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「土浦両親姉惨殺事件」―9,自分が人生を決めている

2013/05/03(Fri) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【土浦28歳・両親姉惨殺事件目次】

★23,不幸=「絶好調」である人々------------------------------------

「苦労を我慢して耐える」母親
「生きた置き人形」を求める父親
“母親の手”となった姉
そして、“母のために”「生きた置き人形」となる人生脚本を生きた勝。

これが、私が感じたこの家族の姿です(←これが真実と言っているわけではありません)。母親のために懸命に生きた結果が、このような結末でした。


人生脚本は、親子の関係の中から“思い込み”で作っています。先にも書きましたが、子が親の人生や心を知っているわけではありませんから、子は自分の思い込みで、親は自分のことをこう思っているとか、親は自分にこう望んでいると「決める」のです。

澄子が「苦労を我慢して耐える」人生脚本を生きているとして、それは澄子の母親が望んでいたわけではないでしょう。けれど、澄子が作った脳内母親はそれを望んでいて、その脳内母親に見せるための日々を送っているわけです。

苦労を我慢して耐えなくてもいいのに、そうなるように道を選択し、そうなるように周りを仕向けているわけです。澄子は実は思う存分、好き放題に脚本人生を歩んでいます。子どもから不幸に見えたとしても、その姿こそが「絶好調」なのです。

「あぁ、お母さんはあれで幸せなんだ・・・」ということに勝が気づくことができたら―

悲しい顔、惨めな姿、弱々しく不器用な姿、苦労の絶えぬ日々、汚い部屋、笑わないこと―それらすべてが脳内母親への見せ場、つまり「絶好調」なのです。

周りがそれをやめさせようとしても、この「絶好調」を手放すはずがありません。周りがいようがいまいが、例えば澄子の周りから家族全員がいなくなろうが、この「絶好調」は続いていくのです。“負け”はありません。

その自分を変えようとする相手は、それが我が子であっても邪魔であり敵なのです。自分の“幸せ”の価値を押しつけることがエゴだとお気づき下さい。お母さんの“幸せ”の有りようを認める(=ありのままのお母さんを認める)ことが、「愛」だとお気づき下さい。




★24,苦しむのはお母さんが大好きだから------------------------------

「母親からの卒業」
の叫び―よくわかります。

長の期間カウンセリングに通われ、その後当相談室に来られて数年―
母親が脳内母親しか見ていないことに気づかれ、
母親の行動の意味、自分の行動の意味に気づかれ、
チャイルドとつながり、逆襲に遭い、
「出たい」(小さいちゃん)、「出ちゃいけない」(脚本ちゃん)、「出るのが怖い」(人間不信ちゃん)、「一人になるのが怖い」(存在不安ちゃん)の1:3で消耗する中、IPは脳内でとぐろを巻き、
親は昼夜を問わずエネルギーを奪い続け、
自分が空っぽであったことをショックとともに受け入れ(それまでの自分との格闘で背骨ができていたから受け止められたわけですが)、
エンプティチェアで母親の実相を実感し、その脳内の姿が変わり・・・

尚、事件が起きる寸前のギリギリの精神状況まで内的な格闘をし、
そして、やっとの思いで家を出られた方。



一人になって最初にこみ上げてきたのは、上記記事の叫びと同じく

「おかあさん、おかあさん、おかあさん・・・・・」という慟哭―

殺意があって尚、母親が大好きなチャイルドが居るのです。
(だからこそ、ギリギリまで頑張ってしまうのです)



そして、出られた後のカウンセリングの時、ある瞬間に決壊し―

「自分が居なくて、親がそこに居るのを映し出すためだけに居た!」

「30年間、親と家しか見ていなかった―」

と絞り出すように号泣されました・・・



【追記】
その方からこの記事を読んで届いたメールです。

『土浦両親姉惨殺事件の気持ちは胸が締め付けられ、
呼吸が苦しくなる程共感しました。

首を並べて一緒に食事をしたい…

実家でいつも父が目に入っていた風景は
トラウマのごとく目に焼き付いて居ます。

あれが私の世界でした。』



・・・すべては、「気づき」から始まります。

そして、あきらめず、自分を救う意志を持ち続けることです。




★25,炭鉱のカナリアへ----------------------------------------------

気づかなければ、知らぬ間にいつしか「心のコップ」は臨界点を超え、
ある日の何気ないふとした出来事で、
この事件のような結末を迎えることになってしまいます。

「どうしたんだ、何があった」
この父親の言葉がすべてを表しているように思います。
人を道具にしている人間は、相手の精神世界がどのような状態にあるのかなど関知していません。父親にとっては、いえ家族全員にとって、いつも通りの(幸せな)日常だったはずです。


事件を起こしている子ども達は、みな、「炭鉱のカナリア」です。
「家族」がおかしい! と懸命に叫んでいます。

けれど、苦しんでいる「炭鉱のカナリア」達に伝えたいこと。

親もまた、カナリアです。
鳴かず飛ばずで不幸に見えるかもしれませんが、あるいは弱々しく鳴いてばかりや猛々しく鳴いてばかりで不幸に見えるかもしれませんが、そ・れ・が、「絶好調」の姿なのです。

弱々しく鳴いてばかりのカナリアと猛々しく鳴いてばかりのカナリアがつがいでいたとき、それが維持されているならば、そのつがいは協力し合っています。子どもの目から不幸に見えようと、それが互いの脚本を満足させつつ手を取り合って存在不安から逃げている姿であり、その夫婦はそれで“完璧”なのです。




ポッカ~ン、とされる方もいらっしゃるでしょう。
でもね、そういうことなんです。

子どもからどう見えようとも、両親はそのあり方で完結しているのです。
そして、それが「精一杯」なのです。

その精一杯生きている状況を壊す権利は誰にもありません。
それを闇雲に正そうとすることはハラスメントなのです。

「気持ちで生きる人」と「気持ちを封印して生きる人」は親子といえど住む世界が違います。どちらに住むかは“選択”であり、その選択を強引に変えさせようとするときに悲劇が生まれます。


「仮面の家」を思い出して下さい。

あの物語を「気持ちを封印して生きる親」の側から見れば、「気持ちを出せ」と迫ってくる息子は、自分たちの人生を破壊するハラッサーなのです。

繰り返しますが、激しい怒りの裏にあるのは、とてつもない恐怖です。暴力的に怒っていればいるほど、その親はその子どもが怖いのです。そして、「窮鼠猫を噛む」ように、子どもを殺してしまうこともあるのです。



親のカナリアは、鳴かないと決めただけ。

だから、後ろ髪引かれることなく、心おきなく、一緒にさえずることのできる仲間のところへと飛んでいって欲しい。

心が残るのは、親に向かって言ってない気持ちが沢山残っているからです。しかし、親に言うか言わないかはインナーチャイルドにとってどちらでもいいことですし、親が分かるかどうかは相手の問題だと理解しています。インナーチャイルドは、ただただ自分にわかってほしいのです。

そのために、気持ちを表現して欲しいのです。
表現することによって自分が思い知るから。


あなたが闘う相手は親ではなく、脳内親です。
しかも、それは自分が創り上げたもの。だから、

脳内親の恐怖に負けず、脳内親に遠慮せず、
感じたことを言葉にして下さい。

鳴くことを決めて下さい。














【浜崎あゆみ 「kanariya」】



声を圧し殺したカナリアたちは
鳴けなくなったわけじゃなくて

ただ 鳴かないと決めただけ
だったのかもしれないと

早く気付いていたならもっと・・・







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親に黙って引っ越ししました。新住所も知らせませんでした。だって、そうしたかったから。
初めはもの凄い恐怖感と罪悪感でしたが。
でもこの事がきっかけとなり、少しずつ気持ちで動けるようになって来ました。
親に会いたくなったら会う。
会いたくなかったら会わない。
そんなの当たり前なのに、当たり前じゃなかった…。
私は自分の気持ちで生きて行きます。

 

久しぶりに

卒業したはずのブログに再訪問します。実の親兄弟と疎遠にして丁度4年たちます。

2月ごろに父が家に押しかけてきました。年賀状を出さなかったら、離婚したのか?変な宗教に入ったのか?ときかれました。どちらでもなく、幸せに生きています。私の気持ちはすべて手紙に書いた、と言ったけど、読んでも意味が分からない、といわれました。

会いたいと言っていたいとこにも前に告げたのですが、私は二つの世界にまたがって生きることはできないのです。ここで自分を生きる以上、古い家の世界に関わることは、魂を殺すだけです。

こういうことされると、もう黙って引っ越すしかない、と、手紙で強く母にも念を押して3か月になります。

嫁に行ってから、改めて”家出”した娘が、親に会いに来るわけないのに。

電車で10分の距離だけど、なによりも遠い存在になった両親。

だんだん自分の芯が強くなって、突撃後の立ち直り(笑)も早くなってきました。それを確認させてくれたんでしょうかね。

電話も受けないようにしているので、時に襲撃したくなるようで、困ります。

 

脳内劇場

気づくことにより、「被害者」を降りました。
被害者をやめると、「加害者」がいなくなった。
親のせいにできるのは楽だったなぁ…。

バランスがとれなくなると、今でも、時々親のせいにします。あたた
でも、そんな自分のこと結構好きでいます(*^_^*)。

 

K.J

気持ちを封じ込めたいと思えばゲームセンターなどで爆音にみをつつむ。

 


>私の周りにいる人は、私が困っていると、とても嬉しそうだった。他人は私が不幸だと絶好調で、私はわかっていなかったけど、自分でどうにもならなくて、困っている時が絶好調だったのかなと思う。相手は、忙しい!大変!って言いつつも、手助けしてくれたので。
>私が困らないと、お母さんの元には行けない…っていう脳内の言い分も自覚した。
>本当に、お母さんが大好きなんだなぁ。と思う。
>自分の脳内親や脚本が強い限りは、リアルに親には会えないなって思っています。
>簡単に引っ張られちゃうから。

 

初めまして。
色々な記事を読んで感動しました。
感動を伝えたかったので一番新しい記事に書き込ませていただきました。

私も家族全員を殺したいと思ったことがあります。
どうやって殺そうかと想像したこともあります。

けれども最近、「気づき」があり、そういった感情はなくなりました。
そして私も私のような人間をつくってはいけないと感じました。

今私は、私が気づいたことを人に伝えようと頑張っております。
伝えられるかどうか不安でくじけそうでしたが、こうして頑張っていられる方の姿をみて勇気をもらいました。
ありがとうございます。私も諦めずに頑張ってみます。

 
    
 
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