モラハラの心理-1.再現ドラマに見る洗脳事例1
2006/06/08(Thu) Category : モラハラ(モラルハラスメント)
フジテレビのモラハラ特集(「こたえてちょーだい!」6/8)を見た。
モラルハラスメント被害者同盟の管理人さんによるとお2方の体験が下敷きになっているようだ。
その事例を元に以下のようにモラルハラスメントの心理構造について掲載していきます。
★モラルハラスメントの心理
1.再現ドラマに見る洗脳事例1 (本項)
2.再現ドラマに見る洗脳事例2
3.モラ夫に洗脳されるメカニズム
4.なぜ、結婚すると突然モラ夫になるのか?
5.絶対服従を叩き込む
1話目は、自分ではなく夫の方がおかしいのでは、と思うまでに7年。
2話目は、自分ではなく夫を含む夫の実家の方がおかしいのでは、と思うまでに10年。
気づいたとき、
1話目の女性は、「落ちた」と言った。「これまでの7年間が無駄だった!」という底なしの落胆をそう表現したのである。
2話目の女性は、“俺は離婚してもいいんだぞ”という夫の言葉に、「考えておくわ」と答えた自分の言葉で、初めて自分が離婚したがっていることがわかったという。
なぜ、これほどまでに「洗脳」されていたのか。
(インタビューを受けた女性が「洗脳」という言葉を使われていた。コメンテーターが、言い返せ、みたいなことを言っていたが、後述する「洗脳」のメカニズムを読めば、それができないことがわかるだろう)
先ず、再現ドラマの事例を見てみよう。
一話目。
結婚前は、笑顔の優しい夫である。
結婚後、ある日突然の夫の罵倒から開幕する。
自分が何か悪かったかな、という軽い思いだった妻は、夫の揺さぶり翻弄され、瞬く間に巻き込まれていく。
急に機嫌がよくなるかと思えば、理由が分からないまま不機嫌になり1週間口をきかず無言の圧力。思いっきり扉を閉めたり、これ見よがしのため息をついたり、という全身での非難。
口を開けば、「100%自分が悪くないという顔」で、当たり前のように妻を責める。
その揺さぶりと鉄面皮の前で、自分に責任があるのではないか
→自分が悪かったのではないか
→努力が足りないのではないか…
と、自分を責めていくようになる。
何故、自分を責めるのか。
結婚前の夫は優しかったからである。だから、自分に非があるに違いない…そう、思っていく。
人を信じる善意の気持ちがその根底にはある。
「子が生まれれば、きっと前の夫に戻ってくれるに違いない」
そこに、当てのない望みを託す。
生まれるまでは、「生まれるまで我慢」
生まれてからは、「今だけ我慢」
そのうち、「私さえ我慢すれば…」
しかし、子供に見せる笑顔とは裏腹に、夫の妻への態度はひどさを増す。
「能面のような顔」で妻を見、「バイ菌」扱いして近寄らず近寄らせない。
そして、妻は思い出す。
「母親という立場は家族では一番下」と、夫が結婚前に実家で言っていた言葉を-。
<「モラルハラスメント(2):洗脳事例2」へ続く>
モラルハラスメント被害者同盟の管理人さんによるとお2方の体験が下敷きになっているようだ。
その事例を元に以下のようにモラルハラスメントの心理構造について掲載していきます。
★モラルハラスメントの心理
1.再現ドラマに見る洗脳事例1 (本項)
2.再現ドラマに見る洗脳事例2
3.モラ夫に洗脳されるメカニズム
4.なぜ、結婚すると突然モラ夫になるのか?
5.絶対服従を叩き込む
1話目は、自分ではなく夫の方がおかしいのでは、と思うまでに7年。
2話目は、自分ではなく夫を含む夫の実家の方がおかしいのでは、と思うまでに10年。
気づいたとき、
1話目の女性は、「落ちた」と言った。「これまでの7年間が無駄だった!」という底なしの落胆をそう表現したのである。
2話目の女性は、“俺は離婚してもいいんだぞ”という夫の言葉に、「考えておくわ」と答えた自分の言葉で、初めて自分が離婚したがっていることがわかったという。
なぜ、これほどまでに「洗脳」されていたのか。
(インタビューを受けた女性が「洗脳」という言葉を使われていた。コメンテーターが、言い返せ、みたいなことを言っていたが、後述する「洗脳」のメカニズムを読めば、それができないことがわかるだろう)
先ず、再現ドラマの事例を見てみよう。
一話目。
結婚前は、笑顔の優しい夫である。
結婚後、ある日突然の夫の罵倒から開幕する。
自分が何か悪かったかな、という軽い思いだった妻は、夫の揺さぶり翻弄され、瞬く間に巻き込まれていく。
急に機嫌がよくなるかと思えば、理由が分からないまま不機嫌になり1週間口をきかず無言の圧力。思いっきり扉を閉めたり、これ見よがしのため息をついたり、という全身での非難。
口を開けば、「100%自分が悪くないという顔」で、当たり前のように妻を責める。
その揺さぶりと鉄面皮の前で、自分に責任があるのではないか
→自分が悪かったのではないか
→努力が足りないのではないか…
と、自分を責めていくようになる。
何故、自分を責めるのか。
結婚前の夫は優しかったからである。だから、自分に非があるに違いない…そう、思っていく。
人を信じる善意の気持ちがその根底にはある。
「子が生まれれば、きっと前の夫に戻ってくれるに違いない」
そこに、当てのない望みを託す。
生まれるまでは、「生まれるまで我慢」
生まれてからは、「今だけ我慢」
そのうち、「私さえ我慢すれば…」
しかし、子供に見せる笑顔とは裏腹に、夫の妻への態度はひどさを増す。
「能面のような顔」で妻を見、「バイ菌」扱いして近寄らず近寄らせない。
そして、妻は思い出す。
「母親という立場は家族では一番下」と、夫が結婚前に実家で言っていた言葉を-。
<「モラルハラスメント(2):洗脳事例2」へ続く>