あるがままの自分を取り戻す
お待ちいただいていたカウンセリング新規受付の方も徐々にスタートし始め、そろそろブログも再開しようかというところにきて、振り返ってみました。
2005年の8月から始めたブログも、今年の8月で9年になるんですね~。あー、丁度ワンサイクル終わったんだな~、と思いました。
『「7年転機」+「9年周期」で人生の転機を乗り切ろう』という記事で9年周期について書きましたが、私の場合ブログを開始した2005年が「1-種蒔 始める意志」の時で、2013年が「9-準備 執着を捨てる(畑の耕し)」の時でした。
そして、今年再び「1-種蒔 始める意志」の時が来て二世帯同居が始まったわけです。確かにステージが変わりましたね。
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思えば、「あなたの子どもを加害者にしないために」という本の出版と同時に、このブログがスタートしました。危機感があの本を書かせ、危機感がこのブログをスタートさせました。
本にしてもブログにしても、手に取ったり、見に来てくれそうにないタイトルですが、当時はそれ以外に表現のしようがありませんでした。(ご支援いただいた皆様ありがとうございます m--m)
タイトルに込めたメッセージは、酒鬼薔薇事件を起こした少年Aは先天的に特殊な人間ではないこと、どの家庭でも育ち得ること、だからこそ、無意識に子どもを追い詰める親に対するメッセージとして、一般人称の“あなた”に祈りを込めて問いかけたのでした。
今年7月、酒鬼薔薇事件を思い起こさせるような佐世保女子高生殺害事件が起こりました。少女Aの猟奇性に焦点が当たっているようですが、実母を殺そうと思ったことがあるようで、本人の供述だけではなく家族関係を見ていかなければ本当のところは見えてこないでしょう。そのヒントは本にも当ブログにも沢山あると思います。
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既にこのブログは、親へのメッセージという役割から個人の自律のための気づきの方向へと向かい、その記事が重なっています。それをまとめたのが、2010年の「あるがままの自分を取り戻す方法」でした。
丁度「6-成樹 人に与える、喜びを分かち合う」年でした。
そして、同年から真智子がカウンセリングを開始すると共に、翌年から自律に向けての「まほろば講座」も始まりました。
ブログを再開するに当たって、既に指し示されている方向を明確にしょうと思いました。上記記事のところに書かれていますね。
『このブログは、心の自由を取り戻し、あるがままの自分となって生きるためのヒントを掲載しています。』
このまま行こうと思いました。
新たなブログタイトルは、「あるがままの自分を取り戻す」です。
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ほとんどの人が、言葉も行動も、さらには感情でさえも脳内親に見せるための日々を送り、そうとは気づかずに脚本人生劇場をリアルなものとして生きています。本当の自分ではない自分を生きることが、どれほどの不毛なゲームをこの世に巻き起こしているか。
本当の自分を取り戻すだけで、どれほど生きるのが楽になり、周りが変わり、家庭が変わり、社会が変わっていくでしょうか。
一方で、あるがままの自分を取り戻す道のりはどれだけ大変なことか。たどり着く地平はとてもシンプルなのに・・・。自分と向き合うことはとても大変ですが、このブログがその一助となれば幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
*タイトルバックの写真は、2011年4月以降ずっと私たち家族の手の平に日本への祈りを書いた写真を掲載していました。「WE ARE WITH YOU !!」のメッセージと共に。911も311も、心を取り戻せという警鐘として忘れません。
新たな写真は、我が家の庭に育ったミニトマトです。思考で生きている人から気持ちで生きている人まで同じ空間に生きていること。また、気持ちで生きるようになるにつれて柔らかく成熟していく様子―それらが現れているようで面白いと思いました。