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「土浦連続殺傷事件」―19,ストローク飢餓と存在の“認知”

2013/08/26(Mon) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【土浦連続殺傷事件】

★1)携帯に残る「人生脚本の完成」--------------------------------

真大は、ついに殺人を犯します。
その時もマウンテンバイクを放置したり、血痕の着いた衣類を部屋に置いたりと、証拠を残し続けます。自分の存在証明であると同時に、誰かに止めて欲しいのでしょう。

さらには、わざわざ家にもう1台携帯電話を残しておき、そこに複数のメールを送信しているのです。ここに彼の深層心理が表れている気がします。

「気持ちを言わず、人とつながらず、子宮の壁として生きる」人生脚本。
でも、彼はコミュニケーションを取りたいのです。誰と?

母親です。

でも、「母親に自分という存在を認めてもらうためには、存在してはならない」のです。母親と筆談する妹に憎しみが湧くくらい、脳内母親の命令に忠実に生きています。

だから、母の携帯に直接メールを送るのではなく、家に置いたもう一つの携帯電話とコミュニケーションを取ったのではないでしょうか。真大は死ぬつもりですから、真大が死んだ後はその携帯が残ることになりますね。
まさに、携帯という「形」のみが残ることになります。

“心”はなく“形”のみ―「人生脚本の完成」です。


その携帯を見れば、「おれが神だ」と書いてあります。
これは、脳内母親への言い訳ですね。脳内母親(神)に忠誠を尽くしている人生脚本を終わらせるわけですから、それを終わらせる権限を自分も持たなければなりません。脳内母親(神)に負けないための権威を持つための宣言―それが、「おれが神だ」と宣言することでした。

だからその後、書くことができたのです。
「おれも自分を終わりにしたい」。

それでも、「終わりにする」ではなく「終わりにしたい」です。もしかすると、「お母さん、ぼくはこの辛い脚本人生を終わりにしたいんだけど、いいよね?」と許可を求めていたのかもしれません。


さらに、自分の人生脚本(母親のための役割人生)を終わらせることは、母親一神教の戒律から解き放たれた自由な人生への旅立ちです。死後の世界は魔法によって母親を守ることができるファンタジーの世界―そこでは、神(母親)と一体化できます。それも含めて、「おれが神」なのかもしれません。


そして、残された文を見れば、真大が犯人だと分かるでしょう。
真大は、母親に気づいて欲しかったのだと思います。
自分がどれほど母親を求めていたのかを―




★2)母親に存在を認知させるための殺人----------------------------

真大は、母親に存在を認知されないままに死ぬわけにはいかなかったのです。ここまで心理的にネグレクト(無視)されていると、「存在の承認」というよりも、「存在の認知」と言う方がより適切な気がします.
(→認知=外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程)

「土浦両親姉惨殺事件」の飯嶋勝が、母親を殺すとき『母親の左手をひっぱり、包丁を見せたあと頸部と頭部を刺して殺害』したのと同じです。勝は、「あなたを殺すのはあなたの子どもである、この自分だ」ということを親の目に焼き付けて殺しました。

「秋葉原通り魔事件」の加藤智大は、『彼女がいない それが全ての元凶』と言いました。それは、『母親がいない それが全ての元凶』の言い換えと私は見なしています。そして、自分の存在を母親に認知させるために、『夢…ワイドショー独占』―そのために殺人をしました。
加藤智大容疑者の心の闇(10)-ストローク飢餓の殺人ゲーム

真大もまた、自分という存在がやっているのだと言うことを、しかもそれは、母親のための人生脚本の成就に向けてやっていることを、母親に知らしめたかったのだと思います。

真大は、智大と自分は違うと言っていましたが、二人とも同じ。
母親に、自分の存在を「認知」してもらいたかったのです。


ですから、恐らく捜索に入った警察が携帯を見つけ、その携帯を見た母親からメールが届いたとき、真大は初めて“コミュニケーション”をしたのかもしれません。そして、「自分が犯人だ」と返信したとき、彼は初めて、母親に自分の存在を“主張”したのかもしれません。


息子の存在を無視し続けた母親は、
息子が犯人(存在してはならない存在)になって初めて
その存在を認めることになったのでした。



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Comment

 

とにかく、母から否定ばかりされていたから、ネガティブな信念を外すセラピーを結構受けて、大丈夫だと思っていたのに、やっぱり色々上手くいかなくて。

あ~、私の馬鹿馬鹿。貰えるはずのない何かが欲しくて、親に執着しているからこういうことになっているのかも。
ネガティブな信念以前の問題のような…。

 
    
 
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