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アメリカ医療のデストピア的現実を輸出するTPP

2013/07/17(Wed) Category : TPP
TPPがアメリカの法制度の押しつけであることを見てきましたが、ならば、世界はアメリカ化していくことになります。それは、アメリカ的状況=『貧富の差が非常に大きく、健康保険や社会福祉が欠乏し、政治やメディアが機能していない』社会になると言うことですが、それは、どういう“現実”なのか。

まず、社会の安定及び安心の根底を支える医療現場を見てみましょう。これを見て、本当にあなたはTPPに賛成するのかどうか、お考え下さい。



★「貧乏人は死ね」というアメリカ医療破綻の現実-------------------



米国では、家族4人が1年間で払う医療費が医療保険に入っていてさえも約200万円(2011年)かかるそうです。月16万円ですよ!家族一人月4万円です!!ベラボーですね~。まるで医療費のために働いているようなものです。

米国人の個人破産の60%は医療費破産だそうです。あったり前ですね~。
なぜなら医療保険は働いていなければ入れない
→病気になったら働けない上に、医療負担が高額になる
→貯蓄は瞬く間に消え、自己破産することになるのです。

にもかかわらず、全米の年間医療費は280兆円!
GDPで言えば第6位になるくらいの産業、いえ“国家”です。

これだけのお金を使っていながら、下記はいずれも世界ワースト1です。
乳幼児死亡率、外傷、未成年の妊娠、性病、ドラッグ死亡率、肥満・糖尿病、心臓血管病、喘息・肺疾患、脳梗塞、神経疾患、麻痺・障害・・・
そして、平均寿命も男性75歳で先進国中ワースト1。(女性は80歳)

おわかりでしょうか?・・・
言い換えましょう。

アメリカの医薬品産業は280兆の稼ぎがあります。
医薬品産業のサービスを購入しているのは、上記のワーストに入る方々。自己破産するまでお金を支払ってくれるよい顧客です。

民営化するとはこういうことなのです。

医療が企業となってしまった場合、どの業界もやることは同じ。顧客の開拓と維持拡大ですね。医療業界は病気と病人を作りだし、それを維持拡大していかなければなりません。

つまりは、健康になってはいけない、どころか病人になるように仕向けられているのです。食生活が健康の70%を作りますから、食品添加物、遺伝子組み換え食品、腐らないマックバーガー、なんでもござれです。

食品産業の繁栄と医療業界の繁栄が見事にマッチしているわけですね。


アメリカ在住の司会者が、「町中歩いていて人が不健康」「貧しい人々は極端に肥満」「アメリカはあらゆる所で分断されている」と言っているのがリアルでした。

この酷い社会(カネに目のくらんだ大企業にとってはユートピア、その実態は人が家畜化されているデストピア)をTPP他で世界中に“輸出”しようとしているわけです。


これは大げさな陰謀論でも何でもなく、すぐお隣にある「現実」です。
下記ドキュメンタリーは、そのあまりの希望の無さに、見ていてとても暗く、悲しくなりました。

けれど、この現実が近未来に日本の現実となるかもしれません。
そうさせないために、多くの人にこの現実を直視して欲しいのです。
読むだけでも、しっかりと読んで下さい。



★4700万人の健康保険無き人々 1/8 ---------------------------------



米国で医療保険のない人は4700万人。
「カネか命か」を迫られる“作られた現実”の中で、医療を受けられずに死ぬ人々が沢山います。カネを搾り取られるだけ搾り取られた後、社会から切り捨てられた人々です。

年間2兆ドルの医療費→「これだけあれば、全国民を救えるはず」と医師は言います。
「先進国で国民皆保険がないのはアメリカだけです」
「病人には死んでもらった方がいいといっているようなものです」
「人の命の尊さに優劣はないはず」

そのように葛藤し、憤りを隠す米市民の元に届くのは、容赦なき請求書。
「請求書だらけだ。呆れるよ。」


<ヘクター①>----------------------------
働き者だが糖尿病の持病をもつヘクターさんは、細菌感染から足に壊疽ができました。休業中はかろうじて障害者年金で暮らしていますが、ある一定期間に会社復帰しなければ、解雇されます。それは自動的に医療保険を失うことを意味しています。

医者は治る見込みがあるので半年様子を見ようと言いますが、それを待っていると職を失います。医療保険を維持するためには、足を切断して義足に変え、期限までに仕事に復帰するしかありません。

そこで彼は、医師の勧めを無視して切断を選択します。
しかしそれは、とてもリスクの高い選択でした。
手術中に他の病気を併発したら保険で払ってはくれません。
また、再手術になった場合、保険が適用されないのです。


<ジョーとデール①>----------------------------
病気と診断されたとたんに解雇されたジョー。
医療保険が打ち切られたため、必要な薬ももらえません。
「もう、うんざりだ。年金をもらうには若すぎる。わずかに収入があるから生活保護も受けられない。医療費が5、6万ドルもかかるのに」

ジョーは、生きる意欲をなくしていきます。(次の動画へ続く)




★4700万人の健康保険無き人々 2/8 ---------------------------------



自分で注射を打つジョー。針は使い回し。
「医療費を切り詰めるなんてロシアンルーレットのようなもの」

「また請求書か・・・」
「取り立てはもう沢山」

保険非加入者への請求額は加入者の2.5倍です。


<カレン①>----------------------------
下腹部に痛みを感じたときから癌を疑っていた。が、
保険に入ってなかったため診察拒否(医師が診てくれない)

困り果てて癌協会に相談。診てくれる先生がいたときは信じられなかった。→そして、癌と診断された(もっと早く診断できていれば)

次のハードルはお金。
手術のために資金を提供できる人に片っ端から逢う

「医療保険を続けるために働いてきました」
「呼吸器系の病気にかかり、やめざるを得ませんでした。それで保険も失ったんです」

「結婚して30年、ずっと働きづめでした」
「夫は、私が保険に入っていられないのは自分の稼ぎのせいだと思っているようですが、そうじゃありません。今のアメリカの雇用に問題があるんです」

夫は商社で働く傍ら、団地の管理人もしている。
妻が病気になって、わずかな貯金は瞬く間に底をついた。


<カルロス①>----------------------------
背骨が曲がる奇病→痛むが病院に行けない。身長は15年で18cm縮んだ。
フランス料理店のシェフをしている(年収は約450万円)。
保険料分を生活費に回すようになって、背中の痛みは鎮痛剤を飲んで誤魔化していたが、その薬の副作用で胃が出血していた。(続く)




★4700万人の健康保険無き人々 3/8 ---------------------------------



カルロスは医学生が無料で診察をしている「ヘルス・フェア」に行く。
カルロスは重度の貧血になっていた。
医師に病院に行かなければ死ぬと言われて、初めて恐怖を感じた。


<ヘクター②>----------------------------
職場復帰のため、足切断の決意までしたヘクターは、結局回復が遅く、職場復帰が遅れたため解雇。医療保険を失った。

医療費の請求書は貯まっており、家主からも警告がきている。

義足を初めて付けて訓練を始めたヘクターが言った言葉が、
「いつ面接にいけるかな」

「今まで社会保障など頼ったことがないのに、いざ必要になったらどこも門前払いです。どこに相談してもことごとく断られました」

休業損失1300億ドル→非加入者の医療を賄う費用を超えている




★4700万人の健康保険無き人々 4/8 ---------------------------------



<カレン②>----------------------------
「ある癌専門医はおかしいと気づいていながら、検査を避けたんです」
「保険に入っていれば、もっと早く診察してもらえたでしょう。第三期まで進行していなかったかもしれません。」
「誰でも検査や診療を受けられる制度があれば、患者はこんな辛い思いをしなくてすむはずです。苦しむ人は減らせます」

手術後、薬代だけで月約25万円かかります。
保険医に入っていれば約5000円ですみます!
メキシコでは約500円!!

夢のマイホームのためのお金も老後用のお金もすべて消えていく。


<ジョーとデール②>----------------------------
処方した薬を飲めば治るという医師→←薬を買う金がないというジョー
入院とは、突然莫大な借金を背負うようなもの。

「薬が買えなくて死んでいく人がいる一人に夫をしたくありません」
「到底払えない請求書が山のように来ています」

ついに歩けなくなったジョーは、介護施設に移された。
「1週間で約15万円になるわ。そこに食事代や診察料、薬代は含まれていないのよ」
「すべて私が悪いんだ」と自分を責めるジョー




★4700万人の健康保険無き人々 5/8 ---------------------------------



<カルロス②>----------------------------
カルロスは、ついに、従兄弟がいるメキシコの医者に救いを求める。
手術を受けて1ヶ月入院するのにかかる費用は400万円。
「痛みはなくなると言ってくれて希望が持てました」

アメリカとメキシコであべこべ
「お金や財産がないから? 理由はたったそれだけ?」

「お金がなければ治療を受けずに死ぬなんて・・・」

年間31万人のカリフォルニアの住人がメキシコへ行くそうです。



<ヘクター③>----------------------------
ヘクターは医療保険を維持するために足を切断し義足にした。
ところが、その義足の請求(約90万円)まで負うことになった。
過去に遡って保険適用を除外されたためらしい。
ヘクターは納得できない。保険会社のOKが出たから義足を作ったはずなのに。
「悪夢を見ているようだ」(続く)




★4700万人の健康保険無き人々 6/8 ---------------------------------



その義足も折れ、応急処置。
家を追われ、モーテル住まいとなった。
倉庫の管理人として1日14、5時間働くようになる。


<カレン③>----------------------------
カレンはメディケイド(低所得者医療保険)の受給資格を認められたが、障害者年金を受け取るようになるとメディケイドを失った。
障害者年金の受給者は、最初の2年間はメディケア(障害者医療保険)をもらえない。つまり・・

「待ち時間の2年間は見放された状態です。メディケアに加入させないまま、死ぬのを待っているんじゃないでしょうか。だから2年間もまたせるんです」

その苦しむカレンに電話
「578ドル8セントをすみやかにお支払い下さい」
「毎月20ドル以上は無理です」
「そんな少ない金額では認められません」
 ↓
「癌センターはとうとう取り立て業者に集金を依頼しました」
「気が休まらなくなって、電話を止めました」

「卵巣と卵管の除去手術の費用です。左右別々に請求されています」

「どうやったらこの状況でまともに暮らせるのか、教えてもらいたいですよ」
「髪をかきむしりたいけど髪もない。これ以上耐えられない。どうかなりそう」




★4700万人の健康保険無き人々 7/8 ---------------------------------



<ジョーとデール③>----------------------------
ジョーは転倒し脊椎損傷。身動きできなくなる。
「結婚して20年の今こそ人生で最良の時のはずなのに、2人の時間を楽しむこともできない」
「世界で一番裕福な国なのに、最低の貧乏生活よ」
「夫は勤勉で税金を払ってきたのに割に合わないわ」

「もう終わりだ」

亡くなる2日前メディケイド(低所得者医療保険)の受給資格を認められたが、後の祭りでした。

「この国では医療保険に入っていなければ、命を犠牲にすることになるんです」


<カルロス③>----------------------------
400万円の手術代を工面できず、断念。
「この国では医療に格差を設けています。支払い能力によって受けられる医療が異なるんです」(続く)
 



★4700万人の健康保険無き人々 8/8 ---------------------------------



カルロスはこのドキュメンタリーのお陰で注目を集め、大学病院に協力者も現れ、無料で手術を受けることができることになった(2、3000万円かかる)。そして、死亡確率10%の難手術が挙行された。保険に入っていれば、これほど酷くなる前に処置することができたでしょう。






★輪の中をグルグルと死ぬまで走り続けるハムスター------------------

いかがだったでしょうか。
ごく普通のアメリカ人から伝わってくるのは、とても暗く重たい波動。
奥深くに理不尽への強い怒りを隠し、やりきれなさとあきらめと深い悲しみを漂わせながら、無力感に打ちのめされています。

アメリカって、こんなにも希望なき監獄社会だったのか、と驚きを禁じ得ませんでした。彼らの目が忘れられません・・・


死ぬまでグルグルと輪の中を走らさられているハムスターの映像が浮かびました。そのハムスターは、1日の大半を企業という輪の中でグルグルと過ごし、与えられる飲み水には大量の薬品が入っており、餌は遺伝子組み換え食品です。

ある種の向精神薬には太る作用がありますが、米国人達の異様な肥満の裏には、人知れず薬を“処方”されている事実があるのかもしれません。そして、遺伝子組み換え食品は様々な病気を量産します。

ハムスターは、病気になる食べ物を得るために食品業界に金を払い、病気になったら、今度は薬を買うために医薬品業界に金を払います。そのお金を得るために、死ぬまで企業という輪の中で走り続けるのです。

下記をご覧下さい。
薬漬けのアメリカ人と、若者の自殺者が増えている日本

やりきれません。




★「監獄国家」デストピア・アメリカ--------------------------------

米国社会の構造が見えたのではないでしょうか。

自由主義という呪縛に縛られた米国は、タテマエでは国民皆保険は社会主義的だと否定しています。けれど、ホンネでは米国市民は国民皆保険を望んでいます。

国に望むのは当たり前でしょう。安心して人生を送るために国家というものを作り、お金を出し合って困った人を助けるという仕組みを発明したわけですから。

では誰が、国民皆保険に抵抗しているのか?
上記米国市民の過酷な現実を通して、それが透けて見えてきますね。

抵抗勢力は個人ではなく企業です。


国が医療保険を持つ代わりに企業が持っています。
そして、医療保険の有無によるあの信じられない格差、そして容赦なき冷酷さを見れば、誰しもが身の安全のために何らかの企業に入りたいと願うでしょう。

医療保険があれば天国、なければ、医師の診断を受けられないどころか、誰にも見向きもされず門前払いされる地獄に突き落とされることになりますので、その保険を握る企業は絶対的な立場を得ることができます。

医療を支配すると言うことは、生老病死―人が生きてから死ぬまで―つまり、人の人生を支配すると言うことです。

つまり、米国における医療保険とは「生存権」そのもの。その生存権は、全国民に等しく認められているわけではなく、企業に入ることで買わなければならないのです。言い換えれば、企業が国民の生存権を握っているのです。

となると、企業は個人の生殺与奪の権を握る「神の立場」を得ることになります。一方で、個人は企業に逆らうことを許されない「無力な環境」に置かれることになります。


はい、前記事で書いた「監獄実験」の世界が、実は米国全体を覆い尽くしていることが分かりますね。このような社会環境の中では、人々がごく自然に「看守」と「囚人」に分かれていくことでしょう。

改めて「米国社会の急激な劣化を証明する19の調査結果」のことがよく分かります。

・米国人の56%が、政府が個人の通話記録を追跡してもやむをえないと思っている
・米国人の1/3が、体腔検査(肛門まで)を進んで受ける
・米国人の51%が、対テロのためには自由を放棄せざるを得ないと思っている

上記の事柄は、まるで「囚人根性」ではないでしょうか。人としての誇り、尊厳はどこに行ってしまったのでしょう。

「1%が99%を支配する」とは、単なるスローガンではありません。
それは、看守(企業)が囚人(個人)を支配する「現実」を示しています。その現実を作り出している根底にあるのが、企業が握っている医療保険だということが、よくわかったのではないでしょうか。

TPPに参加すれば、『『TPPがなぜダメなのか』-体験国からの警告1』で、ピーター・メイバードック氏や宋基昊氏が述べていたように、世界に冠たる国民皆保険は崩壊します。


あなたは、この地獄を受け入れますか?




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