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「土浦連続殺傷事件」―9,認めてもらうためには存在してはならない

2013/08/06(Tue) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【土浦連続殺傷事件】

★1)『そこにあるのにどこにもない』-------------------------------

ここにおかしなことが生じます。
・母親に認めてもらうためには、コミュニケーションしてはいけない。→つまり、人とつながるなと言うことです。
・母親に認めてもらうためには、気持ちを言ってはならない。

人とつながってはならず、気持ちも言ってはならない。
気持ちとは自分の存在の本体ですから、つまりこういうことになります
 ↓
「母親に自分という存在を認めてもらうためには、存在してはならない」


究極のパラドックスですね。
親の不安を埋めるために(子宮の壁として)、
“形”として存在しなければいけないが、
“心”が存在してはいけないのです。


そのことが、下記の詩に現れているように思います。

弁護人 「(金川被告の)手書きの詩のようなものがあります。タイトルは『そこにあるのにどこにもない』で名前は秋月彩人と久遠○○(よく聞き取れず)とあります。先生はこれを読まれましたか?」
鑑定医「…」
弁護人「何のために書いたのでしょうね」
鑑定医「自己表現のためでしょう。プライド持ってるからね…」


子は親の鏡。
『そこにあるのにどこにもない』のは、金川真大の姿であると同時に、
“形”はあれど“心”はないロボットのごとき両親の姿でもあったのではないでしょうか。




★2)『目がつり上がって、悪魔そのもの』---------------------------

「母親に自分という存在を認めてもらうためには、存在してはならない」
―この究極のパラドックスを生きざるを得なかった真大。彼がどれほど自分の存在を認めて欲しかったかが分かる鑑定医の話があります。

鑑定医 「自分の思い通りにならないことがあったとき、目尻がつりあがりました。それを見ると、『なるほど』と思いました」
弁護人 「何に対して、怒っていると思いますか?」
鑑定医 「自分の思いが満たされない感情があるのでしょうね。特別にはからってもらいたいという気持ちがあるのでは」
弁護人 「自分の感情を押さえ込むのは、なぜだと思いますか。何か重大なできごとがあったと思いますか?」
鑑定医 「これは難しい。幼少時に問題があったぐらいです」


裁判官 「被告が怒ったような話をしていましたが、具体的にどういうことですか?」
鑑定医 「鑑定(期間)は3カ月の約束で、被告は終わったと思ったところで延期になり、そしたら怒っちゃって…」
鑑定医 「初めてにらまれて、怒りを見ました。これは(鑑定を)長くやっていてよかったこと。自分の意見が拒絶されたというより、存在が拒絶されたと受け取ったのだろう。それはすさまじいものがありました。目がつり上がって、悪魔そのもの。演技を超えた迫真でした」


『存在が拒絶されたと受け取ったのだろう。それはすさまじいものがありました。目がつり上がって、悪魔そのもの』―鑑定医はそう言っています。

ディスカウント(人として見なさないこと)され続けている人間は、もうこれ以上傷ついたら自分が人間でいられなくなってしまう…そういうギリギリのところで生きています。すると、もう髪の毛一筋ほどのニュアンスであっても、そこに自分がないがしろにされたというニュアンスを感じたとき、大爆発を起こすのです。
「キレる大人」の心理(1)-定年退職後、突然キレだした理由


鑑定医のエピソードは、自分をディスカウントし続けてきた親への憎しみがいかに深かったかを物語っているように思います。そして、それは『悪魔そのもの』にいたる憎しみ―殺意につながるものでした。

その殺意を本人が認識でき、「死ね」とか「殺す」とか口にできていれば、事態は変わったかもしれません。けれど、それを本人が認識できませんでした。なぜなら、その殺意の対象は母親(神)だったからです。このことが、妹への殺意に転化し、「誰でもいい」に転化していくのです。








*透明人間→『自分が自分を透明にしているのです』↓
「土浦両親姉惨殺事件」―7,殺害方法に現れた「思い」
加藤智大容疑者の心の闇(2)-絶対零度の孤独






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>記事を読みながら、《すごく、よくわかる》と思いました。
>ここ数日の記事を読んで、自分に重ね合わせて過去を見て、泣いている自分がいます。
>揺さぶられ、しんどくても、自分のことが解るのはすごく嬉しいから、思わず記事を読んでしまいます。


 
    
 
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