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震災ビッグデータ~車で地震に遭ったときの対応

2014/03/24(Mon) Category : 地震・災害・脱原発
東日本大震災発生時、地元と東京での人の動きはどうだったのか?
それを知ることが、今後の防災にもつながり、自分と家族を救うことにもつながります。

地元の動きは『"いのちの記録"を未来へ~震災ビッグデータ~』(NHK)で、東京の動きは『震災ビッグデータfile3 "首都パニック"を回避せよ』で紹介されていました。

いずれも、カーナビのGPS情報やツイッター情報を基に被害の実態を検証し、今後の防災に役立てようとする産官学連携しての取り組みから割り出された情報です。私も、家族を守るために活かしたいと思います。

*まずは東北での人の動きを見てみましょう。


★ピックアップ行動------------------------------------------------------

14時46分地震発生。
地震発生直後、とどまる人、避難し始める人、沿岸に向かう人に分かれます。
shinsai:PickupAction1

いったんは避難する人が増えますが、
shinsai:PickupAction2

その後内陸から入ってくる人が増えはじめ、
shinsai:PickupAction3

1時間後、津波到達時の15:45には当初の人数を超えていました。
shinsai:PickupAction4

そして、津波に襲われたのです。
shinsai:PickupAction6


なぜ、浸水域に入ったのか?
それは、目的地についてすぐにUターンする「ピックアップ行動」と呼ばれる行動でした。家族や知り合いを助けに行ったわけです。
shinsai:PickupAction5

地震から45分たって、職場から自宅に向かった若者は津波の犠牲となった若者の父親が、「ありがとう」「ごめんね」という姿に涙がにじみました。




★指定避難所の危険性----------------------------------------------------

陸前高田市では、実に70%の人がとどまりました。
shinsai:rikuzenntakada1

そして、津波で多くの命が失われました。
shinsai:rikuzenntakada2


住民の1/3は15分後に行動し始めていたそうです。つまり、そのまま遠くへ、高くへ逃げていれば助かっていたはず。なぜ、そうしなかったのか?

住民にその意識がなかった―そう語った方は、たまたま自宅商店が鉄筋3階建てで難を逃れましたが、向かいに見える市民会館に逃げた人は亡くなりました。

避難場所68ヶ所の内、実に41ヶ所が津波で浸水したそうです。
下記がその方が撮った翌朝の写真です。街は水没していました。
shinsai:rikuzenntakada3




★超渋滞:グリッドロック-----------------------------------------------

石巻市では渋滞が被害を拡大させました。

橋の所では車線が減少しているため、日常的に渋滞(時速10km以下)が発生していたようです。地震後、一旦車の流れは停止しますが、その後一挙に渋滞。津波到達時には、赤の部分は身動きできない状態でした。
shinsai:gridlock1

このとき、どこにも動いていけない「グリッドロック」という現象が起こっていました。
shinsai:gridlock2

辛くも助かった方の話がありましたが、その方も逃げて3分後には渋滞に遭遇。その理由は、橋の他に、大型商業施設から次々に車が道路に流れこむことにあったようです。1時間に342mしか進まず、そこへ津波が襲ってきたのです。
shinsai:gridlock6

その方は、偶然脇道を見つけて逃げることができたのでした。

この教訓から、次のことが検討されているようです。
・橋の車線を増やすこと
・商業施設を避難場所にすること

shinsai:gridlock4

shinsai:gridlock3

shinsai:gridlock5




★陸の孤島--------------------------------------------------------

国道45号線は、あっという間に津波にのまれました。
shinsai:R45-1
shinsai:R45-2

shinsai:R45-3
shinsai:R45-4
shinsai:R45-5


国土交通省は72時間以内に国道45号線を開通させました。
shinsai:R45-6

しかし、国道から離れた集落はがれきに埋もれて孤立。
shinsai:R45-7

このときは、がれきの山を越えて来た方が救助隊に出逢って、孤立した集落の存在がわかりました。これも、ビッグデータを共有することで、孤立場所を特定できるのではないかという検討がなされているようです。








*次に、東京の動きを見てみます----------------------------------------


★東京大渋滞----------------------------------------------------

東京は地震発生後10分で渋滞が大発生しました。
TokyoPanic1.jpg

下図で地震発生後に2つのとがったピークがあり、その後、グゥーッと渋滞が伸びていき、20:00には平常時の渋滞(緑)の28倍に達しています。
TokyoPanic5.jpg

最初のピークは、地震で減速したことによるもの。
次のピークは、高速道路の閉鎖によって一般道に車があふれ出したことによるもの。
TokyoPanic3.jpg

そして、その後伸びていくのは、潜在受容者(週末にしか使わない人)が動き始めたためです。下図の黄色は、動き始めた潜在受容者を現しています。
TokyoPanic4.jpg

こうして、高速を使っている車と普段は動いていない車の両方が一般道にあふれた結果、平常時の倍の車が動くことになり、大渋滞が発生したのでした。

潜在受容者が動いたのは、たとえば電車がストップするなどして身動きできない家族を迎えに行くため。結果的にそのことが、救命活動の妨げになりました。

実際、子供を迎えに車を出したものの通常1時間のところが8時間かかったという方もいて、結局、車は意味をなしませんでした。都内では車を出さない方が相互のためであると思わせられました。




★駅の「異常密集」-----------------------------------------------

不安になれば、人は人のいるところへと集まりがちです。
電車が動いていないにもかかわらず、駅はその密集地帯となりました。

1平方メートル(電話ボックス)に5人いるような密集状況になると「危険」だそうです。死者が出た神戸の歩道橋での事故は、1平方メートルに10人いる状態だったそうです。

そして、震災時、渋谷駅には1平方メートルに6,7人いる状態でした。
イライラが募って、肩がぶつかっただので小競り合いが起きそうな可能性もあったでしょう。
TokyoPanic6.jpg

実際、ツイッターでは、当初は「地震」「運行状況」に関するつぶやきが多かったものの、時が経つにつれて「密集」や「不安」に関するつぶやきが増えていきました。
TokyoPanic7.jpg

密集地は避け、徒歩で自宅に歩き始めるのがいいかもしれません。




★共助力の可視化--------------------------------------------------

共助力=「地域の力」を可視化する試みもなされました。
何か事故があったときに、半径100mの人がどう動くのかを、阪神淡路大震災の時のデータをもとに可視化した地図を作ったそうです。
kyoujyoryoku1.jpg

たとえば、阪神淡路大震災の時にもっとも共助力のあった40代男性を「1」とした場合、60代男性は「0.59」、30代女性は「0.24」という具合に、力になる程度を数値化しています。
kyoujyoryoku2.jpg

それで作ったのが、「共助力マップ」
kyoujyoryoku3.jpg

青は被害に遭った人を救済できる地域、赤は救済できない地域です。
高齢者やが多く、空きビルや空き家の多い地域など。

また、時間帯によっても差が出てきます。単身者が多く昼間は人がいなくなる地域などは、昼間の共助力は低下するわけです。これを基に自治会などが行動をし始めているようです。




★我が家の対策--------------------------------------------------------

いつどこで地震に遭うかわかりません。
そのとき、家族がバラバラであることもあるでしょう。

幸い、今の住まいは標高16mほどの所にありますので、津波からはかろうじてまぬがれそうな気もします。ですから、集合場所は自宅にしておいていいでしょう。

◎車で沿岸部にいる場合(商業施設は沿岸部に多いですから)。
・まずは、地震が起きて様子を見て5分後には行動し始めること。
・車は1/4ほどガソリンがなくなったら常に満タンにしています。
・バッテリーからコンセントやUSB用の電源がとれるように、インバーターを積んであります。
・高速を走っているときに情報を入手できるようカーナビも設置。
・駐車場への殺到や、道路の渋滞も考えられますので、それを見切ったらすぐに車は道路脇に鍵つきで施錠せずに乗り捨てて、内陸部や高い場所へと向かうこと。
・車も道路もダメな場合はサバイバルになりますから、車には常時防災用具をリュックに入れて積んであります。
・小銭を持ち歩くこと
・リュックには、アルミシート(防寒+光反射)、赤いタオル(救難旗にもなる)、笛、ロープ、飯ごう、ゴーグル(噴煙はガラス粒なので)、マスク、手袋、ミニライト、ラジオ、ライター、ホッカイロ、冷えピタ、ミニドライバー類、携帯用バッテリー(iPhone数回分)、iPod nano(音楽が無いとダメ←と、真智子の弁) 、非常食、水、塩



悩んだり苦しんだりできるのも、生きているからこそ。
そこから学ぶために肉体を与えられたわけですから。

まずは、生き延びましょう。




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