映画「奇跡のリンゴ」から勇気をもらった!
もう、いたるところで涙がツーツー。
エンディングの間も止まらず・・・ようやく最後に映画館を出ました。
すべての人が主人公
秋則さん
美栄子さん
子ども達
秋則さんの両親
美栄子さんの父親
秋則さんの友人
そして、
山、大地、リンゴ
それぞれが自分の足で立っていた。
だからこそ、巨大なものに立ち向かうことができた。
みんな、カッコよかった!
大人も子どもも
人間も自然もない
み~んな、対等
それが心地いい
それぞれが自分の気持ちをしっかりと持っている
それが心強い
でも、互いに余計な世話はしない
黙して耐えるときならば、ただただ信じて辛苦に耐える
秋則さんを支えると決めた美栄子さん家族の思いはいかばかりか
その思いを背負った秋則さんの重圧はいかばかりか
8年も手を打ち続けてダメなら、気もおかしくなり、追い詰められて死ぬこと以外に思いつかなくなるだろうよ。でも、思考を手放したまさにその時、森が教えてくれた。
「なんで言ってくれなかったのよー!!!!」
そう叫びたくなる気持ちも、よ~~く分かります。
教えてくれてんだけどね。
でも、森は言葉できちんと言ってくれないし、こちらも聞く耳持ってなかったからね。周りは常に教えてくれているけど、それを受け取るかどうかは本人次第。
でも、言いたくなるよね。
これは、相談者の方々の心の叫びでもあります。
「なんで言ってくれなかったのよー!!!!」
って、自分に言うことになりますからね。
こんな苦しい人生が、自作自演の脚本人生だったなんて!
「何やってたのよー、私!!」
でも、その脚本があったから生きてこられた。
親の世界から卒業するとき=その脚本で生きなくていいようになるときに、気づくための何かが起こるのです。
もしかすると秋則さんは、試行錯誤の苦しい10年間の日々を脳内母親に見せ続けていたのかもしれません。そして、ついにお母さんから見放された時、彼は死を選びます。
けれど、インナーチャイルドと森が彼を生かしました。死と再生―あの時、秋則さんは脚本人生を終え、そして第二の誕生を迎えたんだなぁと感じました。
脚本があったからこそ到達できた地点であり、
脚本を手放したからこそ手に入れることができた智恵でした。
目の前には妻と子どもがいました。
あの長女の一言はズンときたね~。
そして、石の上にも三年―11年目に奇跡のリンゴは花を開くのです。
勇気をもらいました。
こんなに勇気をもらっらのは、あのマイケルジャクソンの「THIS IS IT」以来。
ありがとう!!
★「まほろば」を取り戻そう------------------------------------------
ところで、あの森のふかふかの土壌は、熱田神宮の二十五丁橋の袂のふかふかを思い出しました。

熱田神宮27 二十五丁橋のふかふか posted by (C)Hide
【熱田神宮が見せてくれた「まほろば」】
古代は、日本全土があのような大地だったのかもしれません。
まさしく、まほろば。
けれど、『断腸の思いで国を譲ってもらった末裔である私たち現日本人は、国土を大切にしているでしょうか?』―つい先日書いたことが思い返されます。
『「国譲り祀られましし大神の 奇しき御業を偲びて止まず」
どのような思いで詠まれたことでしょうか・・・
美智子皇后の切なる思い、この国の政治への悲しい思い、その政治を選んでいる国民への思い、その根にある生き方、社会のあり方への思い―
「平け和す」ことへの祈りが迫りました。』
【「平け和す」大神(オオナムヂ)の奇しき御業とスサノオ幻想】
そして、寂れた大鳥大社で泣いていたヤマトタケルを思い出すのです。

大鳥大社10 泣いている日本武尊 posted by (C)Hide
【鳳凰が舞う大鳥大社】
ヤマトタケルが愛した、たたなづく青垣のうるわしい国は、どこへ行ってしまったのでしょうか。
人は仕方ないと言いながら、地球の破壊を続けていくのでしょうか。
そういう人類がうるわしき宇宙に出て行くことを、宇宙は許すでしょうか。
げにいらぬは原発。
開放定常系の大自然とは相容れない存在。
農家や酪農家にとって、大地こそがすべての源。
放射能は、その源を断ちました。
自殺された農家のことが忘れられません。
【原発で手足をちぎられた酪農家と原発利権の政治家】
泣いています。
スサノオもオオナムヂもヤマトタケルも美智子皇后も、
大地と海を奪われたすべての人も、
「まほろばを取り戻せ」と―
その取り戻し方を教えてくれたのが、木村秋則さんでした。
詳しくは、下記もご参照下さい。
・「すべては宇宙の采配」-農業維新の志士、木村秋則さんの思い
★まほろばを取り戻すために自分ができること--------------------------
まほろばと言えば、真智子のブログタイトルが「まほろば」。
昨日の記事にあじさい旅行の裏話が書かれていて面白いですが、その最後に、泣いてばかりじゃダメ、と原発に対して行動を起こしている人がいることが紹介されていました。
・紫陽花が見たい(だらだら日記)
「ざまあみやがれい!」という時事ブログを書かれている座間宮ガレイさんです。このタイトルについて下記のようにありました。
『「ざまあみやがれい!」は、忌野清志郎さんが匿名で活動した「The Timers(ザ・タイマーズ)」の1曲(FM東京をテレビでこき下ろした曲)の中の言葉です。動画の2曲目の最後、「ざまあみやがれい!」と言い捨てています。
表現を否定されても、表現で立ち向かう忌野清志郎氏に勇気をいただいて、このブログのタイトルにさせていただいています。
一見、誤解を招き、共感しにくいタイトルです。だから私はいつもこのタイトルでいいのだろうかと迷います。ですが、このブログは、忌野清志郎氏の「ざまあみやがれい」という言葉に触発されて、立ち上げたものなので、変えてしまうと大切なモノを失う気がして、なか なか変えられないのです。このブログの理念であり、エンジンだからなのです。
忌野清志郎さんのようにとはいきませんが、過激にそして真面目に気持ちと衝動が赴くままに書いていきます。』
動画を見ると、忌野清志郎が生放送のテレビをジャックしてFM東京の歌を歌った後、「ざまあみやがれい」と言ってますね~。メディアの圧力に屈しないその姿勢にはスカッとしました。
座間宮さんはその姿勢を受け継ぎ、ブログやYouTubeを使って事実を伝えていこうとされています。
・ざまあみやがれい!
・座間宮ガレイ - YouTube
私たちも、泣いてばかりいずに、事実を知る努力をしましょうよ。
国民挙げてのあれほどの反対がありながら、かつ電力需要も問題ないのに、なぜ原発再稼働を強行したのか? その裏には、「日米原子力協定」なるものがありました。そのカラクリが分かりやすく説明されています。これから選挙までの間、YouTubeにアップしていかれるそうです。
「①プルサーマル再稼働と協定の闇」は真智子のブログに掲載されていますので、こちらは、「②安倍内閣の原発輸出と協定の闇を暴く」をどうぞ。
*「奇跡のリンゴ」鑑賞裏話↓
・ご紹介:奇跡のリンゴと座間宮氏(④⑤⑥も追加)