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「土浦両親姉惨殺事件」―8,現実を見ない虚構人生の究極

2013/05/02(Thu) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【土浦28歳・両親姉惨殺事件目次】

★21,“人”として過ごした一夜-----------------------------------

勝は家族を殺害後、『父親が行く予定だった尺八教室に「父は急な出張で休みます」と断りを入れ、茶の間に座ったり、テレビを観たりして過ごしました』。

そうやって一晩すごした後、『翌朝8時、警察に電話をかけ、「母と姉と父を殺しました。以前から仲が悪かったんです。父は金づち、母は包丁、姉は金づちと包丁で殺しました」と話して逮捕されました』。

尺八教室に電話をしたときも、警察に電話をかけたときも、とても冷静な対応です。28年間の怒りを出し切った後の勝は、落ちついていたのだと思います。

私は「福島高3母親殺害事件」を思い出しました。

その殺害の心理は、上記『13,右腕のオブジェが表す世代観連鎖』に書きましたし、『12,首を切り、首を持ち歩いた理由』も考察しましたが、その少年も、切断した母親の首をバッグに入れて持ち歩き、ネットカフェですごした後、警察に自首したのでした。

勝もまた、自分に介入してこない“家族”と、生まれて初めての“安心できる団欒”を過ごしたのかもしれません。

自分を座敷牢に閉じ込めておく者がいなくなった「家」。その家の中で、『茶の間に座ったり、テレビを観たり』、初めてゆっくりと過ごしたのかもしれません。

それは、
「生きた置き人形」としてではなく、
“人”として過ごした一夜だったのかもしれません。




★22,現実を見ない虚構人生の究極------------------------------------

けれど、「生きた置き人形」から“人”にはなりましたが、その“人”とは心を持った人ではありません。

その姿はハラッサー(人を道具にする人)の一つの究極の姿であるようにも思いました。ここで、ハラッサーとは、脳内親だけを見て脚本人生を歩いているすべての人を言います。そういう人は、脚本を現実化するために生きている=虚構を構築して生きています。

目の前の人は、その道具立てとして必要な人であって、自分が必要なキャラとしてレッテル貼り(決めつけ)したり、鋳型成形して育て上げたりする対象でしかありません。その人がほんとうはどのような人かはどうでもいいのです。

勝は、生き人形の形で常に家にいる“代理親”とされました。いつも家に居る“存在”が欲しい両親にとって、勝が実際はどのような人間かはどうでもいいことだったのです。

更に言えば、勝が植物人間となっても“代理親”として、そこに置かれ続けていたでしょう(そういう家族はよくあります)。
そういう心性が行き着くと、亡くなった後も遺体を置き続けると言うことになるのかもしれません(時折、遺体とともに生活をしていた家族の事件がありますよね)


同じように、勝は“代理家族”が欲しかった。その“家族”が実際はどういう“形”であれかまいません。自分が、“そう見なせればいい”のです。勝は、遺体という“代理家族”と一夜をともに過ごしたのではないでしょうか。

勝は親から虚構の中での生き方を忠実に学んだと言えるでしょう。
そして、その生き方を親に仕返したとも言えるでしょう。

心を完全に封印したときに、思考は歯止めを失います。
現実を見ない歯止めなき思考の世界は、すべてのことが自分がそう見なせばすむ世界です。自己洗脳ですから、何でもありの世界になってしまうのです。

「自分の思い通りになる」世界、だから「自分が神だ」という世界になるのです。少年犯罪で、よくそういう言葉が出てきますが、それは「心を亡くした世界」に棲んでいることを示しており、自己洗脳で虚構を生きる最終到達点が「自分が神」の世界なのかもしれません。



心なき思考から幸せは生まれません。

思考は虚構。
感情こそがリアル(現実)です。

ほんとうの「リア充」とは、感情豊かに、気持ちを表現して生きることです。





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K.J

17年  さなぎ  孵化する

 

私も「透明な存在」でした。母も父も兄も、私の本当の姿を知らない。見ようとしない。
母の日が近くなると、母から電話がきます。父の日が近くなっても、母から電話がきます。まだ私を置き人形にしたいんだなー。母の日父の日は大キライ。

でも、私も「代理家族」として、「私を見ない人」をパートナーに選んできたんだ と気づきました。
「ちゃんと私を見て!」と脳内親に言い続けるために。いやー!

あ、最近気になっていた人も、脳内世界で生きている人だ… 私のことなんか絶対見てくれない…きゃー嫌だ!

このことに気づいたら、自然に笑いがこみあげてきました。

なーんだ。脚本ちゃんが惹かれて、彼を求めていたんだ~。

私を見てくれる友達が、他にいるじゃない。
やーめた!サイナラ~!

 
    
 
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