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車買い換え―18年間ありがとう

2013/12/10(Tue) Category : 家族小景
★娘の一言--------------------------------------------------------

娘が「来年消費税が上がるから、車買い換えるなら今のうちだよ」と言ったのが耳に残っていた。

乗りつぶすつもりでいたので、車検もばっちりだし、災害に備えてガソリンはいつも満タン。それに、18年も乗ってるけど、まだ3万キロも走っていない。1ヶ月に換算すると140キロも走っていない。つまりは、ほぼ週末ショッピング程度の乗り方しかしていなかったわけだ。

(後で中古車店に訊いてわかったことだが、大体年1万キロを目安にしているそうだ。また10万キロをめどにエンジン内部のタイミングベルトを交換しなければならないそうで、その前に車を買い換える人も多いようだ。でも、走行距離少ないからかエンジン全然大丈夫だけどね)


それでも、駿東に住んでいた頃は伊豆半島を回ったり富士へ行ったり、高山まで車で帰ったこともあったし、高速も突っ走った。スプリンターという名前の通り、ほんとによく走ってくれた車だった。

それに自分の思い通りに加速できるあのクラッチ操作が好きだった。
グリーンの色も、今時少くなったあの形も。




★妻に引かれて税法講習会で----------------------------------------

けれど、真智子に連れられて税法改正の講習会に行った際、消費税が5%→8%→10%と上がることがわかって・・・え?1割も税金で持って行かれるの?!と思った(官僚が政治を動かしていることがよくわかる。それに、人々が自律に向かう方に血税が使われるのなら文句はないけれど・・・そうじゃないからね)。

その時思い浮かんだのが、色がはげ始めている車体のルーフ。そう、ルーフの一部が色落ちし始めていて銀色の地金が見えている部分がある。そうか、カラフルに見えるけど、車って金属なんだよなぁと言うことがわかる。おまけに、ドア枠のゴムパッキンは経年劣化で固くなって、ボロボロと切れている・・・。

もう、18年だもんなぁ・・・。
当時幼かった子供たちが、もう大人になっているんだもんなぁ。
そりゃ年取るよなぁ。

「うちの車は鍵を差し込んで開けるんだよ」と言うと、「え~!電子キーロックじゃないの?!」と驚かれたという娘の言葉を思い出す。娘が嫁に行く頃に、この車じゃちょっと肩身が狭いかもね―と、いろいろと思いがよぎった。

娘が言った一言―ある日、仕事から帰って来た時にポロッと言った冒頭の一言が、「あぁこれは何かのサインかもな~」と思った。

そして、税務署を出る頃には、もう車の買い換えを考えていた。
出かけるときには露ほども考えていなかったのに、わずか2,3時間で税務署を出る頃には車を買うことをほぼ決意して、そのことを妻に話している―もしかすると、このために私は今日ここへ来たのかもな~、と思った。




★その夜---------------------------------------------------------

その夜、ネットで検索。頭の隅に妻や娘も乗るだろうなぁという思いがあったので、軽にするかコンパクトカーにするか。でも、やはり高速は走るだろうなぁと、コンパクトカーにすることに。

中古自動車で検索して価格コムを見つける。動向を知るのにいいので見てみると、ホンダのフィットが人気あるんだなぁとわかる。しばしフィットについてのレビューを眺め、競合他社の(ヴィッツ他)レビューも眺め、フィットにすることに決定。

次に、価格コムに中古車販売店の探し方というのがあったので、まずは居住する都道府県の中古車販売店を探すんだな、とコンパクトカー>フィット>千葉>と来て、価格帯で70万円以下で絞り込んだ。

というのも、70万円を超えると、ならば新車という線も見え始めるので、新車にしないための割り切り価格線だ。それでも170件ほど出てくる。さらに、走行距離5万キロ以下にすると80件になった。

次は中古車選びの記事で見たことを元に絞る。
修復歴なしのガソリン車で60件。この時点でマニュアルを条件に付け加えると0。なので、マニュアルはあきらめることに。

さらに、タバコの匂いは沁みて抜けないので、禁煙車。すると、10件に。ここまでくると、価格帯は似たり寄ったり。

あとはワンオーナーか、車検や保証はあるのか、などを見つつ、色や形を見比べていく。魅力的な装備のものもあったんだけど、日々使うものだからデザインは大事。最後の決め手は色―レッド(赤)。

他はブラック、グレー、シルバー、ホワイト、ブルーと、地味系。悪くないけど、冒険がないよね。今回車買い換えに導いてくれたのは、娘と妻の二人の女神だからさ、やっぱり赤!

赤は女性を守る色でもあるしね。
妻の誕生石もルビーの赤。
妻に最初に買ったマックもiMacのルビーだった。

おや、懐かしいね(↓)


というわけで、これに決定!と、販売店を調べたら隣の隣の市だった。




★翌日-------------------------------------------------------------

翌朝9:00に販売店に電話。
その日の夕方にお伺いすることを告げる。

そして、真智子と二人で現地へ。

いやぁ、綺麗な車でした(というか新品同様)。
丁寧に乗られているなぁと思ったら、女性の持ち主。もう車を使うことがなくなったから売られたそうで、「サイトには今月アップしたばかり」だったという。その前に検討していても、もう少し後でも出逢っていなかったわけで、ご縁ですね~。

店主さんも気さくでいい方。自ら運転してその辺をぐるっと走り、乗り心地を確認させてくれた。きびきびと動く感じ。もう即決でした。

私の場合、思い立って動き出すときは既に方向性が決まっているので、それに合致した物を見つけるのは早いし、偶然が重なる。今住んでいるアパートも、「つい1週間前に値下げしたばかり」という物件に偶然行き当たり、この時も現地を見て即決だったのでした。




★翌週末----------------------------------------------------------

さて、乗り納めと思うと、もっと走ってあげたかったなぁという思いもよぎる。そこで、かねてから行こうと思いつつ果たせなかったこと―福島・宮城に行ってみようと思った。

今のうちに「現地」を見ておかなければ、時代の変化の波の中に埋もれてしまう。そう思いつつも、なかなかきっかけがつかめないでいた。

「最後にスプリンターがチャンスをくれた」―そう思った私は、新車を決めたその夜、行程を決め、宿を決めて、翌週末に東北に行くことにした。

そこで大きな衝撃を受けることになるが、その旅の日記は、またいずれ。

*真智子が一足お先に上げています。
東北に行ってきました。

【追記】
311東日本大震災の爪痕―2.戦慄!津波にえぐられた陸地
311東日本大震災の爪痕―3.なにもない浜(室戸島)




★引き取り前夜----------------------------------------------------

販売店に訪れて3週間後、いろいろな手続きも終わって引き取りに行く日が来まった。

前日の夕方、ドライブに出た。
ラジオを触っていたら、「666」がヒットした。

日中と違って、いろんなバンド(帯域)が飛び込んでくるが、にしても
「え~、666って、こんなバンドがあっていいの?オーメンじゃん」って、実は「666」は強烈なパワーを持つために封印されてきた神なる数霊だ。
「天の眼と人の眼を一つにして歩みなさい」という意味もあるそうだ。

後で調べるとNHK大阪のラジオ第一だった。
「666」を聞きながら、あるとき信号待ちで止まった前の車のナンバーを見ると「888」→「永久に栄えていくことを表す数霊」。

いいサインを見せてもらっているなぁ、と思いつつ日はとっぷりと暮れていった。




★18年を振り返る--------------------------------------------------

一人でドライブしながら、いつしかぼうっと振り返っていた。

購入したのが38才になる年の直前。
初の新車で、これで一人前になった気がしたものだった。
その車で家族旅行をする―それが、当時の私が目指した一つの家族の形だった。というのが、今はよくわかる。

つまり、脳内父親の「型」に縛られていたんだね。
車とともにあった父に帰省や家族旅行に連れ回されたが、車酔いの激しい私は吐き通しで地獄の旅路だった。そういう思いしかないのに、そのスタイルは継承されていたわけだ。

だから、この車で行った伊豆の家族旅行が、一つのゴールだったのだ。その旅行は、無意識に背負っていた父の価値観から私を解放してくれたと思う。



--------------------------------
そして、39才の時に私はそれまでの人生を振り返った(39才の総括)。
そこで感情の大切さに気づき、40才からカウンセリングの勉強に入るわけだが、心の大切さを実践で実感できたのが会社の組織改革だった。

その後、45才で退職し、会社生活集大成の本を出す。組織改革の実感的マニュアル本を出すことが、私を育ててくれた組織社会(2つの会社)への恩返しだった。

そして、この本もまた、同じように会社の建て直しをやってきた父の価値観に応えたよという証だったのかもしれない。

同時にそれが、「もういいでしょ、レールを外れるよ」という、父への、いや両親への宣言だったのだと思う。



--------------------------------
締めくくったら、次はスタートしなければならない。
酒鬼薔薇事件を起こした少年の心理を書くのは、とても勇気がいることだった。いろいろなリスクを感じたが、この事件から日本社会が全く学ぼうとしていないことへの危機感の方が勝った。

実はこの本も、想定読者はただ一人―少年の父親に向けて書いたものだった。母子カプセルに気づき、断ち切ることができるのは父親しかいない。あなたの知らない心理世界でこういうことが起こっていたのだ、気づいてよ―そう言いたかったのだろう。

そして、本を出したのが47才の時。それが、私がカウンセリングに向かうスタートとなった。

9年周期でいえば、実りがある8年目に最初の本、スタートとなる1年目に次の本が出ているわけで、おもしろいなぁと思う。

ところで、逐語訓練で聴く訓練はみっちりやってきたけれど、それまでの経歴が生かせるコンサル業界に転身するならともかく、まったくのゼロからのリスタートだったので、軌道に乗るまで「石の上にも3年」。つまり、会社を辞めてからの5年ほどが、とても大変な時期だった。子供たちが最も多感な時期に、家庭は激動期だった。

・・・そういうことも、この車はずっと見てきたんだなぁと思う。



--------------------------------
父の価値観―それは、戦後日本の価値観でもある。
スプリンター →家庭
あきらめの壁をぶち破った人々」 →会社
あなたの子どもを加害者にしないために」 →社会

私はその価値観を体現し、そして手放し、社会へ(=父へ)のメッセージを送った。父へのメッセージは、つまるところ、その後ろで父を支えている母へのメッセージである。


18年―
偶然だが、9年周期の9年目の末にこの車が手に入り、2周りした9年目に手放すことになった。

その間に、組織を何とか立て直すきっかけをつくり、そして手放し、家族を立て直しつつあり、手放すところに来つつあり・・・最後にスプリンターが見せてくれたのが、衝撃の311の跡だった。

これを見せてくれたことが、次の9年周期の布石になるのかもしれない。




★感謝------------------------------------------------------------

その夜は、走りながら時々「ありがとう」と、ポンポンとたたいたり、ハンドルをさすったり。

この車を手放すということは、私も何らかの「枠」を手放すということなんだろうなぁと、漠と思いながら、ゆっくりと丁寧にドライブした。ゆとりを持って走ることの心地よさを感じた。もう突っ走らなくていい。


最後は、とあるショッピングセンターの屋上。
「ねぇねぇ、記念にかっこいいところ撮ってよ」―そう、言われた気がしました。

でも、翌日の朝洗車して新車を引き取りに行こうと思っていたので、車体がきれいではありません。・・・けれど、これが最後の夜景です。


いい夜景とともに撮れました。
カメラ君ありがとう。


SPRINTER1995
SPRINTER1995 posted by (C)Hide
【トヨタ スプリンターXEビンテージ】


マニュアル車は、今では代車としても使えないそうです(乗れない人がいるから)。けれど、どこかで活躍してくれるといいなぁ。


ありがとう。





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