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出雲大社の注連縄考2:千木と牛とスサノオとゴータマと蛇

2013/05/24(Fri) Category : 神社・寺・城・歴史
【「平成の大遷宮」出雲大社~鳥取砂丘の旅】4

亀甲紋は少しおいといて、朝の散歩を続けます。
八足門でお参りをした後、そびえるように見えた御本殿の威容に思わずパチリ。X型の千木(ちぎ)と大砲のような鰹木(かつおぎ)が3本堂々としていますね~。鰹木は鰹節に似ているところからそう名付けられたそうですが、確かに子どもの頃に削った鰹節を思い出します。

出雲大社 御本殿1 20130514
出雲大社 御本殿1 20130514 posted by (C)Hide


ところで、屋根の上に載っている御神紋だけ、亀甲の中の花菱がネガ反転しているんですね~。
下は、西側に回って撮った写真(まだ朝日が射す前です)。

出雲大社 御本殿2 20130514
出雲大社 御本殿2 20130514 posted by (C)Hide


妻と再び訪れたとき、上記と同じ位置で(9:47の朝日が射しています)。

出雲大社 御本殿5 20130514
出雲大社 御本殿5 20130514 posted by (C)Hide




★千木と鰹木の決まり-----------------------------------------------

ところで、千木と鰹木について、大社系の神社では次のような決まりになっているそうです。
1,千木の削り方
・男神は外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)
・女神は内削ぎ(先端を地面に対して水平に削る)

2,鰹木の数
・男神は奇数(陽数)
・女神は偶数(陰数)


千木の削り方は男女のエネルギーの違いを示しているように思います。
・男性は垂直のエネルギー 
・女性は水平のエネルギー

・男性は天(てん)
・女性は天(あま)=海(あま)


出雲大社の千木は外削ぎですから男神。
鰹木も3本(奇数)ですから男神。
3という数字は、天・地・人を現しているのでしょうか。




てん(天)とあま(天・海)---------------------------------------

NHK朝ドラ「あまちゃん」―毎朝、あまちゃんの溌剌としたエネルギーをもらっていますが、元々日本は「あま」(水平)の国でした。
恐らく縄文の頃は、神も妖怪も精霊も人間も同列だったのでしょう。

稲作文明である弥生人が侵入してくる頃から、集団の統率と土地の縄張りが始まり、支配者が必要になってきたのでしょう。必要に応じて思想は形成されます。そして、中国から「てん」(垂直)の思想が入ってくる土壌ができるわけです。

思想は自然や社会環境から形成されますから、大陸を眺めていた中国人と、大海を眺めていた日本人の違いは大きかったでしょう。広大な大地は明確に天地を分けますからね。人の上にある天と、人の足の下にある大地―この二つを明確に意識したことでしょう。

一方、下の写真を見て下さい。これは、2008年12月1日11:03に羽田発沖縄行きの飛行機の中から撮影したものです。
 
どっちが海?
どっちが海? posted by (C)Hide

どっちが天でどっちが海なのかわかりませんよね~。
まるで、瞼をピタッと閉じたみたいに、はるか彼方で天と海は合わさっているように思えます。融合するところでは天も海もありません。

天地開闢前、神がパチンと目を開く直前はこんな感じだったのかも。
そして、目を開いたときに陰(海・水)と陽(天・火)に分かれ、それを観察する自分自身がいて三位一体なのかもしれません。その三位一体の火水(かみ)の中に地は育まれたのでしょう。




★千木のルーツは牛?----------------------------------------------

千木について、下記に面白い考察がありました。
千木のルーツ

チギ←チヌギ=沖縄弁でツノギ(角木)←牛の頭を象ったもの

沖縄に近い東南アジアでは、牛が家の守り神となっているようですね。
インドネシアでは牛の頭骨をそのまま棟の両端にとりつけていたり、スラウエシのトラジャ族は、水牛の頭や角を軒下の柱に数多く取りつけているそうです。

タイの山地グエバ・アカ族の酋長の家は、天地神明造と同じく外削りとなっているようです。

また、アカ族は鳥居の一種とこけしのような男女木偶を祀っているそうです。カンボジアではこの神像をドンターと呼び、御幣とよく似た紙を祭壇にぶらさげ、正月にお祭りするそうです。こけしやどんたくの由来がそこにあるのかもしれません。

で、下の図解です。
牛頭をかたどった千木

牛と言えば、日本ではスサノオのシンボルですからね。
一つの説として面白いかもしれません。




★スサノオと織田信長と牛頭天王------------------------------------

ではなぜ、スサノオと牛が結びついたのでしょうか?

まずスサノオといえば次の2つでキャラクターが分かれるように思います。
・須佐之男 (優しい感じ)
・素戔嗚  (勇猛な感じ)

で、須佐之男命と言えば、須佐神社と須我神社。
素戔嗚尊と言えば、祇園祭の八坂神社ですね。


八坂神社は、斉明天皇2年(656)、高句麗から来日した調進副使・伊利之(イリシ)が創建したそうですから、外来の神社です。(調進とは注文品をととのえ届けること)(なお、高句麗人の言葉は古代日本語に近いそうです)

イリシ一族は八坂造(やさかのみやつこ)の名を賜り、東山一帯に居住。東山にある「八坂の塔」(法観寺)も八坂氏の氏寺と言われているそうです。

他にも広大な祇園寺を持ち、その寺域内にあった天神堂が農耕の神として人気を集め、それが祇園社となったそうです(但し、鳥居には「感神院」と書かれた)。つまりは、お寺だったんですね。

明治維新による神仏判然令(1868:神道国教化のため神道と仏教を分離)以前は、祇園社は牛頭天王を祀っていました。牛頭天王は、インドの祇園精舎の守護神(だから、別名祇園天神)。

(寄り道:菅原道真は死後北野天満宮に祀られて天神となりました。天神=農耕の神→牛←牛頭天王=祇園。天神様と牡牛の関係はこういうところにあるのかも)

その牛頭天王を信仰していたのが織田信長でした。信長は旧勢力を削ぐためにキリスト教を広める一方で、比叡山殲滅(1571)をするなどの宗教弾圧を行ったため、神社は破壊を免れるために祭神を牛頭天王に変えるところが多くでました。この時に、祇園社や天王社、および軍神八幡などの勢力が拡大したものと思われます。

そして、神仏判然令の時に仏教から神道への流れが台頭。この時に牛頭天王を祀る祇園社や天王社は、スサノオを祭神とする神社として半ば強制的に再編されたようです。東山の感神院祇園社も、この時に八坂神社に改名し、祭神が素戔嗚尊となったわけです。




★ゴータマ(最上の牛)とナーガ(蛇神)----------------------------

ところで、お寺と言えば釈迦(ゴータマ・シッダールタ)。
ゴータマ・シッダールタ=「最上の牛」+「目的を達したもの」

牛が出てきましたね~。
牛の総本山ですから、ちょっと見ておきましょう(なお、これまでの記事も含めてネットから情報を得ています。予めご了承下さい)。

インドのドラビタ語ではシャカという名は「太陽の子」という意味だそうです。(お!)で、家紋が十六菊花紋であったとも(おや!)

で、インド・アーリア人の宗教バラモン教―その聖典ヴェーダに出てくる伝説の英雄イクシュヴァーク王の後裔で、「シャカ族の自尊」という諺にもなっているくらい自尊心が強く、バラモン教の権威を認めていなかったとも。

また、シャカ族はアーリア人種ではなく、キラータ(山に住むモンゴロイド)であり、麦や粟や稗が主食の当時のインドにあって稲作を伝えていたと。釈尊の父親の名前スッドーダナ(浄飯王)とは「浄い米飯」「白米の御飯」という意味であり、白米を食べていたこと(おっ!)。

政治形態は選挙で選ばれた種族の代表者による一種の共和制であったこと。獅子像を建物入口あるいは門の両側に置いたこと(おや!)

トーテムはナーガ(蛇神)であったこと。ただし、シャカ族のナーガは、ガビアルというクンビーラ(サンスクリット語でワニ→海神 金比羅権現)だそうです。(ガビアルの形!)

ナーガとは、コブラの持つ再生力と猛毒のイメージから生と死を司る神としてイメージされた蛇神。水と豊穣、生殖も司り、女性のナーガはナギィーと呼ばれる。(←昨日出てきましたね。日本での蛇の方言:ナガ、ナギ)

そのナーガ像がこれ↓
http://chaichai.campur.com/indozatugaku/naga01.html

あやや~、注連縄ですね~。


シャカって、仏教
と言うよりも神道?



釈迦は、『悟りの内容を世間の人々に語り伝えるべきかどうかをその後28日間にわたって考えた。その結果、「この法(悟りの内容)を説いても世間の人々は悟りの境地を知ることはできないだろうし、了ることはできないだろう。語ったところで徒労に終わるだけだろう」との結論に至った。』(wiki)そうですから、神の道ではなく、人が分かる範囲での仏の道を説いたのかもしれませんね。

どの宗教にせよ、説いていることは同じですからね。


まぁ、いずれにせよ、「太陽―稲作―牛―蛇―水」は、密接な関係にありそうです。




★出雲大社の注連縄が示すもの------------------------------------

もう一度出雲大社の注連縄を見てみましょう。

湧き出ずる巨大入道雲から、稲光を伴って大量の雨が降っています。

出雲大社 拝殿注連縄2 雲から大量の雨の降る
出雲大社 拝殿注連縄2 雲から大量の雨の降る posted by (C)Hide


雨粒のように見えます(最大画面で見ると分かります)。

出雲大社 拝殿注連縄3 雨粒
出雲大社 拝殿注連縄3 雨粒 posted by (C)Hide

それらが稲で現されていて稲を育てることが分かり、しかもとっても豊かです。


全体を見てみましょう。

出雲大社 拝殿注連縄が現しているもの
出雲大社 拝殿注連縄が現しているもの posted by (C)Hide

ここにあらわされているのは、稲(稲わら)、牛の角と顔、蛇(絡みつくナーガの形と釈迦族のガビアルの形)、八雲立つ雲、稲光、そして大量の雨(水)―

つまり、太陽を除くすべての要素が芸術的に統合されて現されているように思います。ほんとに素晴らしい芸術ですね。


そして、見上げると“最上の牛”―

出雲大社 御本殿6 “最上の牛”
出雲大社 御本殿6 “最上の牛” posted by (C)Hide



圧巻です。



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素戔嗚は蔑称です

>素戔嗚  (勇猛な感じ)

素=みすぼらしい
戔=卑しい
嗚=女々しく泣く(男)

従って、勇猛な感じなど微塵もありません

 

何だろう…
写真が怖く見える
今日は、なんか変な感じがする。

 
    
 
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