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「医師不足」にも見られる現代のいびつ

2006/06/03(Sat) Category : 世相・社会
『この国は誰をどこまで守ろうとしているのか』
『本当に困ってる人を救えなくなったら、税金払う意味なんてあるのかな?』-マイミクのKITさんの日記のコメントに書かれていた言葉。

行政にいる方々さえもが、そう悩んでいる…。


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昨夜見たNHKスペシャルの「医師不足」の1シーンを思い出す。

小児科医だった父親は、自分が高2の時に過労で亡くなった。医師を目指していたが、「父親を殺した科」として小児科は憎んだ。

…が、実際に医学部で学び、「子供には将来がある」という教授の言葉に感動し、インターンとして子供に触れる内、他にやる人がいないのならば自分がやるしかない、と父親と同じ道を歩むことを決意する。

その女性が涙ながらに話す場面を、私も目を真っ赤にして見ていた。
小児外科を目指す男子学生も、自分が生まれるときに救われたからだという。

このように強い思いのある人しか耐えられない労働環境とは、一体何なのか?
そして、そのような人におんぶに抱っこした挙げ句、そういう人たちが倒れていくことを放置している国のあり方とはなんだ。


一方で、百億単位の金を明確な目的もないままに動かそうとしている一担当者を野放しにしている組織もある(よくある話だが…)。
行政から民間まで、無駄なお金がドブに捨てられ続けている。

その無駄なお金を、たとえば産婦人科や小児科医をきちんと地域に配備することに使うことが、安心して住むことのできるインフラを整える国のやるべきことだろう。


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お金は血液だ。
血液は大動脈だろうが毛細血管だろうが、全身にくまなく循環するからこそ、身体が健全でいられる。

しかし、その流れを民間だの市場だのに任せた結果、当然毛細血管には流れなくなり、大動脈に集中する。
血液が流れないところは壊死し、大動脈の血は淀み腐敗し始める。

やがて、全身が動かなくなる。

先ず、壊死を起こしかけているところから「手当」していかなければ…。それが、この国(身体)を守ることだろう。

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先人達が特攻までして

戦後も国の最高法規を、国民の福利を国家の最高絶対の目的とするよう命じる法である憲法とすることを敵に認めさせたのが、
日本人の「われらとわれらの子孫のため」の法と前文に明記された日本国憲法。

あれだけの大戦争をやってのけて負けた大国の国民が、戦後も憲法を最高法規とすることを許される条件で降伏を許され、
国民が所有する美術品刀剣類迄没収されて完全武装解除された状態で戦争状態継続を強いられていた過酷な状況下でも、条件を敵に守らせて、国の最高法規を憲法とし続けることを敵に許可して貰えて講和出来たのは驚嘆すべきこと。

その敗北の中でも、日本人が「われらとわれらのための」法を最高法規とする日本人の権利だけは守り抜いたことを示す先人達の戦果である日本国憲法を些細な文言に囚われて蔑ろにする人々、

その自国の最高法規を憲法とする権利を守り抜くために国民が自国のために払う犠牲と努力をおとしめ侮蔑する、戦争中の敵国の国民に対して投げつけるのも恥ずかしい戦争プロパガンダを、最高法規を憲法とする権利を守り抜いて平和を得た後も、自国の先人達に投げつける人達。

その狭間で役所は、誰の利益のためか誰の思想信条の満足のためか、国民にも政治家にも判別が難しい法や制度を、政治家に立法させて運用することが出来てしまっています。

それが積み重なれば、国民の福利のための最高法規の下にある法と制度に基づき資格を得た人々が、資格を活用して最高法規の目的である国民の福利のために奉仕することが阻害され、不利益や犠牲を強いられることになって行きます。

この国の最高法規もその下にあるあらゆる法も、法の下にある制度も、日本人の「われらとわれらの子孫のため」の法であり制度であり、その限りにおいて効力を有することが出来る法であり制度であることの意義を、日本人は噛み締め、主張して欲しい。

 
    
 
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