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浅田真央が世界に見せてくれたこと

2014/02/21(Fri) Category : スポーツ
朝のNHKでフィギュアを見た。

浅田真央が登場すると会場が声援を贈っている。暖かい。
その中で、キリッとしている。
浅田真央の顔つきが違う。決意を秘めた顔―

いろいろな意味で重圧だろう。
最初のジャンプ―固唾をのんで見る。
成功したときにドッと拍手。こちらも少し気が緩む。

その後も回転ジャンプが決まるたびに気持ちが動き、
いつしか涙があふれていた。

後半笑顔が見えてホッとした。
そして伸びやかになってきた様子を涙の目で見ていた。

終わった瞬間に見せた、こらえきれぬ泣き顔
そして、その後の晴れやかな顔

本当によくやったと思う。
おめでとう。






それにしても、わずか1日で気持ちを立て直すとは。
心が強い。

その陰に、母親匡子さんと佐藤信夫コーチの存在があることが記事でわかった。

『匡子さんは朝から晩まで姉妹に付きっきりでした。コーチに積極的に質問をし、あいた時間にはコーチが“少し休ませたら”というまで練習を続けさせていました。真央ちゃんがお母さんを怖がって、お父さんばかりにくっつくようになった時期もあったほどでした』―そうだったんだね~・・・


そして、病に倒れた匡子さんに変わって真央を支えたのがお父さん。『五輪出場を狙うフィギュアスケーターの場合、年間3000万円がかかるといわれるが、敏治さんは事業を立ち上げ、その多くを真央の活動費に充てた。』―う~ん、すごいエネルギーだね。


4年前、「(浅田は)すべてを変える覚悟がある」と食い下がった匡子さんの熱意に決意した佐藤コーチは、浅田を基礎からやり直しさせた。練習を休みたがらない浅田に休養の大切さも説いた。

他のジャンプができていないのに、と得意のトリプルアクセルを禁じ、休養をとらせたこと―すごいねぇ、佐藤コーチ。浅田真央の人生脚本の書き換えを行っています。

当然脚本ちゃんは大反発したことでしょう。『時には2人の間には不穏な空気も漂っていて、1年目のシーズンが終わった頃には、コーチ解任の話が浮上したほどでした』とのこと。そうだろうねぇ、排除しようとするよね~。

次の五輪まで残るは3年。『でもどんなに頑張っても、やっぱり3年はかかるかなあと、僕は思ってる』という佐藤コーチは、ソチ五輪ギリギリだと思っていたようです。

こんな状態ですから、最初の2年は世界選手権6位に沈みますが、その後負け知らずに成長していく。佐藤コーチによって、男子フィギュアやダンスなど世界も広がった。佐藤コーチが匡子さんの世界から浅田を解放していったね~。けれど、その道のりは大変だったことでしょう。


『佐藤コーチは表立って注意することはないんですが、真央ちゃんがプライベートの遊びなどで疲れていて、試合や練習で失敗したときには、ここぞとばかりに“ほらね。やっぱりダメだったでしょう”って言って、選手に自覚をうながし、今何が大事なのかを認識させ、練習に集中させるんです』とのこと。

それは、「心を見極めて、選手が自主的に思わなければいけない」という佐藤コーチの信念からきた指導法であり、常にその選手を見守っているからできることだ。

が、選手の方は逆に監視されているように思えることもあったかもしれない。『真央ちゃんは“佐藤コーチの締めつけがキツい”なんて漏らしていた時期もありましたよ。周囲も佐藤コーチのガードが堅くて近寄り難い空気になっていましたからね。真央ちゃんも年頃の女の子ですからね。そりゃ息を抜きたいときもありますよ。でも佐藤コーチにしてみれば、“金メダルを獲るには、そんな時間はない”という思いだったのではないでしょうか』

それはそうだろうなぁと思う。癖を直すというのは、それまでの癖を捨てろと言うことだ。思考法も感性も生きるスタイルも変わってくる。それは必然的にこれまでの脚本(=脳内母親)を捨てろと言うことにつながってくる。だから、当然強く反発もするし、「この3年間は人生で一番厳しい時期でした」というのも頷ける。けれど、自分の技術が向上するという体験から、信頼に変わっていった。

もう一人の支えが、佐藤コーチの妻久美子さんの存在。夫婦でコーチであり、特に匡子さんが亡くなって以降はお母さん代わりのような存在だろう。

佐藤夫婦に見守られ、最後は「何かあったら助けにいくから」という佐藤コーチの声に送り出されて、万全の信頼と安心感の中、最高の舞を舞えたのだと思う。




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「フリーでは自分が4年間やってきたことが出せた」
「自分が目指してるフリーの演技が今日出来て、私なりの恩返しが出来たかなと思います」と浅田は語っている。
―人の語る言葉は的確でおもしろいなぁと思う。

フィギュアのショートとフリー。
浅田は、
ショートでおそらく自己最悪の点をとり、
フリーでは自己最高の点を取った。

スケート人生最後と決めた大舞台。
浅田は、まさしくスケート人生のすべてを世界中に“見せた”んだと思う。

ショートは、母親を背負った人生。そこには、自分の思いですべることのできない浅田が現れた。

フリーは、その母親から解放された人生。自分の思うがままにすべることができた。

IPに支配されたショートと
ICとともに舞ったフリー。

ショートはミスをしまくり、
フリーはトリプルアクセルのほか、世界初となる6種類の3回転ジャンプを成功させた。

IPに支配されているときと、ICとともにあるときの能力の違いをまま見ることがあるので、この差がよくわかる気がする。



そして、浅田の言った言葉―
浅田は、
「4年間やってきたこと」と言い、
「自分が目指してるフリーの演技」と言い、
「恩返しが出来た」と言っている。

この4年間が浅田にとっていかに大切な4年間であったかがわかるようだ。
それは苦しい人生脚本から解き放ってくれたことへの感謝であり、新たに一から生まれ直して自分らしい自由な表現ができたことへの感謝だと思う。

そして、ここまで来ることができた土台は母親。そして父親。
その土台から解放し、ジャンプさせてくれたのは佐藤夫婦コーチ。
そして、頑張ってきた自分自身。

そのすべてのことに感謝し、「恩返し」したのではないか。

メダルのためではなく、自分が今、真に自分らしく生かされていることへのご恩返しのために舞を奉納したからこそ、最高の舞が舞えたのではないか。



親への本当の恩返しは、親を乗り越えることにあります。
伸びやかなフリーの演技を見て、天国の匡子さんもホッとしていることでしょう。




それにしても、この世界が注目する大舞台で、
IPに支配されるとどうなるか、
ICとともにあるとどうなるか。
―この2つを見事に見せてくれた浅田真央。

この最高の舞台で、その両方を見せることができるのは浅田真央しかいなかったでしょう。

ありがとう。



これからが、本当の人生です。
ICと一体化して、表現力はますます豊かになるでしょう。
競技だけでなく、楽しいスケートを広めていって欲しいなぁ。






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浅田選手のSPをみたとき、この子はこのまま色がない状態で終わるのかなとそんなことを思いました。
真央ちゃんってなんだか15歳当たりからずっと変わらないで無垢というか、清いというか、よくも悪くも子供的な印象で、メディアもそういうキいい子ャラとして扱ってる感じで、お母さんとも妙な縁がみえるので、大人になるのが大変そうだなと勝手に思ってました。
一緒に見てた母と真央ちゃんってもっと黒いよね、中身黒々しいものもってるよね、なんか魔女みたいな雰囲気、ブラックスワンとかやったら似合いそうだよね、と話してました。
そうしたらフリーでまさにそんな感じの衣装と曲で、私は浅田選手の演技にはじめて「色」を見ました。
負けず嫌いというか、一種の攻撃性というか、善だけじゃない、そうだよ、これだよ、これ!って感じでした。
よかったです、よかったなぁって思いました。
感動したというより、よかったなぁと思ったんです。

 

オリンピック

私も真央ちゃんに感動の涙を貰いました。羽生君が大好きで、オリンピックに合わせて。私も一つ頑張れました。羽生君の言葉を噛み締めながらそして、中尾さんを安全基地にさせて頂きながらこれから楽しく生きたいと思います。感謝です。

 

彼女にあげたい、ダイヤモンド・メダル。

個人的には、160点超えの演技でした。
金メダルを超えた記憶に残る演技でした。

想い出す度に、目頭が熱くなります。

 

真央ちゃんの表情で、更に先生の記事で、涙がポロリとこぼれました。

朝ドラの「ごちそうさん」、先生観てますか?
希子という子がいるですが、彼女のセリフに「姉ちゃんに育ててもろうて、ちい姉ちゃんに人生をもろうた」とあり、それを思い出しました。
姉ちゃんはIP、ちい姉ちゃんはICだと感じました。

私も、親に育ててもらった…。人生も、沢山の方の愛で気づけた。幸せなんだなぁと感じました。

話がそれましたが、真央ちゃんありがとう!!

 

もしかしたら…

ショートプログラムは、IPに支配され、
フリーはICとともにあった。
なるほど。

私は、今朝、こう感じていました。
真央ちゃんのICは、競争が嫌いなんだなぁと。
ただ、スケートが大好き、それだけ。
SPで大失敗することで争いの場を去り、ようやく自分のすべてを表現できたのかなぁと。

そう感じたとき、ふと、中尾さんはどう感じていらっしゃるのかなぁ、と思いました。
そして、期待は一切していなかったのですが、ブログにアクセスしてみたら!!!

この記事を書かれていて、とっても嬉しかったです。

そして、今、真央ちゃんに、感謝と応援の気持ちでいっぱいです。

 
    
 
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