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TPPの心理学的本質-人間が「情況の囚人」であることを利用する米国

2013/07/16(Tue) Category : TPP
多国籍大企業群が人の支配なんて考えなければ、こんなことに煩わされず、もっと自分のなすべき事に注力できるのに、と思うと支配したがるモンスターハラッサーに怒りが沸きますが、山本太郎さんなどは自分が好きな俳優業を脇に置いてまで政治に注力してくれているわけですからね。私も自分にできることで応援させていただきます。

まぁ、資本主義はエゴ(欲)の最大化を原動力として動いているわけですから、いずれはこうなったのかもしれません。共産主義が倒れたときに、実は資本も共産も出自は同じ「所有主義」自体が倒れたのだと思っていますが、歯止めを失った資本主義は暴走して、ついには「地球自体を所有する」所まで来てしまいました。市場という虚構の網をかぶせることでね。

さて、前々項の記事で、韓国は韓米FTAによって米国の経済的領土になってしまうという話がありました。
一方のアメリカも、NAFTAによって身動きできない状態が20年にわたって続いているという話がありました。
つまり、国自体が法によって縛られているということです。企業が国を縛っていることがよく分かります。では、企業がどのように国を利用しているのか、NAFTAを例に見てみましょう。



★アニメで見るNAFTA10年早わかり----------------------------------



1-------------------------------
NAFTA1

国際競争力をつけるにはコストを下げること→低賃金労働がほしいから貧しい国に工場を建てたいのが大企業の欲求。


2-------------------------------
NAFTA2

NAFTAによって、アメリカとメキシコは相互繁栄するよ、ともちかける。


3-------------------------------
NAFTA3

NAFTA発動直後に、米企業がメキシコに対してトウモロコシをダンピング
(国が助成金を出しているので原価割れ売りができるのです)


4-------------------------------
NAFTA4

当然メキシコでは農業をやめる者が多く現れ、その失業者を狙って米国の自動車会社がメキシコに進出。低賃金で雇用します。が、もちろん必要最低限の雇用です。


5-------------------------------
NAFTA5

米国では、メキシコに工場移転した分従業員が解雇され、その失業者達は割安な仕事へと吸収されていきます。割安な賃金に我慢せざるを得ないのは、メキシコにはさらに劣悪な労働者がいるからです。


6-------------------------------
NAFTA6

メキシコは、さらにEUとも自由貿易協定を結びます。つまり、アメリカとの間で起こったことがEUとの間でも起こるわけで、それを「レイプ」と表現していますね。


7-------------------------------
NAFTA7

結果、NAFTAによってアメリカとメキシコは相互繁栄するどころか、メキシコは120万人の失業者を産みだし、さらに・・


8-------------------------------
NAFTA8

難民500万人がアメリカに流入しました。それは地域の治安の悪化を招きます。

企業のやり方がよく分かりましたね。
自由貿易協定は、アメリカ国民にとっても、メキシコ国民にとっても、悲惨な結果を押しつけるものでした。唯一儲けたのは、大企業(穀物メジャーと自動車会社)だけでした。企業が国と国民を食い物にしていることが、よく分かったと思います。
さて、日本にTPPが導入されるとどうなるでしょうか↓


9-------------------------------
NAFTA9


ここで、“現実”を見てみましょう。
インドネシアに進出したナイキの例です。
(好きなブランドなら辛いでしょうが、なおさら事実を直視しましょう)




★ナイキ奴隷搾取工場 インドネシアが自由貿易協定を恐れる理由--------



1-------------------------------
TPP Indonesia1

ナイキが労働者に払っている賃金は、生存権を奪う賃金です。人権を奪っています。


2-------------------------------
TPP Indonesia2

村にはナイキ工場から靴底の廃棄物が送られてきて、そこで焼却されます。そこには発がん性物質も含まれており、その近くで子ども達は遊んでいます。要するに、ナイキにとって「村」自体が「ゴミ捨て場」なのです。


3-------------------------------
TPP Indonesia3

工場の従業員には、ジャーナリストに対する箝口令が敷かれました。


4-------------------------------
TPP Indonesia4

それだけではなく、警備員に尾行されるようになりました。取材も命がけです。清廉潔白ならば、箝口令も尾行も必要ないでしょうに。


5-------------------------------
TPP Indonesia5

実際に命がけです。独立組織を作ろうとした彼は、家を空っぽにされ、銃を突きつけられ、死の脅迫を受けて故郷に帰りました。


6-------------------------------
TPP Indonesia6

それでも立ち上がった女性がいました。
Dita Sariさんは、ついにデモを慣行。
しかし・・・


7-------------------------------
TPP Indonesia7

軍がとらえて労働者の前で見せしめに拷問されました。

取材したジャーナリストは言います。
「恐怖の文化が充満しているのです」

ナイキの労働者の75%が1年でやめて行くそうです。




★人間は情況の囚人(人間は環境の動物)である-----------------------

酷い話です。
けれど、なぜナイキがそうなってしまったのでしょうか?

私は、「監獄実験」を思い出しました。

片方に絶対権力という「立場」、
片方に閉塞された無力な「環境」を与えたとき、
普通の善良な大学生達が、もののみごとに「看守」と「囚人」そのものに変わっていったのです。

ただ“それだけ”のことなのに、その環境(情況)が「心」を変貌させたのです。 スタンフォード大学で行われたこの心理学実験は、「人間は情況の囚人」であることを証明しました。


これは、身近な例でいえば、DV夫と逃げ出せない妻の関係も当てはまりますね。結婚は、夫に権力者という「立場」を、妻に主婦という閉塞「環境」を与えます。こうなったときに、 ある日突然夫の暴力が始まるのです。


そして、アメリカはこの手法を、交渉の頭っから使ってきますね。
まず武力という絶対的権力(立場)を持っている。そのアメリカが相手国を呼びつけて密室という「環境」で交渉を進めるわけです。最初から「看守」と「囚人」の関係に落とし込まれて交渉するわけですから、アメリカの言うとおりの結論に導かれるのも当然でしょう。

ご参考までに、下記記事もお読み下さい。
足利事件―虚偽自白だれにも起きる監獄社会

誰しも虚偽自白があり得ることが分かると思います。
そして、このようになされた自白は撤回されるべきでしょう。

ですから、このように秘密裏になされた貿易交渉も「正当性を持たない」と拒絶できると思います。


TPPは大企業に絶対的権力(立場)を与えます。
一方、労働者は国が守ろうにも守れない「環境」に置かれます。つまり、TPP下では労働者は自動的に「囚人」になってしまうのです。

そして、スタンフォードの「看守」役の大学生達が、いともたやすく「囚人」役の学生達を非人間的に扱うようになったように、ナイキの社員もインドネシアの工場労働者を囚人のように扱ったのではないでしょうか。


ナイキの方、目を覚まして下さい。

アメリカを操る勢力は、心理学を悪用するのに長けています。ご注意を↓
「心理テスト」型チェーンメールを分析する




★ドキュメンタリー「宮下公園」-----------------------------------

さて、次は日本の事例です。
上記の「人間は環境の動物である」ことを念頭に置きながら、企業が公共の空間を“買う”事の意味を考えて欲しいと思います。同時に、行政にある方は、自分たちが守るべきものこそが「環境」であることを真に理解して欲しいと思います。

例えば、企業利益に押されて鉄道の軌道を無理にねじ曲げた結果、「魔のカーブ」が生まれ、結局そこで「JR福知山線脱線事故」と言われる大惨事が起きました。あの時、行政は軌道の改悪を断固として認めてはいけなかったのです。詳しくは下記をどうぞ。
第1部 事故の構造的要因 (3)事故現場の軌道

さて、せっかくのドキュメンタリーですので、「事実」を眺めてみて下さい。いろいろな立場の方がいらっしゃいます。なお、メモは必要最低限にしてあります。


1-------------------------------



2-------------------------------



3-------------------------------


ナイキについて
80年代後半に労働搾取(低賃金、徹夜労働)があることが報道される
90年代に欧米消費者も反対キャンペーン
97年に反ナイキが13カ国に広がる


4-------------------------------


多様性のある公園の顔が一面化、単一価値化していくことの危機
公共空間がなくなれば都市は窒息する


5-------------------------------


ナイキの利益のために民主主義を壊していることに気づいて欲しい。






*TPPの恩恵を被っている企業は、このように心が蝕まれていきます。
ナイキ・インドネシアが狂っていたのではありません。
TPPがナイキ本体からモラル(人の心)を奪い、それが露骨に現れたのがナイキ・インドネシアだっただけのこと。

TPPという麻薬は、まるで神経毒のように企業を内側から蝕んでいきます。侵された人は、いかに自分が非人道的なことをしていても、その結果死人が出る結果になっても、他人事になってしまうでしょう。なぜなら、自分が自分の心を「他人事」にしてしまっているからです。

TPPに参加している600の企業の皆さん。


目を覚まして下さい。


目覚めた後の心の苦しみは、身を裂かれるようなものだと思います。

でも、目を覚まして下さい。



私達は、おカネのために生まれてきたのではありません。

魂の成長のために、この地球に生まれてきたのです。

あなたがやっていることは、あなたの魂を成長させていますか?



もう、目を覚まして下さい。



人としての生を生きるために。





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アメリカという国は自分も他人も 厳しい掟とロビーで裁きまくり 何がなんだかわからなくなっているのです 人を裁くな自分が裁かれないためである。

 
    
 
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