本の異常>
『日本の政府も、それから東京電力も理解していないことは、子供たちというのは放射性物質に対する感受性が大人の10倍~20倍とあるということです。放射線被曝に由来するガンにかかるリスクということで、子供の中でも男の子と女の子を比べた場合には、女の子の方がリスクは2倍になります。』
『そして成人と比べて胎児と比較してみると、胎児の方がそのリスクは1000倍~何千倍というリスクの高さになります。』

『私は日本政府が子供たちを線量の高い地域に住まわせ続ける、住むことを許しているということに非常な驚きを禁じ得ません。チェルノブイリの場合は同じレベルの汚染地域からロシアは子供たちを避難させました。私は日本政府が、日本の国が、東京電力や原子力産業から強い影響を受けたり、あるいは場合によってはコントロールされるというような状況にあることを知っております。』


<チェルノブイリよりも深刻な被曝>
『子供たちの中には必ず今後、甲状腺のガンにかかる子供が出てくると思われますが、すでに12歳の男の子で甲状腺ガンが見つかっていますし、今16歳の女児が検査を受けてガンの可能性が極めて高いと言われて、更に検査をしているときいております。』 

『チェルノブイリの場合は、このガンがではじめたのが5年ぐらい経ってからだったんですが、今現在日本でこれだけ症状と言えるものが出ているということは、この日本の子供たちは相当高い線量を受けたのではないかということが言えると思います。おそらくチェルノブイリよりも高い線量の被曝を受けたと考えられます。』


<移住費用を国が出すのは当然>
『医師としての私の立場からみると、日本の政府というのは、日本の人たち、人間を守ることよりも東京電力を守ることにがんばっているのではないかというふうに見えてしまいます。』

『高い線量の地域にいる特に子供たち、妊婦、それから子供を産むことができる若い女性なり、子供を産める女性の方たち、こういった方たちを移住させる、そこから避難させるというのは極めて重要なことだと私は考えていまして、そこでその移住のための費用を国の政府がきちんとまかなう、負担するということは非常に重要なことだと私は思っています。』


<除染は科学的に不可能>
『この福島の事故、これはまだ終わってはいません。まだ続いているわけです。そしていま40年、時間をかけて、クリーンアップ、きれいにするといっていますけれども、科学的に見てクリーンアップ、きれいにするということはできません。これは科学的に言って不可能です。』

『セシウム137というのは300年残ります。そして福島はじめその周辺の汚染地域も汚染されたままです。食品の汚染も、そして人が汚染を受けたものも、300年あるいはそれ以上の時間続くわけです。』


<福島に癌センターが作られている>
『これから疫学的に見ても白血病やガンや先天性の形成異常とかそういったものが今後70年間にわたって次々出てくるであろうということを私は思います。そのことを実は原子力産業も知っているのではないかと思います。福島に今、ガンに対応するための非常に大きな医療施設を作ろうとしていると聞いています。』


<4号機倒壊は日本の破滅を意味する>
『もう一つ、最も重要な点なんですが、日本の多くの人に知っていただきたいことは、もし福島の地域でもう一度マグニチュード7以上の、7を超えるような大きな地震があった場合には、福島原発の4号機、この建物が崩壊する可能性があるということで、ここには使用済み核燃料の冷却用のプールがありますが、これが崩壊しますと、チェルノブイリで起こった10倍の放射性物質がさらに放出されるということが予想されているという点です。

そしてもしそのようなことが起きた場合、日本という国の大半の部分が、もう終わってしまうということです。』


<がれきを焼却することは犯罪的行為>
『最後に申し上げたいことは、がれきの問題です。福島の地域から出た、放射能で汚染された地域から出たがれきについて、これを他の地域で焼却するということを聞いています。焼却するということは、ダスト、灰が出るわけです。そのようなことをして、広めるということは、これは犯罪的なことだと思います。』


 ↓
がれきで森作り


【宮脇 昭「いのちを守る300キロの森づくり」】




(参考)
カルディコット博士「福島では“犯罪的”で“非道徳”なことが行われている」

↑田中龍作氏は、素晴らしいショットを撮られていますね。

↓下記のような行動も素晴らしいと思います。
「小沢記者会見」報道のウソを暴く―TBSキャスターの掟破り

頑張っていただきたいので、ささやかながら支援カンパをしたいと思いました。



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